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忍者の師匠 オオサンショウウオ [自然に親しむ]

オオサンショウウオについてのオモシロイ記事。

オオサンショウウオは、忍者の師匠であったようだ。

(以下、記事から引用)

***********

オオサンショウウオの一大生息地である三重県名張市の赤目四十八滝は約1300年前から修験道の修行の地とされ、忍者の修行の場とも言われる。記者は「オオサンショウウオと忍者に何か接点があるのでは?」と思い、市総務室市史編さん担当の山口浩司・副室長に質問。すると、「ありますよ」との返事。忍者とオオサンショウウオに関する逸話を探った。【鶴見泰寿】

山口さんが一冊の本を見せてくれた。元市職員で、郷土史家の故・寺田貢さん(享年79)=赤目町長坂=が約3年間かけて1977(昭和52)年に発刊した「赤目滝今昔」(非売品)。

 この本の「おおさんしょううお」の項に「忍者と大さんしょう魚」の見出しがあり、「伊賀流忍術の元祖百地三太夫(ももちさんだゆう)の門下生達が赤目の渓谷で、忍術修行中に、大さんしょう魚の生態から忍術の極意を修得したと伝えられている」と書かれている。

具体的には

▽保護色・・敵にたやすく発見されない 

▽水の中、陸の上でも、自由にすめる

▽1年2年も絶食ができて、餌がたくさん得られるときは、いくらでも食べためができる 

▽夜行性で、夜自由に行動できる

▽常に泰然として、動かず、落ち着いている

▽頭の先ぐらいの穴があれば、前脚の強さを利用して簡単に脱出できる


−−との6点が挙げられている。

*************

オオサンショウウオ .
忍術に応用された生態 味はフグ似
毎日新聞2015年12月13日 17時37分(最終更新 12月13日 17時40分)
http://mainichi.jp/articles/20151214/k00/00m/040/010000c





完本 万川集海

完本 万川集海

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2015/05/22
  • メディア: 単行本



赤目四十八瀧心中未遂

赤目四十八瀧心中未遂

  • 作者: 車谷 長吉
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 文庫



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『下山の思想』の元祖? [自然に親しむ]

原発事故のあと、五木寛之がものした『下山の思想』という著作がある。当方、未読であるが、だいたい書いてあることは見当がつく。

下山の思想 (幻冬舎新書)

下山の思想 (幻冬舎新書)

  • 作者: 五木 寛之
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/12/09
  • メディア: 新書



「見当」をもってして、ソノ元祖について、記すべきではないのかもしれないが、鶴見俊輔・司馬遼太郎の対談(1979年)に、ソレらしきものを見出した。

昨日、当該ブログで更新した〈脚本家・倉本聰が「今」「最も尊敬する人物」〉である、ペペこと、元ウルグアイ大統領の考えとも繋がるものにちがいない。 http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2015-11-04

もっとも、人間の本性・本質を考えるなら、当然至極の道筋にちがいない。仮に、デジカメ生産量やその技術開発で世界トップの座を保っていたとしても、デジカメで、命をながらえさせることはできない。デジカメを売って得た収入で喰うという道筋もあるにはあるが、デジカメそのものは喰えない。金輪際、喰えない。(食べられる方は、どうぞ食べてみてください)。そして、喰わなければ、人間は死ぬ。

人間の本性、優先順位を考慮するなら「下山」しかないのでは・・・

(以下、鶴見・司馬対談の掲載されて書籍とその引用)

昭和を語る: 鶴見俊輔座談

昭和を語る: 鶴見俊輔座談

  • 作者: 鶴見 俊輔
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 2015/06/25
  • メディア: 単行本



*******

司馬:またウランバートルの話になりますが、モンゴル人にはカメラをもった外国人を見るのがいちばん苛立つのね(笑)。おれたちには目がある、モンゴル人は全部記憶するんだと・・・。わたしと同行した人がカメラをもっていたばかりに、酔っぱらい3人にからまれたんですよ。

これは停頓の思想とでも呼ぶべきものだと思いますね。もういまの生活水準で満足している。だから写真機まで欲しくない。彼らの暮らしは、司馬遷が『史記』に書いた匈奴の生活とほとんど同じなんです。それでいいっていうんだ。もし消費文明をめざすということになれば、国情に合わせてゆっくりゆっくり、100年ほどかけてそこまでもっていく。それが停頓の思想なんですね。

