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ハルマフジ書類送検 [スポーツなぞ]

ハルマフジがたいへんなことになってしまった。

事件発覚の経緯をみると不可解である。

これまでのいきさつをウワサに聞くところによると、貴乃花親方がキーマンであるのは確かなようだ。

貴乃花親方の隠された意図が、そこにはアルように感じられる。

隠れた意図とは、モンゴル勢総払いである。さらに拡大解釈するなら、モンゴルだけでなく外国人力士を「相撲」から排除する意向があるのカモしれない。

スポーツジャーナリストの二宮清純氏によると、貴乃花親方は「相撲原理主義者」だという。そうであればなおさらだ。

貴乃花親方についてジャーナリストが見解「急進改革派とは真逆」
http://news.livedoor.com/article/detail/13918464/


相撲協会内での「事件」である。それを認知した時点で、相撲協会・執行部に連絡するのが筋(スジ)である。それより先に警察に「傷害事件」として被害届を出せばドウナルカは分かるはずである。

どの業界も、自分たちのメンツや利益を守ろうとする。自己防衛本能のようなものが発動する。問題が生じても、内輪内輪で収めて、外部に洩れないように画策する。

社会保険庁=きちがい部落
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2007-09-07-2

ところが、協会に知らせずに、警察に被害届を出した。貴乃花はよっぽどの世間知らずか、それとも、隠された意図があるのでは・・・と考えざるをえない。

相撲協会としては、現役力士、それも横綱が書類送検されることにでもなって、引退、除名ということにでもなれば、執行部のメンツ丸つぶれとなるだけでなく、協会全体として興行上たいへんな不利益ともなる。

まして、その「暴力」の場には、カクリューもハクホーも居たという。連帯責任ということでもなれば、モンゴル勢は一網打尽である。

いま、貴乃花親方は沈黙を守っているという。沈黙そのものが、隠(画)された意図を示しているように思う。それが相撲全体のために良かれと思ってのことか、自分の立場利益を増長させるためのものかは知らない。


以上、新聞記事などをよくよく読んで記しているわけではない。あくまでも、印象にすぎない。

それでも、事件当初から、特に感じているのは、スポニチ新聞、第一面にデカデカと掲載されたハルマフジの写真。よくここまでワルイ写真を選んだものだ、という思いで見てきた。マスクをしたハルマフジの顔はいかにも悪人然としている。スポニチ新聞には、横綱の立場を守るための配慮が最初から無いように感じられた。傷害の嫌疑をかけられただけで、よくまあここまで、という思いをした。

スポニチ新聞は、貴乃花ビイキだそうである。先に紹介した記事の見出しに「貴乃花親方と関わり深いスポニチ」とある。


結論としては、(ここまで、「印象」で書いてきてヒドイ話しだが・・・)

世の中が、印象で動いたり、ヒイキで操作されては、困る。


なぜなら、相撲四十八手に

「引き落とし」はアルが、

ヒイキの引き倒しはナイ。


スポーツジャーナリストの二宮清純氏のコメントの出ている記事
貴乃花親方についてジャーナリストが見解「急進改革派とは真逆」
http://news.livedoor.com/article/detail/13918464/

「ユーチューブ」には、いかにもありそうなそれらしい情報も流れている。
(「ヤバイ」「闇」は大袈裟だと思うが、以下のようなタイトルで・・・)
日馬富士の暴行に白鴎が止めない理由がヤバかった! 以前からあった闇の関係とは? https://www.youtube.com/watch?v=4wrK0FsgD3I

日本「きちがい部落」?:原子力損害賠償紛争解決センター 
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2014-10-27



相撲四十八手: 相撲宝鑑

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  • 出版社/メーカー: 君見ずや出版
  • 発売日: 2014/12/11
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「読書のとっかかりが分からない」人へのアドバイス(出口治明氏の談話から) [本・書評]

雑誌に「読書を極める!」と題した特集があり、図書館で読み、手元に置きたく思っていた。週刊ダイアモンドの2015年10月17日号だ。

「読書」を極める! 闘う書店、使い倒せる図書館の歩き方 週刊ダイヤモンド 特集BOOKS

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  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2016/02/22
  • メディア: Kindle版



一昨日たまたま『アマゾン』を覗いたら、マーケットプレイスで10円以下の値段で出品されている。即、クリックした。それが、本日午前中にとどく。佐藤優、齋藤孝をはじめ多くの読書の達人ともいうべき人たちの記事が出ている。

本日午後、NHK-FMのトーキングウィズ松尾堂を聞いていたら、「グリとグラ」の作者ともうお一方がゲストとして呼ばれ、話している。
http://www4.nhk.or.jp/matsuodo/

もう一人のゲストは「実業家」と紹介されている。低く柔らかい声でのんびり話す男性だ。姓は「出口さん」と呼ばれている。もしかして・・・と思い、午前に届いた雑誌をみるとライフネット生命保険の会長兼CEOの「出口さん」の記事が出ている。

番組の最後に、「今日のお客様は実業家の出口治明さん」と名前が示された。雑誌の「出口さん」も治明さんである。同一人物であった。

雑誌記事には「手繰り寄せるように興味のある本を読む」とタイトルされ、「あくまで自分の好奇心から始めることが重要」とある。そうすれば、自ずとオモシロイ本に出会えるというわけだ。

山口昌男の遊びについて
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2015-01-03


「出口さん」の「本好き」は折り紙付きと言ってイイ。記事に出ている「出口さん」の写真のキャプションには「幼稚園のころから本好きだった。両親に 『なぜ、僕を本屋の息子に生んでくれなかったのか」 と問い詰めたこともある。67歳になった今も 『いつかは書店で働いてみたい』 と語る」とある。

