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2 日光杉並木の威容(家康と元就) [歴史雑感なぞ]

政治のニュースを見れば、いろいろ感じること、思うことがある。それで、書きたいことも出てくる。しかし、政治についてきちんと勉強したわけではないので、みみずのたわごと程度のことしか書けない。それでも、いざ書くとなると、きちんとした根拠なしには書けない。いろいろ調べたりする。それが、最近はめんどくさくなってきた。それゆえ、今後記すことは直感・観による気ままなものと受けてもらえればいい。それでも、それが割と図星であったりするかもしれない。まぐれ当たりというのもある。

昨日は、遅くまで峠越えの道をドライブして帰宅した後に、記事を更新した。それで、書きたいことの前半しか書いていない。じゃあ、後半はなにかというと、歴史学者:磯田道史講演から長州・人のことに触れたく思ったのだ。

講演とは言っても、NHK文化講演。ラジオで放送されたものだ。だから、お聞きになった方も多くいらっしゃると思う。講演主題を忘れてしまったが、長州藩にまつわる話で、「長州藩が仕掛けた戦争はほとんどが敗北で、関係者に惨禍を招いた」。「関ヶ原の戦いで敗れた毛利の係累は、その後、狭い谷合の土地に多くが押し込められ、高い生産性が求められたためか、ある生産をあげるために、いかほどの資材が用いられたかの記帳がなされた結果、今日でいうGNPを算出できる(唯一の)藩」。「長州藩では正月に恒例の儀礼がなされ、それは殿様と家臣たちとの内密のやりとりで、殿様が「徳川討伐の用意はできたか」の問いに対して、家臣が「いや、まだ・・」などと答えるもの」というような話であった。

それで、昨日、書いていてハタと気付いたのだが、徳川家康の尊敬する毛利元就は、東西を分けて戦った敵(の総大将:毛利輝元の祖父)であり、幕末・明治に、関ヶ原の怨恨を雪いだのが長州・薩摩による明治維新であったということだ。

昨日記した山本七平著『徳川家康』には、策謀家としての元就を尊敬していたものの、それに倣わず「正々堂々」を自身のやり方としたのが家康であったと記されてあることを述べた。(これも、きっと異論があるのだろうが・・、当方は現在のところ、そのように認知している)。

GNPの計算ができるというのは、ある意味「勘定高い」ということである。カネに細かいということでもある。これは、日本人の感性からいって、(特に昔は)褒められたことではない。目的を遂げるためなら、どんな手段でもかまわないというのも、決して褒められたことではない。

最近読んだ本で、長州藩に関して特に驚かされたことがある。それは、倒幕に際して官軍の象徴として用いられた「錦の御旗」が、朝廷によって用意作成されたものではなく、長州藩によって製作されたものであるということだ。それは、靖国神社創建の由来を示す、靖国神社ホームページの証言と似ている。靖国神社は明治天皇の思し召しによるものと記しているが、事実はそうではなく、本来的には、長州藩が鎮魂ではなく招魂のために創建したものである。明治天皇は、神社に箔をつけるために持ち出されたものに過ぎないともいえよう。天皇さえ、いいように利用してきたのが長州・・といえそうである。そのことは、靖国神社初代宮司:青山清とたいへん縁の深い方の著作(下記イメージ書籍)に示されていた。これらのことは、目的を遂げるためにはナンデモアリの長州・人の気質を示すものといえるように思える。

もっとも、ソレについては、それが政治というものだという意見もある。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14107871634


ここまで御託をならべてきたが、これまで当該ブログをご覧になったきた方であれば、何を言いたいのか、おおよそ、見当がつくと思う。以下は、ほぼ10年前の記事・・・

安倍首相と同郷の人:吉田松陰
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2007-04-23

長州藩
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E5%B7%9E%E8%97%A9


『靖国神社(東京招魂社)』は長州由来、「天皇の思し召しによって」創建されたものではナイ!?
http://kankyodou.blog.so-net.ne.jp/2015-09-06

最後にひとこと・・・。いまどき、旧藩をとりあげ、それを元に県民性を十把ひとからげにするなど、ケシカランという向きもあろうかと思う。もちろん、どんな集団も、それに属する個人はひとりひとり異なる。全体の傾向とは例外的な方も存在する。それは、どの集団についてもいえる。この記事でいいたいのは、全体の傾向についてであるに過ぎない。

そして、さらにひとこと・・・。どんな長所も短所であり、どんな短所も長所である。


靖国誕生 《幕末動乱から生まれた招魂社 》

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  • 作者: 堀 雅昭
  • 出版社/メーカー: 弦書房
  • 発売日: 2014/12/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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