停頓の思想は人類にとって一種の塩味になっていると思います。人類は停頓しようにもしないから、そこには停滞をこいねがう心理が働く。それが停滞の思想を生み出したとも言えるね。しかし、その塩味がなければ、人類はめちゃくちゃになっていたでしょう。

日本の場合は、停滞が左翼のかたちをとっている。これはおもしろいですね。もうこれ以上の進歩はけっこうです。公害を出す火力発電所はもうつくるのはよしましょう。石油も買わないですむ生活をしましょう・・・。

鶴見:ビッグ・サイエンスを批判していますね。

司馬:ビッグ・サイエンスが批判されることなくのさばったら、手に負えない怪物になってしまう。停頓=停滞の思想は、それを防ぐブレーキとしての役目を果たしている。

鶴見:進歩というのは、より大きなエネルギーを使うことでしょう。より大がかりな機械じかけで、よりエネルギッシュな暮らしをすることは、いまを愉しむこととは違うんですね。だから、それを無限にやっていたら、人類は早めに終わってしまうんじゃないか。

そういう意味で言うと、イギリスはかなり長いあいだかかって、19世紀の末から退歩の思想を準備してきた。その思想にしたがって、植民地を次々と手放してきたんです。これは日本の人口停滞と同じように、思想的な達成であって、たんに斜陽の国と一言でかたづけることはできない。三大進歩国家と呼ばれるアメリカ、ソ連、日本は、あいもかわらず進歩の幻想にしがみついているんですね。
p184-6
(後略)
*********

1)司馬遼太郎x鶴見俊輔(『昭和を語る: 鶴見俊輔座談』晶文社発行から)
http://kankyodou.blog.so-net.ne.jp/2015-11-03

*********
(下記書籍、当方未読ですが・・)


戦後思想家としての司馬遼太郎

戦後思想家としての司馬遼太郎

  • 作者: 成田 龍一
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2009/07
  • メディア: 単行本



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脚本家・倉本聰が「今」「最も尊敬する人物」 [自然に親しむ]

脚本家・倉本聰が『林中無策』を、「毎日新聞」に連載している。

本日のテーマは「ぺぺ」と題されている。ウルグアイの前大統領の愛称なのだそうである。

「今僕の最も尊敬する人物である」と、倉本は記す。内容を読んで、なっとくした。いかにも、倉本聰に敬愛されるにふさわしい。また、〈経済、経済、経済」と叫ぶどこかの国の指導者とは異な〉り、国民から愛称をもって呼ばれるだけのことはある。

倉本聡が「自然と暮らす」ために移住した先、富良野の文化村を企画した「どろ亀先生」のこと http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2015-08-22

以下、引用。

*********

林中無策:ペペ=倉本聰

毎日新聞 2015年11月04日 東京朝刊

ご存じの方はいっぱいおられると思う。しかし改めて紹介させていただく。世界で一番貧しい大統領といわれたウルグアイの前大統領ホセ・ムヒカ氏。2014年にノーベル平和賞候補として推薦された。今僕の最も尊敬する人物である。12年、リオの国際会議で行った演説で一躍世界にその名を知られた。給料の大半を貧しい人のために寄付し、大統領の公邸には住まず、町から離れた農場奥さんと暮らし、花や野菜を作り、公用車は使わず、古い愛車を自分で運転して大統領の仕事に向かう。身なりに全くかまわない彼をウルグアイの人は親しみをこめてペペと呼んでいる。

彼の演説が世界を瞠目(どうもく)させたのは、現代の一国の指導者でありながら、「経済、経済、経済」と叫ぶどこかの国の指導者と異なり、その生き様・発言に、人の幸福を根底に据えたはっきりした哲学があるからである。