記事中に、オモシロイ提案がある。「読書のとっかかりが分からない。教えてほしい」と聞かれた場合のアドバイスだ。それは「サイコロを振って3の目が出たら、(新聞)書評欄の右から3番目にある本を読めばよい」。

それを「1カ月も続けたら、自分が興味や関心のある分野が浮かび上がってくるはず」と、言う。


「出口さん」の姓名で『アマゾン』を検索したら、たくさんの著書があることを知った。そのうちの一冊は、いま図書館にリクエストしている本だ。他の本の評判も総じて良い。いろいろ目をとおすと、膨大な読書量に支えられた読書に関する他のアドバイスも見いだせるにちがいない。



人生を面白くする 本物の教養 (幻冬舎新書)

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  • 作者: 出口 治明
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2015/09/30
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本物の思考力 (小学館新書)

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  • 作者: 出口 治明
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2017/03/30
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人類5000年史I: 紀元前の世界 (ちくま新書)

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  • 作者: 出口 治明
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2017/11/08
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「北朝鮮のオカゲ」(統一教会と安倍一族との関係) [政治・雑感なぞ]

衆院選後、ミサイルがとんと飛ばない。自民党重鎮の麻生センセイの言うとおり、衆院選自民勝利は「北朝鮮のオカゲ」というのは事実のような気がしてくる。

事実であるとすれば、マスコミの重鎮が首相と食事会を多々ひらき昵懇の関係で政権に与する報道を優先するように、北朝鮮と自民党もなんらかのつながりがあるのかもしれない・・・

以前、ちらと安倍首相の祖父:岸信介と統一教会との関係について読んだ気がする。統一教会の教祖:文鮮明と岸の和やかに会する写真も見た覚えがある。

それで、祖父以来の古い付き合いから、統一教会を通して北朝鮮に働きかけ、安部首相の電話一本で、ミサイルも随時どんどん飛ばせる状態にあるのカモしれない。

・・・などという怪しげな思いから、「北朝鮮 統一教会」でグーグル検索すると、あるある。

アヤシイ情報が出て来る。

https://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4LEND_ja___JP513&q=%e5%8c%97%e6%9c%9d%e9%ae%ae%e3%80%80%e3%80%80%e7%b5%b1%e4%b8%80%e6%95%99%e4%bc%9a

とはいえ、写真付きの情報もあって、否定もできない。


中でも、北朝鮮情報専門サイト「デイリーNKジャパン」編集長の髙 英起(コウ・ヨンギ)氏の記事は信頼性が高いように思える。

『ウィキペディア』には、高氏について次のように示されている。

髙 英起(コウ・ヨンギ)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E8%8B%B1%E8%B5%B7


その記事のひとつに次のものがある。

北朝鮮・統一教会・自民党の奇妙な「三角関係」…金正恩氏が教祖に弔電
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20150830-00048987/

政治は、関係性のなかで創られていく宿命のもとにある。折衝・交渉相手がダメだろうがワルかろうが、無視して成立するものではない。ダメでワルいからこそ、交渉を持たざるをえない場合も多い。それゆえ、マスコミとの関係にせよ何にせよ、白い関係も黒い関係も(「必要悪」として)アリとするしかない。それが、結果として、自国民をウラギルものとなるときに、非難の対象となるだけで、そうでないなら、ソレマデのことなのだろう。自国民も他国民もウラギッテ、全世界のためになるような決定をする政府があるならソレが至上なのであろうが、そんな政府を人間が現出できようはずがない。


最新の記事で、高氏は、北朝鮮との「裏取引」に言及している。

北朝鮮「拉致問題」解決のための「裏取引のススメ」
11/16(木) 19:32
https://news.yahoo.co.jp/byline/kohyoungki/20171116-00078214/

そこで高氏は、2014年に日朝両国の間で交わされた「ストックホルム合意」とソレ以降について、以下のように述べている。

*****以下引用*****

2014年には、日朝両国の間でストックホルム合意が交わされ、安倍首相は「全面解決に向けた第一歩となることを期待しています」と語るなど、周囲に希望を抱かせた。ところが、再調査の中身や合意自体の解釈をめぐって、両国の溝は深まる。さらに金正恩体制が強行した核実験とミサイル発射実権をめぐり日本政府は追加制裁措置を決定した。

そこに至るまでの間、安倍政権はストックホルム合意に固執し続けた。そしてそれと同時に、国連人権理事会などではEUと共に、北朝鮮の人権問題を積極的に追及してきた。人権侵害の追及は正しい。しかしストックホルム合意は、将来の国交正常化を前提としている。金正恩党委員長は人権侵害により「人道に対する罪」で訴追される可能性が取り沙汰されており、そこに追い込んだのは日本だ。そのような独裁国家と国交正常化が可能であるはずもなく、安倍政権の対北政策は矛盾に満ちていたと言わざるを得ない。

結局のところ、ストックホルム合意は拉致問題で「何かやっているフリ」をするための、アリバイ証明として使われただけではなかったのか。

安倍政権はいったい、どうやって拉致被害者を救出するつもりなのか。

****引用ここまで****

つい最近、拉致されためぐみさんの両親の会見からは、日本政府への不信がにじみ出ていたように思うが、ご両親も「何かやってるフリ」をしか、そこに見ることができていないからではないか。

しかも、「対北政策は矛盾に満ちて」ドンヅマリに至っているようである。

統一教会をとおして北朝鮮に働きかけミサイルを飛ばしてもらうこともできる首相でアレバ、拉致被害者を解放してもらうことは、よりカンタンであろうように思うが、そうならないのはナゼであろうか・・・


