So-net無料ブログ作成

気味のワルイ本:「約束の日 安倍晋三試論」 [本・書評]

「約束の日 安倍晋三試論」の新聞広告を、ここ何度か見て、気味のワルサを感じた。


約束の日 安倍晋三試論 (幻冬舎文庫)

約束の日 安倍晋三試論 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 小川 榮太郎
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2013/07/19
  • メディア: 文庫



それが本であれ、人であれ、特定の個人をあまりにも持ち上げる手合いのモノには、当方すべからく警戒心をおぼえる。そんな高潔立派な人間などいないと思っているし、また逆に、所詮、卑小な人間でありながら、他者から持ち上げられることをヨシとする、そのナルシシズムにも警戒心を覚えるのだと思う。

また、上記書籍について、殊に、気味のワルイ印象を増幅させる要素として、その本の宣伝に、ソレが正しくあっても、間違っていても、三島由紀夫や吉田松陰が、安倍との対比で持ち出されていることにもある。


それで、実際、どんなモノかと幻冬舎を調べ、アマゾンを調べると、新刊書ではナイことがわかった。発行されて数年経過している。ということは、選挙を控えて、首相はご自分の宣伝工作を図ったということなのだろうと推察した。


ついでに記すが、アマゾンでの、書籍レビューを見て、思わず笑ってしまったモノがある。傑作である。

BEATNIK1986 (東京都世田谷区) サンは、「安倍晋三試論 約束の日」に5段階評価のうち最低評価1を(2012/9/8 に)与え、そのレビューに対して「827 人中、131人」だけが、「このレビューが参考になった」と投票して賛意を表しているのだが・・

その、投稿レビューのテーマは 「うんざり」とあり、以下のような内容である。

命を賭して、憂国を人々に訴えて自ら自分のお腹をかっ切ったた三島由紀夫と、
「命を賭けてやる」と国会で言った2日後にお腹が痛いといって総理を辞めた人を、
同列に扱うのは、いくらなんでもやめてほしい。
いつも通りのちょうちん持ちだらけのレビューもうんざり。

さすがに「ちょうちん持ち」扱いされた面々は、思わず「参考にならない」をクリックしたのだろう。大多数は、賛意を表明していない。


それから、ネット上で、「約束の日」について調べたら、案の定、以下の記事を見出した。


メディア工作も? 幻冬舎・見城社長と安倍首相のただならぬ関係

本と雑誌のニュースサイト/リテラ2014.07.25
http://lite-ra.com/2014/07/post-280.html


自民党の“公平”圧力に『朝生』が屈服!じゃあ安倍首相の単独出演は公平なのか

本と雑誌のニュースサイト/リテラ2014.11.29.
http://lite-ra.com/2014/11/post-666.html


こうした、記事をみると、「我田引水」、我に利するものは、なんでも引き入れようとする、姿勢、態度が見え見えに思える。メディアについても同様で、かなり意識して、「工作」をしているようすがわかる。

法案の取り扱いにしろ何にしろ、その内容の是非は別として、そのやり方の強引さの方にこそ、警戒心を持たれているように、当方は、感じているのだが、安倍にマツワル「気味の悪さ」の正体は、実際のところ、そんなところにあるのかもしれない。


「ファシズム体制」速成の実績、過去にアリ(保坂正康「昭和史のかたち」から)
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2013-05-15

************


言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家 (中公新書)

言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家 (中公新書)

  • 作者: 佐藤 卓己
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 新書



大本営報道部―言論統制と戦意昂揚の実際 (光人社NF文庫)

大本営報道部―言論統制と戦意昂揚の実際 (光人社NF文庫)

  • 作者: 平櫛 孝
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 文庫



nice!(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:

nice! 0

トラックバック 1