 「貧乏とは少ししか持っていないことではなく、無限に欲があり、いくらあっても満足しないことです」

 「余計なものを消費するために働いて、そのために時間が逃げて行ったとしたら、それは幸せなんだろうか」

 「君が何かを買う時、お金で買っているんじゃなくて、そのお金を得るために費やした時間で買っているんだよ」

 「過ぎた時間とは、きみの人生だ。過ぎ去ったら取り返しがつかない。だから大切にしないといけないんだよ。人生という時間を」

一つ一つの言葉の重みが、びんびん心に響いてくる。

 「ひま(、、)は無駄じゃない。人が話し合う時間は大切なんだ。

 それが生きている時間(、、、、、、、)なんだよ」

森の中で僕は生きている。さしたることもしていない。時々人とゆっくり語り合う。幸せだなァとしみじみ思う。

僕の人生、それで十分だ。

(脚本家。題字と点描画も筆者。次回は12月2日掲載)

悪役 世界でいちばん貧しい大統領の本音

悪役 世界でいちばん貧しい大統領の本音

  • 作者: アンドレス・ダンサ/エルネスト・トゥルボヴィッツ
  • 出版社/メーカー: 汐文社
  • 発売日: 2015/10/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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月食を見そびれた・・、「まあだだよ」 [自然に親しむ]

けさ早く、月 さえざえと、ふるえを覚えるほど。でも、それは寒さからではない。満月は中空に窓をあけて、天上からの青いひかりを引きいれている・・・。

『本を読むときに何が起きているのか』P・メンデルサンド著から(VIVIDNESS:鮮やかさ)
http://kankyodou.blog.so-net.ne.jp/2015-09-22


一昨日の皆既月食。天気都合でみそびれたものの、見ることができたなら、どれほどか仕合わせであったことか。

・・など書きながら、実は、忘れていたところもあって、忘れたのに気づいたのは、NHKラジオ。といっても、ニュースではなく、間合いに流されていた音楽。ダークダックスが、「お月様、えらいな~」と歌っていた。


『おつきさま』

石原和三郎 作詞

一 おつきさま、えらいな、
    おひさまの、きょうだいで、
  みかづきに、なったり、
    まんまるに、なったり、
  はる、なつ、あき、ふゆ、
    にっぽんじゅうを、てらす。

二 おつきさま、わかいな、
    いつもとしを、とらないで、
  くしのように、なったり、
    かがみのように、なったり、
  はる、なつ、あき、ふゆ、
    にっぽんじゅうを、てらす。

https://www.youtube.com/watch?v=4M0RKKpHqtU

この歌を当方が知ったのは、黒澤明の映画「まあだだよ」のなか。恩師内田百閒に対する謝恩会「まあだ会」で、いい年をした元生徒たちが歌っていたのを聞いたのが最初。

『まあだだよ』は、「無 邪気」を絵にしたらこんなになります・・という映画で、なんど見てもあきない。

まあだだよ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%81%82%E3%81%A0%E3%81%A0%E3%82%88

Not Yet / Madadayo (1993) trailer
https://www.youtube.com/watch?v=ErtdaEEV4uU

中古ビデオを手に入れた
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2006-12-04" target="_blank">http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2006-12-04


まあだだよ [DVD]

まあだだよ [DVD]




月のこよみ 2016: 366日の月の満ち欠けがわかる

月のこよみ 2016: 366日の月の満ち欠けがわかる

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2015/10/02
  • メディア: 単行本



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うちの白鵬が・・ [自然に親しむ]

白鵬のことを書いていて、今、居間に行ったら、うちの白鵬が落ちていた。

白文鳥で、名前はブンというのだが、うちの家族にとっては、白鵬以上だ。

2009年12月22日、冬至の日に、先代のちびを、不注意から死なせてしまって、代わりをさがしてペットショップに行った。

「白文鳥の手乗りはいますか」と訊くと、「いま~す」と女性店主が言う。

見ると、ツガイと一緒に、二羽のまだ羽のはえそろわない幼鳥。親と子どもと八つの目が、不安そうに怪訝そうにこちらを見ている。

どうみても、「手乗り」として育てられている風ではない。これから、育てるつもりらしい。「1週ほどして来てください」というので、12月30日に出向くと、さし餌をなんとか覚えたようす。

それを連れて帰り、幼鳥の飼育かごに入れた。フゴという直径15センチほどのワラで編んだ丸いかごだ。フタをして暖かさを保てるようにしてある。挿し餌をしようとすると、怖がってのけぞる。壁面を退いて登る。