検証・統一教会=家庭連合―霊感商法・世界平和統一家庭連合の実態

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  • 作者: 山口 広
  • 出版社/メーカー: 緑風出版
  • 発売日: 2017/04/01
  • メディア: 単行本




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イノベーション生む風土(日経産業新聞記事から)ロッシェル・カップ [ニュース・社会]

日経産業新聞に、『イノベーション生む風土』と題して、ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社長:ロッシェル・カップ氏が記している。なるほど、そのような風土・土壌・気風があれば、イノベーションの種も育つだろうように思う。

ところで、最近の日本語にはカタカナ表記が多くて困る。中国人留学生も困っていると聞く。日本語だと思って一生懸命調べていたら、外来語であることに気づいてナンダということになるらしい。やまと言葉に、中国語が文字として入り、こんどは英語その他である。日本語の語彙は、多くが輸入品である。

・・・など余計な言葉を連ねているが、要するに当方は「イノベーション」の何たるかを知らないのである。それで、調べると、「技術革新」とある。なら、最初から「技術革新」と表記すればイイではないかと思うが、ウィキペディをみると、「イノベーションは、1911年に、オーストリア出身の経済学者であるヨーゼフ・シュンペーターによって、初めて定義された。」などという説明まで付いている。要するに、たいへん深い意味でも、軽い意味でも使いうるということなのだろう。まあ、新しいモノ・コトを生み出すことくらいに思えばイイのかもしれない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%83%99%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

またまた前置きが長くなった。

ロッシェル・カップ女史の率いる「ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング」社のホームページをみると、異文化交流事業ということになるのだろうか。ビジネス面での支援事業でもあるらしい。
http://japanintercultural.com/ja/home/default.aspx

その女社長が、シリコンバレーについて書いている。

以下、要約しようと思ったが、オモシロイので全文引用する。
(強調は環虚洞による)

*************
『イノベーション生む風土』

シリコンバレーの企業のイノベーション、はいつも羨望の的である。しかし、シリコンバレーの企業が重点を置いているのは、何かの技術といったようなものだけではない。彼らが今、力を注いでいるのはチームの働き方と風土である。

チームにおける良い人間関係を促進するために、シリコンバレーの企業は様々な方策をとっている。会話や打ち合わせをしやすいオフィスデザインにお金をかけたり、意見交換やチームビルディングを目的とする「オフサイト」ミーティングをリゾート地で開いたりしている。メンバー同士のやり取りはイノベーションを生み出すために非常に重要だと思われている。

目に見えないものも重視されている。それは「サイコロジカルセーフティー(心理的安全性)」という概念だ。この言葉をシリコンバレーに紹介したといわれているのがグーグルだ。

彼らは会社を良くしようとする活動の一環として、社内でもっともパフォーマンスの高いチームとパフォーマンスの低いチームの違いを分析した。構成メンバーの優秀さが決め手になるだろうという予想に反し、実際にはそのような結果にならなかった。もっとも重要な要素はチームメンバーがどうやってお互いに接しているかであった。

ミーティングは発言しやすい環境なのか、間違いをオープンに話せる雰囲気になっているのか、臆せずに質問や発言をできるようになっているのか。グーグルはこうした基準をもとに心理的安全性という名前をつけ、分析結果を公にした。

このコンセプトの推進者は、ハーバード大学ビジネススクールのエイミー・エドモンソン氏だ。グーグルは彼女の研究を参照していた。彼女による定義はこうだ。「そのグループのなかではリスクをとっても安全であるということをチームメンバーが共通に信じている状態。また発言しても恥をかかせられたり、拒否されたり、懲罰されたりすることはないという自信でもある」

その環境では、質問したり、助けを求めたり、提案を出したり、新しいことにトライしたり、フィードバックを求めたりすることが積極的にできる。そうした行動は健全なチームワークに貢献する。だから心理的安全性のあるチームはパフォーマンスが高い。

心理的安全性のあるチームでは、失敗から学んで創造性とイノベーションを生み出せる。そうでないチームでは、皆が無難なことを言うだけになり、イノベーションが生まれない。

心理的安全性を生み出すには、以下のような行動が役立つ。 

① 失敗を非難をしない。

② プロジェクトがうまくいかなくても、それにかかわっていた人たちの努力に感謝する。

③ 違った意見を表明した人に感謝する。

④ 発言の少ない人に発言を促す。

④ ミーティングで参加者に自分が最近とったリスクを報告してもらう。

イノベーションを起こしたいのであれば、まず自社の管理職がどのようにチームを管理しているのかを考えるべきなのだ。

(日経産業新聞 11・14・p20)
*****引用ここまで*****

「サイコロジカルセーフティー」。

どんな集団でもたいへん役立つ概念であると思う。

「目に見えない」「心理的安全性」が醸し出されている組織集団は、たいへん産出的なものとなるに違いない。



日本企業がシリコンバレーのスピードを身につける方法

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  • 発売日: 2017/07/18
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チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ

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イオンは社会貢献、環境への配慮でずば抜けている(日経MJの記事から) [ニュース・社会]

日経流通新聞にイオングループの記事がでている。ドラッグストアのウエルシアや食品スーパーは好調だが、総合スーパー(GMS)部門が苦戦しているという。セブン&アイの後塵を拝しているという。

だが、《「隠された価値」収益転稼を》という囲み記事を見て、応援したくなった。


以下、全文引用
(『日経流通新聞』11・12・p5)

************

国内流通2強とされるイオンとセブン&アイ・ホールディングス。利益率などではイオンはセブン&アイの後じんを拝している。しかし、地域社会への貢献や環境への配慮など、業績には表れにくい分野での取り組みの価値を無視することはできない。

