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『思想』の軌跡 1921-2011(岩波書店刊) [本・書評]

『思想』(岩波書店1921年創刊)が、2007年に1000号を迎えたのを機に開かれた4回の座談会を核とし、『思想』に関わりの深かった人物の回顧談や総目次・執筆者索引(CD-ROM)が付録としてついた盛りだくさんの本である・・と、加藤陽子が毎日新聞(5・20書評欄)で紹介している。


『思想』の軌跡――1921-2011

『思想』の軌跡――1921-2011

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2012/02/25
  • メディア: 単行本



(以下、その抜粋)
************

座談会は、『思想』の軌跡を4つの時代(21-45,45-65,65-85,85-07)に分割し、時代の思想状況と関連させつつ、雑誌の特徴を明らかにしている。それはあたかも、亡き大女優の足跡を愛好家が語り合うかのような熱い空間であり、読者は手に汗握って立ち会うことになる。

(中略)

続いて、酒井哲哉、間宮陽介、中島岳志の3氏が敗戦からの20年を語る。同時代の『思想の科学』との比較も視野に入れた酒井氏による思想状況の整理は傑出したもので、この部分を読むためだけでも本書を買う価値がある。

例を挙げれば、政治意識を研究対象とした政治学者・京極純一氏の問題意識は何であったのかと問い、次のようにまとめる。それは、「意味」への関心だったろう、と。国体論をはじめとする「言霊の舞う戦時下」で青年期を過ごした者にとって、1960年代末に全共闘が発した「自己否定」という言葉は、「意味」を希求しようとする心性という点で、戦時下に目にしたものと同じに見えたはずだ、と。1930年代の統制経済と国体論の組合せと、60年代の高度成長と自己否定の組合せを、同じ位相で眺める視角が提示されている。

岸信介などの革新官僚によって進められた高度防衛国家構想には、戦時下ゆえ可能な変革の契機があり、それは天皇制すら無化しうる「モダニズム」の側面があった。経済の一大変革期であった60年代に、「意味」への関心が再び頭をもたげてくるのは、ある意味必然だったと読み解かれる。

『思想』の軌跡を追った本書は、同時に、思想とは何かを考えさせ、今の時代を生きるための思考とは何かのヒントを与えてくれる本ともなっている。離れ業というほかはない。

*************

岩波の『世界』はたまには手にし、購入することもあったが、『思想』に手を染めたことはなかったように思う。ただ、ムズカシソウナ雑誌であるように思ってきたし、事実そのとおりムズカシイものにちがいない。

最近、読んだ、本「我、拗ね者として生涯を閉ず」(本田靖春著)のなかで、岩波の『思想』よりは「ヤワラカイ」雑誌『世界』について次のように記されていた。

「私(本田、1933年生まれ)が学生のころ、月刊誌といえばまず『世界』、次いで「中央公論」が読まれていた。読んでいないと恥ずかしい思いを仲間内で味わわされたものである。/だが、日本の保守化ー左翼の後退と軌を一にして、両誌は振るわなくなる。70年代に入ると、ともに部数からいっても、『文春』の比ではなかった。/もっとも、『世界』と『中央公論』の主たる執筆者は学者で、扱う原稿も論文が主であった。/これでは、生きた社会のヴィヴィッドな動きを捉えきれない。時代に置き去りにされる要因がそこにあった。(p570)」


本田が以上のように記すところを、加藤は、上記書評中次のように表現している。(引用を、途中省略してしまった部分になるのだが)、和辻哲郎が戦時中、『思想』誌上で明らかにした国家論についてふれたくだりで・・、

「国家が国民に従軍義務を課せるのは、政府がきちんと「人倫の道」を実現している限りにおいてであり、この条件なしには国家の行為は正当化しえない・・と、(和辻は『思想』誌上で)論じたのだが、和辻の真意に気づけた人はどれだけいたか。この雑誌が旧制高校的連帯の内側で閉じていたといわれるゆえんだろう。


現在『思想』の発行部数はどれほどだろう?どれほどの人が読んでいるのだろう?たとえ1千万部出ていたとしても、記されている筆者らの真意が広く伝わっていかないのであれば、ソレは閉じているということになる。今日においても、「旧制高校的連帯の内側で」、大学という「象牙の塔の内側で」閉じてしまっているのではないのだろうか・・