よっぽど怖かったのだろう。羽もろくに無いのに、一度、部屋を横ぎって飛んだ。先にあったヒモにぶら下がってとまった。その様子をみて、ブンと名づけた。ブンと音をたてるかのように飛んだから。

その「こわがりブン」が、ちゃんとした「手乗り」になって、これまで、慰めとなってくれたのだが・・

ちょうど今、換羽の時期で、いらいらしたり、元気がなかったりする頃合いでもある。それで今朝、いつものようにひょろひょろ鳴かないし、食も進まないようすでいたけれど気づいてやれなかった・・・

換羽の時期でなければ、きっと、異変と感じて、すぐに暖をとることができるようにしたろうし、注意して見守っていたのだろうが・・・

大好物のピーナッツも食べなかったのに・・・





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ノーベル賞の裏で科学研究の危機が(筑波大名誉教授・白川英樹さんの憂い) [自然に親しむ]

筑波大名誉教授・白川英樹さんの憂い ノーベル賞の裏で科学研究の危機が

という記事。ご意見うかがい、もっともだと、直観する。

「つづく」部分に全文引用するが・・・

(以下は抜粋)

************
(前略)

しかし、白川さんは「お金をつぎ込めば独創的な研究が増えるというものではありません。ましてやノーベル賞をとれると考えるのは間違っています」と言い切る。湯川秀樹さん以来、自然科学系の日本のノーベル賞受賞者の多くは、80年代以前の研究実績を評価された。その当時の科研費の年間総額は数十億〜数百億円程度だった。

「優れた研究をするためには、条件があるんです」。それは落ち着いてじっくり取り組める環境と、自由に使える資金だ。「特に若手の場合、億単位の額はいらない。数百万円でいいから、好きなことをやれる資金が必要です」。白川さんは「電気を通すプラスチックの開発」という業績でノーベル賞を受賞したが、発見のきっかけは、プラスチックの合成中に薬品の量を間違えたミスだった。その時できた物質に金属のような光沢があったことから「電気を通すのではないか」と直感し、その後実験を繰り返して偉大な成果を手にした。

 「研究費は税金ですから、効率よく無駄のないように使うべきであるのは当然です。ただ、役に立たない研究だから無駄遣いとは決めつけないでほしい。一見成果なく終わったように見える研究が、いつ役に立つか分からないからです。そういう“知的財産”の積み重ねが科学の発展につながる」

 自身の研究について語る時に「セレンディピティー」という言葉を使う。英語で「偶然による発見」との意味だ。「『研究資金を得ている以上、それに見合う成果を出さない研究はバツだ』との考え方からは、セレンディピティーは生まれない。ムシのいい話であることは承知していますが、そこは国民の皆さんにも分かってほしいんです」

 成果が見込まれるプロジェクト研究ばかりが重視される現在の日本。昨年のSTAP細胞をめぐる研究不正の問題も、そのような環境に一因がなかったか。「もちろん無縁ではないと思います。ただ再発防止には大学院教育の充実も必要でしょう。実験のやり方やモラルなども含め、カリキュラムを見直すこと、そして、幅広い見識を持つ研究者を育てることを考えなくてはいけないでしょう」

 独創性のある優れた科学者を育てるには、大学だけではなく、初等、中等教育も重要だ。「回り道に思えるかもしれませんが、小学校の学級の人数を減らしてほしいと言い続けてきました。児童の興味を把握し、好奇心を伸ばすには20人くらいにしてもいい。それなのに財務省は現在の小学1年生の35人学級を『効果がない』として40人に戻す案を打ち出した」。15年度予算での削減は見送られたが、こうした議論が出たことを白川さんは残念がる。

 理科を教えることに自信がないという小学校教師が半数を超える、との調査もある。「教員養成系大学は師範学校の伝統を受け継いでいるため文系に位置づけられていますが、将来は文系理系にとらわれないコースを設けるべきでしょう。過渡的には理科の専任教師を増やしてもいい」

 日本の科学の前途は険しそうだが、白川さんは「悲観はしていない」と言う(後略)


私の歩んだ道―ノーベル化学賞の発想 (朝日選書 (670))

私の歩んだ道―ノーベル化学賞の発想 (朝日選書 (670))

  • 作者: 白川 英樹
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2001/02
  • メディア: 単行本



小保方さんはついに・・
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2015-01-07

つづく


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木曽の御嶽山のこと [自然に親しむ]