福島県広野町。東日本大震災後、非難指示区域となっていた双葉郡で初めてスーパーを開業したのはイオンだった。住民が少なく、個店での採算の確保が厳しいのは明らかだ。「地元企業にも断られた」(広野町関係者)案件に対し、イオンは2015年に出店を決めた。「スーパーがなければ、戻る人も戻れない」(村上教行東北代表)

16年の熊本地震の際、発災後の1カ月弱でイオンが被災地に送ったおにぎりや飲料、日用品などの支援物資は合計で約350万個に上る。ライバルのセブン&アイは8万2000個。災害時に防災拠点となる大型ショッピングセンター(SC)も20年までに100カ所にする。

環境への配慮も、国内大手企業の中でトップクラスだ。持続的な水産業を実現するための国際認証である「ASC」や「MSC」を取得した独自商品の数は53品目と、流通業では飛び抜けた存在。環境負荷を抑えたオーガニック商品の生産・販売にも注力する。

全国に大型施設を多く持つイオンには行政からの要望も多い。ただ、そうした有形無形の貢献がビジネスの足かせと捉えられることもある。財務諸表には載らない自社の「隠れた価値」をどうアピールし、戦略的にファンを育てていくか。経営理念を収益や競争力に転嫁するプランも必要だ。

****引用ここまで****

会社の値打ちが、収益の大だけでなく、社会貢献の大で計られるようになればケッコウに思った。もっとも、そのようなところはなかなか目に留まらない。

それでも、見る人はチャンと見ている。

密かになされる善行は、神の目にも留まる。

イエス・キリストの『山上の垂訓』のなかには、次のような言葉もある。

「人に注目されようとして自分の義を人の前で行なうことがないようによく注意しなさい。そうでないと,天におられるあなた方の父のもとであなた方に報いはありません。 ゆえに,憐れみの施しをするときには,偽善者たちが人から栄光を受けようとして会堂や街路でするように,自分の前にラッパを吹いてはなりません。あなた方に真実に言いますが,彼らは自分の報いを全部受けているのです。 しかしあなたは,憐れみの施しをする際,あなたの右の手がしていることを左の手に知らせてはなりません。 あなたの憐れみの施しがひそかになされるためです。そうすれば,ひそかに見ておられるあなたの父が報いてくださるでしょう。」(マタイ6:1~4)



イオンの社長:岡田元也氏の著作はないかとアマゾンで検索したところ、父親である卓也氏の著作が目にとまった。「ウィキペディア」を調べて、当方はじめて知ったのだが、民進党代表もつとめた(現・「無所属の会」の)岡田克也氏は、イオン創業者である卓也氏の次男。イオン社長の元也氏は長兄とのこと。



小売業の繁栄は平和の象徴 私の履歴書 (日経文芸文庫)

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  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2013/10/25
  • メディア: 文庫




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籠池夫妻の長期勾留=「臭いものにはフタ」? [政治・雑感なぞ]

例の森友学園の籠池夫妻のことを書く。

お二方のことを当方はよく知らない。だから、あくまでも印象に過ぎないが、あえて言葉にするなら「怪しげな」「胡散臭い」部類になる。起訴されて、収監されているのだから、なおさらである。

しかし、だからといって、人権無視の不当な扱いが許されていいわけはない。

聞くところによると、勾留が不当に長引いているという。

そもそも「逮捕」自体、不当であるという話もある。逃亡、証拠隠滅の可能性があれば「逮捕」も必要であろうが、籠池氏は、国会で証人喚問を受けた有名人である。仮に逃亡しようが、すぐつかまる。証拠は、警察検察にすでに押えられている。それなのになぜ、「逮捕」の必要があろう。ところが、それにも係わらず「逮捕」され、長期にわたって勾留され、現在、家族の接見も許されない状態であるという。

以前、桜井さんという「無期懲役」判決を受けて30年余収監されている方を支援する弁護士会主催の集まりに出たことがある。ご本人に質問する機会も得た。のちに判決は誤まりで、冤罪であることが判明したが、その集まりで、日本の司法制度が世界標準に劣る人権をないがしろにした「クレイジー」なものであることを知る機会となった。

クレイジーな日本の司法制度:無期懲役を言い渡された人に会ってきたhttp://bookend.blog.so-net.ne.jp/2009-12-07

桜井さん同様、籠池夫妻に対しても、あいも変わらぬ「クレイジー」が続けられているだけなのだろうか。

よく考えると、それだけが籠池夫妻「逮捕」、長期勾留の理由とは思えない。

籠池夫妻逮捕・勾留とは逆の事例がある。逮捕されるべくして逮捕されない人物がいる。例の「詩織さん」事件のレイプ犯とされる人物である。逮捕状はすでに出ていたが、逮捕直前になって、執行が取りやめになったという。レイプ犯とされたのは、以下の本の著者である。

総理 (幻冬舎文庫)

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  • 作者: 山口 敬之
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/04/11
  • メディア: 文庫


レイプ被害の「詩織さん」は魔女か?
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2017-10-31

森友事件、詩織さん事件、どちらの事例にも共通するのは、容疑者とされる人物が、安倍首相とたいへん近く深い関係にあるという点である。その一方は、収監され、もう一方は、野放しになる。どちらも逮捕状が出たにもかかわらずである。

誰もが籠池氏を「胡散臭」く感じているように思うが、誰よりも「臭いもの」として籠池氏の口に「フタ」をしたく思っているモノ、その存在を不都合に感じているモノは、誰であろうか。


それにしても、森友学園・疑惑のその後をずっと追っていれば、籠池逮捕・長期勾留が不当であることをマスコミは気づいていいはずだが、大々的に取り上げない。弁護士会も騒がない。知識人も動かない。