開け、ゴマ!と言いたい。

http://www.iwanami.co.jp/shiso/


思想 2012年 04月号 [雑誌]

思想 2012年 04月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2012/03/30
  • メディア: 雑誌



我、拗ね者として生涯を閉ず

我、拗ね者として生涯を閉ず

  • 作者: 本田 靖春
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/02/22
  • メディア: 単行本



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博士論文をネット公開:国立国会図書館 [ニュース・教育]

国立国会図書館は15日から、デジタル化した博士論文のインターネット公開を開始した。

同館では1923年9月以降に送付された国内大学院の博士論文約50万点を所蔵。このうち91~2000年度の論文約14万点をデジタル化し、館内で閲覧できるようにした。さらに執筆者から許諾を得た約1万5000点が、今回の公開の対象になった。

一方、同館は1968年までに受け入れた図書や古典籍などのデジタル化に2000年から着手。デジタル化資料は計約200万点に上り、著作権の切れたものや著作権者の許諾が得られたものを順次ネットで公開している。今月28日には約5万3000点が追加され、全体では約40万点が手軽に閲覧できるようになる。

閲覧には、登録など事前の手続きは不要。資料は同館の〈近代デジタルライブラリー〉のサイトから探すことができる。

http://kindai.ndl.go.jp/

(以上、5・20付け「毎日新聞」書評欄のニュースから)


国立国会図書館入門 (三一新書)

国立国会図書館入門 (三一新書)




国立国会図書館のしごと

国立国会図書館のしごと

  • 作者:
  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 1997
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



稀本あれこれ―国立国会図書館の蔵書から

稀本あれこれ―国立国会図書館の蔵書から

  • 作者: 国立国会図書館
  • 出版社/メーカー: 出版ニュース社
  • 発売日: 1994/06
  • メディア: 単行本



文化資産としてのウェブ情報―ウェブ・アーカイビングに関する国際シンポジウム記録集

文化資産としてのウェブ情報―ウェブ・アーカイビングに関する国際シンポジウム記録集

  • 作者: 国立国会図書館
  • 出版社/メーカー: 出版ニュース社
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本



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金環を見そびれた。 [自然に親しむ]

仕事中、空を見上げ、日食の様子を見ようとしたが、ダメ。欠け具合などまったくわからない。少し空が暗くなっているので、食が進んでいるのだろうと思える程度。

あらためて、お日様の偉大さを感じた。日の出の様子を見ることはできても、高く上がってしまってからは、眼をそむけるしかない。

帰宅して、日食グラスで見ると、あとヒトカジリで終わってしまう程度のちいさな陰となっていた。

平安時代以来だと言うから、たしかに記念すべきことではある。「あの時見た」と言えることは、話のタネになるだろう。

明日は、東京スカイツリー開業という記念すべき日だが、開業前のツリーの展望台から、日食を見た人もいるだろう。その人は、一生自慢できるにちがいない。








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明日は日食 [自然に親しむ]

天文事象には関心があって、いわゆる天文少年が今では天文中年になった。

もっともむかしほどではない。望遠鏡も持っていない。

ちょうど中学生の頃、高橋製作所製のセミアポクロマートの65㎜口径屈折赤道儀(望遠鏡)を手に入れた。たしか42000円と覚えている。アクロマート・コーティングがフツウの頃、それより一歩進んだセミアポ・コーティングを施したレンズを使い、三脚も頑丈この上なく、こんな望遠鏡を造っていて赤字にならないかね、破産しないかねなどと心配していたくらいだが、今でも、さらに会社は発展を遂げているようで結構な話である。

http://www.takahashijapan.com/corp.html

近所に、同じ中学で理科を教えることになった先生が越してきた。自分は新1年生、その先生も新任の1年生で、年も10歳ほどしか違わず、いい兄貴分ができた気分だった。先生は、天文好きで200㎜口径の反射望遠鏡も持っていた。そうしたこともあって、いつの間にか入り浸って、晩御飯も一緒に食べるようになり、独身・男先生のピーマンがまるごと入った「鍋ラーメン」にもだいぶ付きあわされた。楽しい思い出である。