木曽に20数年前に住んでいたことがある。信濃川と木曽川の分水嶺となる地域で借家のそばには、石を軽く放ればすぐ向こうに届くほどの清流が流れていた。それは信濃川につづいていて、カワガラスのもぐる姿もよく見かけた。

「ちょっと裏山へ・・」と、ちいさな谷川筋に登ると、カモシカに出会った。森の葉陰からこちらをうかがっていた。大きなサルノコシカケも手に入れた。山頂のすこし開けたところの木に登ると遠方の山が見えた。

それが元で山にハマった。松本のICI石井でザック、靴、テントなど、一度に10万ほどの買い物をして家内を驚かせた。

御岳には登るまえに何度か足を運んだ。石碑がおおくあった。黒ずんだ石のはだには、先達某などと記されてあった。山岳霊場であることをいやおうなく意識させられた。

先達という言葉から、白装束をまとって、みなで登っていく姿が目に浮かんだ。手には六根清浄の杖が携えられている。登山は、浄めの儀式となるのか・・・。

まったく記憶にないので、まだロープウエイは開業していなかったように思う。それでも、道はよく整備されて段々には木で土留めもほどこされていた。

山頂に向かうとき、男性の一郡にであった。会話のようすから、火山学会に属する先生方のようであった。ほかには、登山客のことは記憶にない。

山頂部は、いくつかのピークに分かれていて、そのピークからピークへ移動したのだが、やけにだだっぴろく、カルデラの周辺部にあたるところにいくつかのピークがあって、その間の高原を歩いたことになるのだろう。

その自分の歩いた山の一角で、自然が猛威をふるった。ほとんど予兆なしに猛威が降り注いだ。火山性微動という予兆は、観光の書き入れ時を考慮して軽くあつかわれたような話も聞く。お役所の発表など待つまでもなく、自分で情報を収集して、危険を回避するくらいの周到さが必要なのだろう。なにしろ相手は3000m峰であり、しかも活火山である。

どんな山も、いまは、軽装で、気軽に登れるようになった。むかしの修験者たちがいだいていたような山へのおそれのようなモノを、出かけるまえに思い起こす必要があるように思われる。出かける者にとっても残される者にとっても、覚悟を生じさせる儀式のようなものが・・・。

************
古今亭志ん生 大津絵 冬の夜に
(火消しが、火事場に出かけるときの、その妻の気持ちが歌われている。
志ん生の哀調を帯びた歌を、慶応塾長の小泉信三先生は、聞くたびに泣いたという)
その録音、ユーチューブから。
http://www.youtube.com/watch?v=L1Jl0_yhd7E


古今亭志ん生 名演大全集 25 吉原綺談(下)/五人廻し/大津絵(冬の夜)

古今亭志ん生 名演大全集 25 吉原綺談(下)/五人廻し/大津絵(冬の夜)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2005/11/16
  • メディア: CD



サバイバル登山家

サバイバル登山家

  • 作者: 服部 文祥
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 単行本



百年前の山を旅する (新潮文庫)

百年前の山を旅する (新潮文庫)

  • 作者: 服部 文祥
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/12/24
  • メディア: 文庫


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赤城山の覚満淵に [自然に親しむ]

昨日、赤城山に登り、覚満淵の木道を歩いてきた。

気温20度。小雨も降ってすこし寒さを感じるくらいであった。

池塘が冬場とは異なり、緑一色。木道から池塘越しに眺める山は霧に煙っている。

周囲で、うぐいすが鳴き交わしている。複数匹のうぐいすが鳴くのを聞くのは、はじめての経験で、当初、地元の観光協会がマイクでうぐいすの声を拾って拡声しているのではないかと思うほどに大きく聞えた。木道を歩く先々で鳴いているので、人為的なものではないことを確認できる。姿を見たいと思ったが、とうとう姿を見せてはくれなかった。

「冬、寒くなく、夏、暑くないのが 極楽」だそうである。赤城の冬の「極楽」はまったく保証できないが、覚満淵の夏の「極楽」は保証できる。





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「ヒナを拾わないで」キャンペーンで・・・ [自然に親しむ]