今、「知識人」と書いたが、知識人が登場したのは、フランスのドレフェス事件のときだと聞く。

『事典 哲学の木』には、次のようにある。「知識人(intellectuals)は、19世紀末のフランスにおけるドレフェス事件とともに成立した概念である。スパイ容疑で不当に逮捕されたユダヤ系の参謀将校ドレフェスの冤罪をはらすべく、作家のゾラが1898年、新聞に出した『我は弾劾する』という題の当局批判をきっかけに、ドレフェスを擁護すべく立ち上がった人々が『知識人』という考え方のはじまりである。・・・
(記述は三島憲一氏)」

籠池氏をドレフェスになぞらえるのは難しいし、擁護すべき人物にも思えないが、籠池氏に対する司法のあり方は無視できない動きである。糾弾に値するように思う。

まして、司法を意図的に用いて、人権無視の不当勾留によって、その口を封じ、苦しむままにしているモノが確かにいるとするなら、そのモノはさらなる糾弾に値するのではないか。

【菅野完】籠池夫婦の今
https://www.youtube.com/watch?v=H24mZMUxHq0

籠池夫妻拘束3カ月超 安倍政権の政治弾圧に司法言いなり
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/217205/1


裁判所の正体:法服を着た役人たち

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ゾラの生涯 [DVD]

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事典・哲学の木

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  • 作者: 永井 均
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/03/08
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調査報道が姿消し 耳目引く話題優先(視聴者のバカ化と「選挙報道の公平中立』要請文書) [政治・雑感なぞ]

調査報道が姿消し 耳目引く話題優先の見出しで、先の「衆院選とテレビ」との関係が、昨日の『毎日新聞(11・9・p11)』メディア欄に記されていた。

総合的な記事タイトルは「「放送時間増えたが 争点「深堀りなし」というものだ。

そこで、識者の番組内容への評価が示されている。

「辛口」だ。

「最近は『調査報道がほぼ姿を消し、注目の選挙区リポートや、インターネット選挙、18歳選挙権といった政策論争とあまり関係のないことでニュースを作る手法が昨年の参院選あたりから引き継がれている』(水島宏明教授:上智大新聞学科)と分析する。

ソレについて、ある民放局社員は「政策的な掘り下げをしても視聴率が取れないので、情報系番組は『小池劇場』のほか、不倫や暴言で話題となった女性候補など、耳目を引く話題を取り上げる傾向が強かった」と話す。

民放局社員の発言から一つ言えることは、「視聴者のレベルが低いので、深いハナシはできない」ということになりそうである。深いハナシをすると、視聴者が離れるということは、深いハナシに耳を傾けるだけのレベルに視聴者が無い、ということであり、簡単にいうと(自分のことを「棚に上げる」が)、視聴者のバカ化が進んでおり、また、バカな視聴者にはバカな話題しか提供できないテレビ局のツラサがあるとも言えそうである。テレビの放送内容のバカ化が進んで見るに堪えないが、テレビ局だけに責任は無いようだ。


だが、政策を深く掘り下げて放送できない理由はソレだけではなさそうだ。

自民党が14年の衆院選解散前日にNHKを含む在京6社に出した『選挙報道の公平中立』を求める文書の影響もあるらしい。民放の情報系番組の関係者の言によると「政治取材などに経験が豊富なスタッフが少なく、政党から批判があると対応に苦労するため」メンドウ臭いことは扱わない傾向にあるようだ。つまり、自民党文書の影響がアルということである。

選挙報道に露骨な注文…安倍自民党がテレビ局に“圧力文書”
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155292/1

ちなみに、その文書の作成責任者は、例の「加計学園」園長と仲良くバーベキューをしながら、「知らない」を決め込んだ萩生田光一元・官房副長官(元・内閣人事局長)である。

加計問題 萩生田氏「知らない」と言うけど… 自身ブログに3氏写真東京新聞 2017年6月22日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201706/CK2017062202000125.html

「今回(の選挙で)は自民党などから圧力があったとは聞かず、報道しやすかった」と、「民放の情報系番組の関係者」は「明か」したそうであるので、やはりマチガイなく「圧力」は、アッタということになる。

“悪”名高い「内閣人事局」のトップはダレあろう萩生田氏 
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2017-07-05


最後に、昨日の当該ブログに取り上げた「質的公平」は、「BPO(放送倫理・番組向上機構)」の目指すところのようだ。BPOは、「NHKや民放各局の設置した第三者機関」だそうである。

「第三者」というと、たいへん客観的で見識ある判断がなされそうだが、どうも昨今の「第三者」はアヤシイところがある。第三者を装いつつ、実は、特定の個人・業界・利権集団の「飼い犬・番犬」であったりする。

舛添さん、疑われたなら「第三者」を呼べばいい?
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2016-05-21


もしかすると皆、「官邸の最高レベル」と会食を楽しみ、「悪巧み」をしている面々かもしれない。

大手メディアが安倍晋三と癒着!読売新聞・産経新聞・NHKが『寿司メディア』になっている実態!
https://matome.naver.jp/odai/2145491095785311801



騙されてたまるか 調査報道の裏側 (新潮新書)

騙されてたまるか 調査報道の裏側 (新潮新書)

  • 作者: 清水 潔
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/07/17
  • メディア: 新書



調査報道実践マニュアル ―仮説・検証、ストーリーによる構成法

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  • 作者: マーク・リー・ハンター
  • 出版社/メーカー: 旬報社
  • 発売日: 2016/11/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



権力に迫る「調査報道」 原発事故、パナマ文書、日米安保をどう報じたか

権力に迫る「調査報道」 原発事故、パナマ文書、日米安保をどう報じたか

  • 作者: 高田昌幸
  • 出版社/メーカー: 旬報社
  • 発売日: 2016/11/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