「木星の研究」などをまとめ、発表して県から表彰されたこともある。もっとも、賞状をもらったのは自分だが、先生がもらったようなものである。先生から、言われるまま、まとめていったに過ぎない。木星の大赤斑の移動を150㎜の反射望遠鏡で追いかけ、時間の移り変わりとともに、移動する様子を記録していったのだが、「おい、ほんとに見えたのか?」「見えました。見えました・・」など、言いながら、模造紙を黒塗りしたなかに円を描いて木星表面の縞模様と大赤班の様子を記録した。


天文事象は、天気がすべてである。

当時の大きな出来事で覚えているのは、ジャコビニ流星群の出現。

流星が数えきれないほど見られると予想されていた。ところが、天文ガイドの特別号を買い、テントを張って、万全の態勢で待っていたが、天気が悪く、観測はまったくダメ。


ところで、あしたの天気はどうでしょう。一応、日食グラスは手に入れてはあるのですが・・





天文ガイド 2012年 06月号 [雑誌]

天文ガイド 2012年 06月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2012/05/02
  • メディア: 雑誌



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ユタ州で思いだした、モルモン教 [スピリチュアルな話題]

今でも頑張っているのだろうか・・

外人青年がふたり、必ず組になって、特徴のあるヘルメットをかぶり、自転車に乗って布教活動をしていた。モルモン教の宣教師である。

かれこれ40年近く前の高校時代の話。英語を学べるというので、モルモン教会に足を運んだことがある。当時、生の英語に接する機会はほとんど無かったし、そうした機会が得られるというので、勇んで出かけたのだ。誘ってくれた級友は、すでに洗礼を受け、モルモン教徒になっていたらしいのだが・・。

行きはじめた当初、外人青年が英語会話の相手となってくれた。名前を覚えている。ひとりはアマテッジと言った。若いのに、みな彼を「長老」と呼んでいた。日本語をしゃべると「英語を使え」と言われた。

聖書の話も出た。イエス・キリストの話も出た。“Christ hung on the cross・・” と言うので、“首を”hungされたのかとジェスチャーをして当方は応じた。その程度であるから、およそ信仰から遠いところに自分はいた。

それでも、なんとか信者にしたいというのが、相手の意向であったようである。もっとも、そのことに気付かずに出かけたのだから、やはり若かったのである。今でも、大学などで、若者を、本題から離れたところから始まって、徐々に勧誘していくのが、怪しげな(怪しい)宗教の常套手段であるように聞く。英語スキーなどのサークル活動を表向きの理由にして勧誘し、ついには、山里などへ連れて行き、信者の中に逃げられないようにして入れ、皆でよってたかって偏った(間違った)観念を植え付ける・・、いわゆる、「マインドコントロール」である。


何度か通ううちに、日本人の「長老」も加わっての“まじめな”勧誘になった。だが、応じなかった。

モルモン教のハジマリについての紙芝居を見せられた。覚えているソノ内容は・・、

アメリカでの話。ジョセフ・スミスという若者が、街のなかで生じている、同じキリスト教徒同士の(宗派の違いによる)争いを見て、たいへん辛く悲しい思いをしていた。そのことで神に祈っていたところ、インディアンの姿をした天使があらわれて、どこどこを掘れという。そして、そこを掘ったところ、解読不能の文字の記された黄金の板が出てきた。天使の助けを得て、ソレを翻訳したものが、「モルモン経(けい)」というモルモン教の聖典なのだ、という・・・、

自分は、反論した。

もし神と呼びうる存在が確かにいて、ジョセフ・スミスの祈りにこたえようとするなら、新たに「モルモン経」など与えて、新たな教派を起こすだろうか。かえってソノことはさらなる混乱を生み、悲しみを増やすに過ぎないのではないのか。本当に、聖書の著者と呼びうる神がいるのであるなら、正典とすでに見なされている聖書ソノモノに注意を促すのではないのか・・・、

・・・その後、モルモン教会に、足を運んだことはない。

外人青年が、ふたりして、自転車でやって来ることもない。


旧新約聖書―文語訳

旧新約聖書―文語訳

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本聖書協会
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 単行本



Holy Bible: Contemporary English Version

Holy Bible: Contemporary English Version

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Amer Bible Society
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: ペーパーバック



