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最期の願いをかなえたい:NHKスペシャル [スピリチュアルな話題]

NHKスペシャル 《最期の願いをかなえたい~在宅でがんを看取る~》

という番組を見た。


NHKの番組サイトには、次のような案内が記されていた。

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人生の最期を、どこで、どう迎えたいのか。

本人の願いに、徹底的に向き合う医師がいる。
横浜市瀬谷区の開業医、小澤竹俊さん(45)。体と心の痛みを取り除く“緩和ケア”を専門として、主に末期がん患者らの、在宅での最期を支える。一昨年10月に開業して以来、看取った患者の数は100人余りにのぼる。

末期のがん患者が最期を過ごす場は、病院から在宅へと急速に変わっている。医療費削減のため、医学的に改善の見込みがない長期入院患者への診療報酬が引き下げられ、末期ガンの患者の多くが“難民”となった。しかし現実にはそれを担える診療所は少ない。

小澤医師は、診察中の患者との会話を全て記録している。患者の内面に隠された本当の願いを探り出し、どう支えればよいのか、方法を見つけるためだ。

どうすれば、在宅で穏やかな死を迎えられるのか。番組では、在宅で過ごす末期ガン患者たちの元に昼夜を問わず訪問診療に出る小澤医師に密着し、看取りの現場で交わされる会話の中から、その答えを見つけ出す。

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・・・・という番組を、見たのだが・・・

小澤医師は、医師らしからぬ医師だ。

ドコがそうなのだろうと考えた。

たぶん、ひとりの人間として生きているという印象が、医者としての印象より強いからにちがいない。

小澤さんは、死を宣告された末期がんの方に寄り添い、きちんと向かい合おうとする。施すのは医療知識、医療技術だけではない。患者本人だけでなく、その家族へのこころのケアも念頭においている。


死に行く人間は、自分のいのちに対して真剣だ。ひとりの方と、次のような会話がなされる。その方は寝たきりで、おなじく高齢のご主人の介護を受けて、一ヵ月になる。

「きのうはね。夜、一生懸命自殺の仕方を考えた・・どういうふうにすれば完全に死ねるかなって・・」

小澤さんが、その言葉を受けとめて「○○さんが、自殺してしまいたいなあって・・」と相手の言葉を用いつつ、対応しようとすると・・・

「してしまいたいんじゃなくて、もうそろそろしないといけないんじゃないかと・・こんなこと毎日していてもしようがないんじゃない。ちがう?ちがう?・・答えなさいよ!・・オトウサンを自由にさせてやりたいと思うし・・」

そういう真剣なやりとりを小澤さんは記録し、ご家族との対話も参考にしながら、丁寧に応じていく。


小澤さんは、ホスピスの医師として12年過ごした後、コンビ二の空き店舗を借り受けて開業したのだという。車で30分の範囲で、患者を受け入れ、医療を施している。

その範囲が、個人にできる限界であるということなのだろう。きめ細かいケアは、それより遠くでは難しいということなのだろう。

小澤さんの、クリニックは、元コンビ二だが、コンビ二のようにどこにでも、在宅医療の拠点が置かれ、小澤さんのような医師が、身近にいてくれたなら、どんなに、有難いことかと思った。
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