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「安倍首相ばかり露出」(NHK特集「党首奮戦」に疑問の声) [政治・雑感なぞ]

結論から言うと、NHKは「公共放送」を唱えていながら、事実上、特定の党に片寄っているので、「公共放送」失格である。

それゆえ、受信料を拒否しよう、とまでは言わない。が、本当は言いたい・・・。


『毎日新聞』にメディア欄がある。本日の特集は「衆院選とテレビ」になっている。特に、取り上げたいのは、タイトルにもしめしたように、「安倍首相ばかり露出」(NHK特集「党首奮戦」に疑問の声)の部分だ。

その番組(NHK特集「党首奮戦」)を当方は見ていない。だが、NHKのニュースを聞いていても、政治についての話題が取り上げられる時、取り上げられるのは、首相の甲高い声ばかりで、他党、少数派の声は聞こえてこない。

多数派の(つまり、政権与党)声など、聞かなくても(ヤッテイルことを見れば)おおよそ分かる。これまでも、国民の多数が知りたいことには答えず、自分の言いたいことばかりを聞かされてもきた。それがさらに繰り返されるのかと思うだけで腹立たしく憂鬱になる。ところが、流されるのは、甲高い声ばかりである。

そのような多数派優遇の傾向を「NHKニュース」に感じていたところ、本日の記事である。そこには、以下のようにある。

*********

今回の衆院選を扱ったテレビ報道の中で、上智大の水島宏明教授は、投開票日前日の10月21日夜にNHK総合が放送した衆院選特集「党首奮戦~密着 12日間の熱戦~」を問題視している。主要8党党首の選挙戦に密着した番組で、70分の放送時間のうち自民が約3割の22分を占め、希望が12分、公明が8分と続くなど、自民に多くの時間が割かれた。

水島氏は「質的公平性をどう担保しているか分からず、どんな論理で公平性を図っているかNHKは説明すべきだ」と指摘。「明らかに自民党重視の配分。NHKほど安倍晋三首相ばかりを露出させた局はなく、NHKはより大胆に与党寄りになった印象がある」と批判した。

これに対し、NHKの荒木裕志理事は「改選前の議席数を一つの参考にしている」と明らかにしたうえで、「バランスを担保するように総合的に判断している。各党で政治的な課題について意見が異なっており、分かりやすく各党の違いを打ち出した」として、公平性は保たれていると主張する。

関係者によると、このような選挙番組でNHKが議席数を目安にした時間配分をするようになったのは、2005年の小泉純一郎政権時代の「郵政選挙」の頃。自民党側の働きかけもあったといい、議席数が少ない政党に、多い政党より時間を長く割かないよう現場に注意喚起する一方で、前回衆院選などの与野党の得票数も参考にしながら、野党全体で与党を上回るように配慮もしているという。

今回の番組でも自民・公明の与党と、安倍政権支持を打ち出した日本のこころも含めた総計32分に対し、他の5党は計35分だった。

****引用ここまで****

記事のなかで、「質的公平性」がキーワードになっている。

最近、多数派の政権与党が、議員の数にしたがって、国会の質問時間を配分しようとの提案をしたという話を聞いた。議員の多数いる党には多くの質問時間を、そうでない党はそれなりに、という話だったと思う。それは、量的・公平性からいけば、そうなるように思う。

しかし、「質的・公平性」からいけば、議員の数にしたがって正比例するようにではなく、議員の数にしたがって反比例するように時間を配分してこそ「質的」公平性が図られるように思う。

国会で、国民の前で明らかにされる話の内容が、政権与党に多く配分され、そして思うままに主張されるだけであるなら、国民の知りたいことは、何も明らかにされてはいかない。逆に、少数派に多くの質問時間が配分されるなら、政権与党の言いたいことではなく、国民の知りたいことが明らかになっていくはずである。

そうなることを喜べない状態に政権与党があるというのが、そもそものモンダイであるように思う。国民の代表の少数派の問いに答えて、自分たちの政策の妥当性、正当性、モンダイ点の無いことを、明らかにする機会が与えられること、得られること、そのことを喜ぶのが、多数派(権力を持つ者たち)の本来のあり方であると思う。

そもそも、国会は、国民全体のものであって、政権与党のためのものではないはずである。

「公共放送」も、その点では国会と同じであろう。


などと、政治を知らない者が勝手なことを記したが、いずれにしろ、NHKが「公共放送」ではなく、特定の党の広報になってしまっているというのは事実であるとしか言いようがないように思う。

それゆえ、受信料を拒否しよう、とまでは言わない。

が、本当は・・・


【悲報】NHKが「問答無用で全PC・スマホ所持世帯から受信料徴収」する方針を決定
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2017-07-29

NHK 新版――危機に立つ公共放送 (岩波新書)

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  • 作者: 松田 浩
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2014/12/20
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これでも公共放送かNHK!―君たちに受信料徴収の資格などない

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  • 作者: 小山 和伸
  • 出版社/メーカー: 展転社
  • 発売日: 2014/03
  • メディア: 単行本



メディア・リテラシー―世界の現場から (岩波新書)

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  • 作者: 菅谷 明子
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  • 発売日: 2000/08/18
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池上彰のメディア・リテラシー入門

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  • 作者: 池上 彰
  • 出版社/メーカー: オクムラ書店
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 単行本




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トランプ外交 内政が影 (『日本経済新聞』(11・7・p11)から) [政治・雑感なぞ]