New American Standard Bible

New American Standard Bible

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: Foundation Pubns Inc
  • 発売日: 1997/03
  • メディア: ペーパーバック



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シベリウス交響曲全集(ユタ交響楽団=アブラヴァネル指揮) [アート・美術関連]

シベリウスがようやくワカッタ感じがする。

アブラヴァネル=ユタ交響楽団の全集を聴いて、だ。


Symphonies Nos. 1-7 (Complete)


ジョージ・セル、カラヤン、ヤルヴィなどのシベリウスを聴いてきたが、ちっとも面白くない。同じ短いフレーズが延々と続くばかりで、「なんだこれは・・」という感じで聴いてきた。

コリン・デイヴィスの全集が定評あるという話なので、図書館から借りたモノを録音などしてはみたものの、これもソノママお蔵に入ったきり。

それが、である。半信半疑、CDの安いこともあって、アマゾンのレヴューなど見ながら、ダマサレタつもりで、買ってみたのであるが・・、

聴いて、驚いた。「ユタ州などといったらアメリカ中部のどちらかといえば砂漠の乾燥したような気候ではないか、フィンランドのキーンの冷えた空気感をユタ州のオケの演奏から感じることなどあるだろうか?そもそも名の通ったオケではないではないか?指揮者ともども・・」など、疑いを抱いていたのだが、見事に裏切られた。

この裏切られた感じは、以前、カラヤン指揮のブルックナーロマンティック」を聞いてちっとも面白くなく、途中放棄してソレキリになっていたものが、ヨッフムのを聞いて、「ああこれだ・・」とワカッタ感じ。

2番の1楽章冒頭のヴァイオリンのボウイングの妙に、不覚にも涙が出そうになった。深山幽谷とまではいかないが、標高1000mの山中生活をしていた時期がある。そこで、耳にしたひぐらしのさわめきを思いだした。全集全体をとおして、感じるのは、静謐さ、透き通った空気感、広がり、である。残響の大きなホールでの演奏なのだろう。そうした要素もたくみに生かしている演奏にも思う。音の大きさによってではなく、消えていく余韻に強調効果を任せている風である。


購入したあとで、気が付いたのだが、音楽の友社(1993年)発行の「世界のオーケストラ123」というオケ案内書を持っていた。こういうものは、買う前に調べるものだが、まったく忘れていたのである。そこでは、ユタ交響楽団について福本健一が次のように書いている。(以下、抜粋)

「・・47年から音楽監督となったのが、このオーケストラの救世主的存在となったモーリス・アブラヴァネルである。/当時、メトロポリタン・オペラの最年少指揮者として活躍中だったアブラヴァネルは、敢えて音楽の一大中心地であるニューヨークを離れ、ユタでその才能を遺憾なく発揮した。彼は初め、とりあえず音楽監督に就任し、あまり長くその任にいるつもりはなかったらしいが、結局79年までの32年間も務め、このオーケストラに未曽有の黄金時代を築き上げたのである。当初、このオーケストラは貧弱を極めていたのだが、アブラヴァネルは誠実にトレーニングに取り組み、同時に演奏活動を活発化させて、やがてメジャー・オーケストラの仲間入りをさせたのである。この間にはヴァンガード、ウェストミンスター、ヴォックスなどに100点以上ものレコーディングを行っており、数々の名演で広くその名を知らしめた。・・」

ということは、このシベリウス録音は、1977年録音となっているので、ユタ・アブラヴァネルとの蜜月30年目ということになる。ひとつのオケと長く関係をもち鍛え上げたという点で大阪・朝比奈を思い浮かべるが、まさに手塩にかけた手兵の熟練の成果がここに出ているのだろう。

世界最古のオーケストラ、ゲヴァントハウスのドイツ風の渋いという音に憧れてコンビチュニー指揮のシューマン交響曲全集の輸入版を購入したが、(音そのものではなく)オケの力量不足に、裏切られた覚えがある。が、このユタ響・アブラヴァネル指揮のシベリウス全集からは、裏切られる“喜び”を経験できると思う。


Symphonies Nos. 1-7 (Complete)

Symphonies Nos. 1-7 (Complete)