『日本経済新聞』(11・7・p11)に、「トランプ外交 内政が影」の記事。

リード部には、「6日に本格的に始まったトランプ米大統領のアジア歴訪に、ロシアとの不適切な関係をめぐる疑惑が影を落としている。現役閣僚や元側近が関与した疑いが足元で強まり、メディアによる追求は収まりそうにない。米国内で吹く逆風から目をそらすため、外交面での目に見える成果に傾く公算が大きい。米国製品輸入のごり押しや中国との『取引』に走れば、米国のアジア戦略は一段とみえにくくなる」と、ある。

『毎日新聞』(11・7・p8)には、「内政に影」がさしている状態が「支持率最低37% トランプ氏 70年間で」のタイトルで示されている。以下に全文引用する。

***引用ここから***
支持率最低37% トランプ氏 70年間で

米紙ワシントン・ポストは5日、トランプ大統領の支持率が、就任から同時期の過去約70年の歴代大統領で最低の37%だとする世論調査結果を発表した。不支持率は59%だった。

35%が業績を高く評価すると答えたが、65%は否定的な見解を示した。前政権が導入した医療保険制度(オバマケア)の見直しなど重要公約が軒並み停滞していることが主因。北朝鮮対応で、51%がトランプ氏を「全く信用できない」とした。

無党派層の支持低下が著しく、経済、人種問題、オバマケアを巡りトランプ政権の業績を評価するとの回答は無党派層では政権発足時の1月より20ポイント以上も低下した。一方、昨年の大統領選でトランプ氏に投票した支持者の評価はなお高く、約9割が肯定的だった。

***引用ここまで***

先に示した『日経新聞』記事には「米国内で吹く逆風から目をそらすため、外交面での目に見える成果に傾く公算が大きい」とあるが・・・

その点で、次のURL記事に注目したい。

「危険な国」になった米国 (英『フィナンシャル・タイムズ』から)
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2017-08-17

そこには、次のように記されている。

****引用ここから****

トランプ氏があおっている国際危機は、政権を悩ます国内問題とますます不可分になっている。

中略

危惧されるのは、このようないくつもの危機が融合することで、追い詰められた大統領が窮地から脱するため、国際紛争を利用しようと考えることだ。

中略

戦争への恐怖から国民が大統領の下に結集するかもしれないというゴルカ氏の発想に、歴史を少しでも知る人なら危機感を覚えるはずだ。

国内問題に直面した政府は、しばしば海外に活路を見いだそうとしがちだ。例えば、欧州を第一次世界大戦に引きずり込んだドイツ政府は、国内で野党の激しい攻撃にさらされていた。開戦当日、皇帝は勝ち誇ったように群集にこう呼びかけた。「もはや政党も党派も関係ない。今日、我々はみなドイツ人の兄弟となったのだ」

あるいは、ゴルカ氏の先週の言葉を借りれば「こういう時こそ、我々は国家として一つにまとまらなければならない」ということになる。

一国の指導者も国内で厳しい政治圧力にさらされれば、非論理的な行動に走る可能性が高い。

****引用ここまで****


トランプ氏はたいへん危なっかしいパイロットにたとえることができる。搭乗してしまった以上、飛び立った飛行機から降ろしてもらうことなどできない。もはや、信頼するしかない。そんな「諦観」に包まれつつあるようなハナシもある。そんな御仁を、就任当初から進んで信頼・支持しているのがわが国の安倍首相である。

「馬には乗ってみよ人には添うてみよ」という故事がある。乗ってみないことには、どんな馬か、ワカラナイというのは確かであるが・・・
http://kotowaza-allguide.com/u/umaniwanottemiyo.html


風評から推しても、すごい暴れ馬であることは、たしか。


(以下全文、『毎日新聞』からの引用)

トランプ氏との距離感
ポール・ジゴー 米ウォール・ストリート・ジャーナル論説委員長
毎日新聞2017年11月7日 東京朝刊

トランプ氏が米大統領選で勝利してから1年になる。予測不能で誘導しようにもできない状態は今も続き、この9カ月半の政権運営はしばしばカオスに陥っている。これまでの大統領にはなかったことだ。昼間、ホワイトハウスで意味のある議論をしても、その後、だれかが耳元で別の意見をささやけばそちらになびく。夜、部屋に戻れば電話で友人の議員やジャーナリストと率直に話し合う。今夏、首席補佐官が海兵隊出身のケリー氏に交代し、秩序を取り戻そうとしているが、完全にトランプ氏を管理することはできない。


例えば、今秋に訪中したティラーソン国務長官が習近平国家主席との会談後、北朝鮮との交渉を探る意向を示した際、トランプ氏は「時間の無駄だ」とツイートした。これでは政府のだれが大統領の考えを代弁しているのかわからなくなる。統一性がなく、海外のリーダーも戸惑う。だが、これがトランプ氏のやり方だし、それが変わるとは思わない。

安倍晋三首相はトランプ氏と付き合うコツをつかんでいる。大統領選中は米国の太平洋でのプレゼンスにすら疑問を呈したトランプ氏の元に真っ先に駆け付け、日本には米国が必要だし、米国の安全保障上も太平洋にとどまるべきだと説得した。トランプ氏はとても評価し、目下の北朝鮮問題では足並みをそろえている。トランプ氏が同盟の有効性を認識したのは前向きな進展だ。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)からの離脱は大きな間違いだが、安倍政権が将来的に戻れるよう門戸を開いているのは賢明な判断だ。

国内政治に目を向けても、大統領選中はいがみ合っていた連邦議員たちが最近は「さすがですね、大統領」とおだてるようになったという。議員らも腹を決めたようだ。トランプ政治はイデオロギーや政策に基づくものではなく、個人的なものだ。協力が必要な人物、上院トップのマコネル院内総務だろうが金正恩・朝鮮労働党委員長だろうが、批判されれば平気で攻撃する。とても非生産的で破壊的だ。しかし、議員たちは私にこう言う。「彼の人間性には感心しないが、協力しなければならない。なにより彼は大統領であり、あと3年余続くのだから。彼には悪い決断ではなく正しい決断をしてもらいたいし、我々はそうなるよう影響力を行使しなければならない」