  • アーティスト: Sibelius,Maurice Abravanel,Utah Symphony
  • 出版社/メーカー: Musical Concepts
  • 発売日: 2011/10/11
  • メディア: CD



ブルックナー:交響曲第4番

ブルックナー:交響曲第4番

  • アーティスト: ヨッフム(オイゲン),ブルックナー,ドレスデン国立管弦楽団
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2004/06/23
  • メディア: CD



オントモ・ムック/世界のオーケストラ123 (ONTOMO MOOK)

オントモ・ムック/世界のオーケストラ123 (ONTOMO MOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 単行本



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2:level-headed manと、言われたらウレシイ? [言葉*ことば*コトバ]

落ち着いて、いつも冷静、むずかしい事が生じた時ほど、的確果断に行動し、慌てふためきウロタエル周囲さえも、落ち着かせてしまう・・・など出来たらカッコいいにちがいない。

だが、当方は、ダメ。すぐ感情が波打ってしまう。とてもlevel-headedではナイ。本人は、ゲイジツ家というものはそういうモノと割り切っている。50も過ぎては割り切るしかない。交流分析の性格診断(エゴグラム)からいっても、基本的な性格傾向は一生変わらないことになっている。これでも、相当変わってきてはいるつもりだが、もうこんなものデショ・・。


生まれからいくと、「やぎ座」。やぎ座の神話的背景はギリシャ神話のパーン神。アノ上半身人間、下半身ヤギという神様。パーンは、「パニック」の語源になっている。

戦争のときなど、パーンのいたずらとギリシャ人は考えた。突如、兵士入り乱れての白兵戦、敵味方の区別がワカラナクなり、同士打ちなどしてしまうのはパーンのせい・である、と。

パニック?同士打ち?そんなことアル?ホラでしょ?と思う向きには、世界のベストセラー聖書にも、記録がアルことをお伝えしたい。聖書中の「士師記」7章を見ると、異民族からの圧迫を受けたイスラエルの民の指導者が、わずか300人の手兵でもって、はるかに多数の敵と闘い、勝利したことが記されている。その記述によると、各兵士は、剣を振るうのではなく、角笛を吹きならした。(“角”笛だから、ホラ(法螺貝)ではアリマセン。)

「それで三百人が角笛を吹き続けると,エホバはその陣営の至る所でそれぞれの剣が互いに向かい合うようにされた。そのためその陣営の者たちはベト・シタまで,さらにツェレラ,またタバトに近いアベル・メホラの外れにまで逃げて行った。」と、新世界訳聖書にはあり、別の訳(新改訳)によると「主は、陣営の全面にわたって、同士打ちが起こるようにされた」と(22節には)アル。

聖書によると、同士打ちの原因となった神は、パーンではなく、「主」「エホバ」となっている。何がなんだか理性で割り切れないワカラナイことが生じると、人は、人間を超えたナニかに起源を求めるものらしい。それは、ギリシャ人もヘブライ人も変わらないということなのでしょうかネ・・。


ギリシャ文化の後代への影響はたいへん大きい。ローマ帝国に制圧されたのちも、文化的にギリシャはローマの憧憬の的。そのため特権的立場を得ていた、と聞く。アテネは、ローマ属州に組み入れられることなく、税は免除。裕福な家庭の子弟は、留学の地として赴いたとのこと。

なるほど、今でも、そんな「特権的な立場が与えられて当然」との思いがギリシャの人びとの思いの根っこにドッカとあるので、借金地獄に喘いでいても、「ダレかがなんとか助けてくれる」という甘えた思いが、現在の国状を生み出しているのかもしれない。

「その男ゾルバ」はギリシャ映画。「全てを失ったにもかかわらず少しも動じることのない」ゾルバは、「明日があるさ、明日がアル」、青島幸男もびっくり。「ケセラセラ」の、代表選手。

・・やっぱり、ギリシャ人は、強いのでしょうね。何もなくても生きられると思ってるところありますからね。しまいに、開き直りますよ、アノ国。「カネ返せないような奴に、貸すのがワルイ」など、言って、○○まくりますネ。きっと。

それが、全世界にパニックを引き起こさないことを願います。


ああ、話がどんどん逸れていく・・・。パニック・・

ほんとにlevel-headedの人はこうはならない。


その男ゾルバ [DVD]

その男ゾルバ [DVD]




新改訳聖書―注解・索引・チェーン式引照付

新改訳聖書―注解・索引・チェーン式引照付

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: いのちのことば社
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本



旧新約聖書―文語訳

旧新約聖書―文語訳

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本聖書協会
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 単行本



交流分析とエゴグラム (Transactional analysis series (3))

交流分析とエゴグラム (Transactional analysis series (3))

  • 作者: 新里 里春
  • 出版社/メーカー: チーム医療
  • 発売日: 1986/04/30
  • メディア: 単行本



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level-headed manと、言われたらウレシイ? [言葉*ことば*コトバ]

英文を読んでいたら、level-headed man という表現に出くわした。

head ? アタマ ? 

level-headed で 「平(ヒラ)あたま」?

すぐに思い浮かんだアタマの形態は、「軍艦頭」。


ところが、広辞苑にも大辞林にもソノ「軍艦頭」の項がナイ。

しかし、どうも自分の勝手につくった造語とは思えない。ネットで調べたところ、ブログでそう表現している方もいるので、やはり言葉としてはある・・。

(広辞苑、大辞林サン、ともに怠慢ですぞ)。


当方のイメージでは、名指揮者のホルスト・シュタインは、「軍艦頭」の範疇にはいる。というより、ソノ典型にちがいない。






などと・・、勝手な想像をめぐらすより、level-headed を辞書で調べた方がイイ。

英語語義語源辞典」を見ると、level の項に次のように出ている。

level-headed :穏健な、思慮分別のある、冷静な

level は元来、水平状態を測るための「水準器」を指し、これから「水平線(面)」になり、比ゆ的に「水平」な状態(位置)、「平地」、「平原」、さらに水平面の「高さ」、「高度」を表し、転じて水準や社会的な「身分」「地位」の意になった。形容詞として、「平らな」「水平の」「起伏のない」「...と同じ高さの」「同程度の」あるいは、「一様でむらのない」、精神状態が「平静な」、「冷静な」「分別のある」・・・と、語義の展開を示している。


COBUILDによると、

If you describe a person as level-headed , you mean that they are calm and sensible even in difficult situations  と、アル。

要するに・・、

level-headed (wo) man と、言われたら、喜んでイイ、と言うことだ。


英語語義語源辞典

英語語義語源辞典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 三省堂
  • 発売日: 2004/03
  • メディア: 単行本



コウビルド英英辞典

コウビルド英英辞典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 桐原書店
  • 発売日: 1995/04
  • メディア: 単行本



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英語にあきたら多言語を! ~ポリグロットの真実~ [本・書評]

著者:トニー・ラズロはバイリンガルトライリンガルどころか、マルチリンガル(多言語使用者)を目指しています。ギリシャ語系の表現をするならポリグロットです。

この「目指している」という点が、読者に大いに参考になります。超一流選手は、優れたパフォーマンスを見せても、教えるのは不得手であると言われますが、著者は、超一流ではありません。そうなりたいと願ってイロイロな言語習得に励んでいますが、言葉の壁にぶち当たり、壁を超えようと悪戦苦闘しています。そこが、参考になります。学べます。

また、著者本人がどれほどネイティブ同様に他国語を話すカッコイイ姿を思い描き目指しても、奥様のマンガによって茶茶を入れられます。しかし、それは意地悪なものではありません。奥様の理解とやさしいまなざしが感じられほのぼのいたします。

要するに、著者ご夫婦をとおして、ごく平凡な家庭のなかでも多言語習得を目指すことはできるのだという自信を分けてもらえます。

さらには、小難しく語られているわけでも、声高に語られているわけでもありませんが、異なる言語を習得することの価値、母語がアルということの意味なども考えされられます。

一度読んですぐ古書店行きとなるたぐいの本かと思いましたが、そうではありませんでした。繰り返し読むたびに、なにかじわじわとその価値がわかってくる手合いの著作です。





トニー流 幸せを栽培する方法

トニー流 幸せを栽培する方法

  • 作者: トニー・ラズロ
  • 出版社/メーカー: ソフトバンク クリエイティブ
  • 発売日: 2005/12/01
  • メディア: 単行本



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日本が自由に利用できる海が広がる? [ニュース・社会]