メディアにとっての問題は、トランプ氏のスローガンである「フェイクニュース」だ。我々のようなメディアを仲介せずにソーシャルメディアで直接訴える。報道が間違えれば彼の術中にはまるが、確固たる根拠があり内容が正確なら攻撃に対抗できる。絶対に事実は最後に勝つ。ジャーナル紙はニュース部門と論説部門が独立し、相互に口出しせずかばい合いもしない。ニュースは事実を正確に報道し、論説は大統領を批判することもあれば支持することもある。そうやって信頼を構築している。トランプ氏への批判はすべて信じない人もいる。それは反トランプ勢力が彼のなすことすべてを悪だと決めつけるのと同様に信頼があるものではない。【聞き手・及川正也】

■人物略歴
Paul Gigot
米保守派の論客。自身の政治コラムで2000年ピュリツァー賞(論説部門)を受賞。






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トランプも北朝鮮も徹底的にナメてかからなくてはいけない [政治・雑感なぞ]

昨日は、パックンことパトリック・ハーランの論議を裏付ける専門家の意見として、ダニエル・スナイダー氏の『日本人はまだトランプ大統領をなめている / 3人の偉大な「お守り役」も手を焼いている』を取り上げた。

要するに、スナイダー氏の言いたいことは、「日本人よ、トランプをなめるな!」ということであり、いつ暴発するかわからない駄々っ子のような「大統領の真実」を知れ!ということであろう。


本日、ネット上をうろうろしていたら、《 北朝鮮をナメる日本が知らない「電磁パルス攻撃」の恐ろしさ 》という記事を読む機会を得た。記事の執筆者は宮脇睦なる人物である。「電磁パルス攻撃」とはいかなるものか知る機会となったし、北朝鮮をナメつづけるならどんな行く末になるか、宮脇氏のカタル筋書き(ストーリー)はなかなかオモシロイものであった。
http://www.mag2.com/p/news/263458

こちらも、簡単にまとめれば「北朝鮮をなめるな!」ということになろう。


以上あげた文脈でのナメルとは、軽んじる、見くびる、侮るといった意味になるが、そもそもソレは「舐める」ことからくるのだろうか。「ぺろぺろキャンディーを舐める」という時の「なめる」である。

しかし、舐めることが、軽んずる、見くびる、侮るの意味に転化する経緯が、よく分からない。イヌに鼻をペロペロしてもらうのは嫌いではないし、噛みつかれるよりはずっとマシと思うからだ。


以前、イギリス人の現実主義について当該ブログに記した。真実・現実を知るためには、いかなるものでもなんであれ舐めなければ気のすまない国民であることを示した。それは『教養脳を磨く!』という本のなかで林望先生が『大学のドンたち〈みすず書房〉』を元ネタに、紹介していたことだ。

そこで林望先生は、青バエを食った英国人学者について話している。「青バエは生涯でもっともマズイものであった」というのが学者の感想である。「もっともマズイ」かどうかは、実際にイロイロ食った人でなければ言えない言辞である。舐めるレベルを超えている。その精神に畏れ入る。

教養脳を磨く!

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  • 作者: 茂木 健一郎
  • 出版社/メーカー: エヌティティ出版
  • 発売日: 2009/03/23
  • メディア: 単行本



トランプ相手でも北朝鮮相手でも、リアリズムに徹して対応するためには、徹底的に舐めてかかって、齧りつくさないと、確かな対応は不可であるように思う。


その点、アメリカ合衆国を「同盟国」「友好国」とばかり見ているなら、対応を誤まる。

『ヤフー知恵袋』に、「仮想敵国」とはいかなるものか、次のような説明があった。

「仮想敵国は、同盟国も含めた自国の領土・領空・領海への軍事力投射能力のある国すべてです。日本にとっての仮想敵国は、中国、ロシア、アメリカ、韓国、北朝鮮、台湾になります。同盟国であるアメリカも、日本が反逆したときに対処できるように、米軍基地に対戦車地雷などを備えています。 / とはいえ、一般的にはその中で利害関係の一致しない(しにくい)国を指します。」(ヤフー知恵袋)
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1337265698

アメリカも「仮想敵国」に入るし、事実アメリカも、日本をそのように見なしている現実があるということだ。


「オトモダチ外交」もけっこうだが、しっぺ返しもありうる。

「しっぺ返し」のひとつの例として、先の原発事故のあとの「オトモダチ作戦」の後日談をあげることもできそうだ。
http://www.huffingtonpost.jp/2014/10/31/sailors-suit-fukushima_n_6080078.html


『聖書』の中に、「真の友はどんな時にも愛しつづけるものであり、苦難のときのために生まれた兄弟である」(『聖書』箴言17:17)という言葉がある。しかし、なかなか「真の友」はいない。なかなかそうそういないものゆえに、「真の友」はほんとうに貴重なものということになるのであろう。


チャーチルの国イギリスは「リアリズム」の国
林望・茂木健一郎対談本から
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2012-03-02

チャーチル英元首相のハラ
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2012-03-01

名「散文家」チャーチル、その成功の秘密 (『チャーチル』ジョン・キーガン著・岩波書店刊から)
http://kankyodou.blog.so-net.ne.jp/2015-11-09



第二次世界大戦〈1〉 (河出文庫)

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  • 作者: ウィンストン・S. チャーチル
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2001/07/01
  • メディア: 文庫



大学のドンたち

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  • 作者: ノエル・アナン
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2002/02/20
  • メディア: 単行本




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