日経新聞(5・12)の子ども向けの解説記事に、日本は、

他の国に邪魔されずに魚をとったり、海底の資源を利用したりできる海域「排他的経済水域(EEZ)」の面積が領海と合わせて、世界第6位であることが記されている。

領土面積は、世界第62位だが、EEZ+領海では、米国、豪、インドネシア、ニュージーランド、カナダに次ぐのだそうだ。

そのことで、利用できる資源に期待が持てるというのが、記事全体のムード。しかし、読んでいて、領土にしろ、領海にしろ、またEZZにしろ、その地域、海域に関する責任はどうなっているのだろうという疑問が湧いた。

その領域に関して、環境汚染の問題やらなにやらについて本当に責任を取ることを考えたなら、“多い”ということについて、単に喜んでばかりではいられないだろうと思える。

地球環境の破壊によって、動植物は絶滅の淵に追いやられ、同じく地球に住まいする人間も危うくなっている。得られる資源、得られるであろう資源に一喜一憂するよりも、大事なこと、考えるべきことはあるはずである。

優先順位から言ったなら、まずは、得ている領土・領海についての環境保全等の責任問題になるように思う。

ところが、そうではない。そうではないから、今日の状況に至っているはずなのに、相変わらずのムードで問題が扱われている。


13日付け「毎日新聞」には、「南極の海氷量、琵琶湖分消滅 世界気候に影響も」という記事が出ている。

甚大な被害を引き起こす竜巻の多発もその影響かもしれない・・・というのにである。

(以下、その全文)
**************
5月13日(日)12時14分配信

南極大陸周辺の海氷の生成量が大幅に減少していることを、国立極地研究所の田村岳史助教(極域海洋学)らのチームが突き止めた。海水の塩分濃度の低下を起こし、地球規模で海流や気候に異変をもたらす恐れがあるという。英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。

南極東部に広がって最も多くの海氷を生みだしている氷河の一つ「メルツ氷河」の周辺を、衛星の観測データなどを使い、10年と11年の生成量を、00~09年の平均と比べた。

その結果、11年は平均(168立方キロ)より20%減の134立方キロ、10年は14%減の144立方キロだった。水量にして琵琶湖1個が消滅したことに匹敵するという。チームは原因について、10年2月に氷山がメルツ氷河に衝突して大崩落し、氷河の規模が縮小。海氷の供給が抑えられたとみている。

この海域では多くの海氷が生成され、相対的に周囲の海水の塩分濃度を高めてきた。その影響で、海水は重くなって深層に沈み、世界中をめぐる「海洋大循環」の起点となった。今回の現象は海洋大循環にブレーキをかけることになる。

メルツ氷河の崩壊は長さ約60キロ、幅約30キロに及び、元の大きさに戻るのは約50年後とみられる。海流は気候に大きな影響を与えるため、田村助教は「継続した監視が必要」と話す。【野田武】


ナショナル・ジオグラフィックの絶滅危惧種写真集 (P-Vine Books)

ナショナル・ジオグラフィックの絶滅危惧種写真集 (P-Vine Books)




これが見納め―― 絶滅危惧の生きものたち、最後の光景

これが見納め―― 絶滅危惧の生きものたち、最後の光景

  • 作者: ダグラス・アダムス
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2011/07/23
  • メディア: 単行本



絶滅危機生物の世界地図

絶滅危機生物の世界地図

  • 作者: リチャード マッケイ
  • 出版社/メーカー: 丸善
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 単行本



地球温暖化時代の異常気象 (気象ブックス)

地球温暖化時代の異常気象 (気象ブックス)

  • 作者: 吉野 正敏
  • 出版社/メーカー: 成山堂書店
  • 発売日: 2010/10
  • メディア: 単行本



ウェザー・オブ・ザ・フューチャー―気候変動は世界をどう変えるか

ウェザー・オブ・ザ・フューチャー―気候変動は世界をどう変えるか

  • 作者: ハイディ カレン
  • 出版社/メーカー: シーエムシー
  • 発売日: 2011/09/07
  • メディア: 単行本



旧新約聖書―文語訳

旧新約聖書―文語訳

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本聖書協会
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 単行本



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