キャンペーンの始まる前から、日本野鳥の会の指導的立場の方の話を聞いていた。巣だったばかりのヒナ鳥は親が見守っているのであるから、ヒナが困っている(?)ようであっても、決して手を出さないで置くように・・ということであった。

それを、実践したつもりだったのだが・・・


二週間ほど前だったと思う。朝6時頃のことだったと思う。すずめのヒナが砂利の多い地面に降りて、飛べないでいる。羽はちゃんとある。飛べると思って兄弟たちと一緒に巣から跳び出したものの、実際には飛べないことに跳んでから気づいたのかもしれない。

それを見つけたので、家内を呼び、どうしようという話になった。手乗りヒナを育てる要領で、ふご巣に入れ、挿餌して養おうとも思ったが、育てきる自信もないこともあり、親鳥と日本野鳥の会に敬意を示して、ソノママに放置した。

その後、やはりヒナ鳥のことを誰もが気にしていたらしい。通学途中の子供たちも親鳥に敬意を示し、近所のみなさんも敬意を示した。つまり、放置したままにしたということだ。

並並ならぬ関心を示したのは、ネコである。うちの窓を時々のぞき込んではわが家の文鳥を観察しているカワイイ首輪をした、血筋よろしきようなネコである。

そのネコが、どうも襲ったらしい。「らしい」というのは直接見たわけではないからなのだ。自転車で通りがかったオバさんが、わざわざ自転車を降り一部始終を見ていたのを、家内に聞かせ、家内が後で報告してくれた。「見ていないで、助ければいいのに」とも思うが、オバさんは、どうも親鳥や日本野鳥の会より、自然の摂理そのものに敬意を表したらしいのである。

今朝の毎日(6・29)に、日本野鳥の会のキャンペーン促進の絵本と紙芝居を描いた和歌山静子さんの談話が出ている。そこには「幼い命を助けたいという気持ちは大切だけれども、野生の生き物は厳しい自然の中で生きている。そのことを優しく表現したかった」とある。「厳しい自然の中」には、捕食動物のことも考慮されてあるのだろうか。

オバさんによれば、なんでも、まず犠牲になったのは、親鳥であったという。ヒナから注意をそらすために、猫の前におどり出たのだという。それで、まず親鳥が食われ、つづいて、ヒナも食われたのだという。

今朝の新聞(毎日社会面)に、滋賀県の母親が「チャットに夢中」で「1歳児放置し」死亡させたという記事が出ている。この母親も野鳥の会のキャンペーンをわが子に適用したのだろうか。人間よりスズメの母親の方が自然の情愛に富んでいるということか。すくなくともこの母親にかぎってはそう言えるだろう。

かわいい首輪をしたかわいいネコは、またかわいい顔をしてウチの文鳥を見にくるにちがいない。そのとき、一言だけ言ってやろうと、思う。

おまえ、チャンと食ってやったか?

(追記:和歌山静子さんの談話の出ている上記記事中、野鳥の会のコメントとして、ヒナ鳥を見つけたら、木の上に乗せてあげるなどのしかるべき措置をとるよう勧められていました。そのまま放置しろとは書かれていなかったことをお伝えいたします)

**************

聖書のなかには、今の時代によくあてはまるように思える言葉が出ている。

以下、テモテ第二3:1~5

1しかし,このことを知っておきなさい。すなわち,終わりの日には,対処しにくい危機の時代が来ます。 2というのは,人々は自分を愛する者,金を愛する者,うぬぼれる者,ごう慢な者,冒とくする者,親に不従順な者,感謝しない者,忠節でない者, 3自然の情愛を持たない者,容易に合意しない者,中傷する者,自制心のない者,粗暴な者,善良さを愛さない者, 4裏切る者,片意地な者,[誇りのために]思い上がる者,神を愛するより快楽を愛する者, 5敬虔な専心という形を取りながらその力において実質のない者となるからです。
http://www.watchtower.org/j/bible/2ti/chapters.htm


新・山野の鳥 (野鳥観察ハンディ図鑑)

新・山野の鳥 (野鳥観察ハンディ図鑑)




フィールドガイド 日本の野鳥

フィールドガイド 日本の野鳥

  • 作者: 高野 伸二
  • 出版社/メーカー: 日本野鳥の会
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 単行本



旧新約聖書―文語訳

旧新約聖書―文語訳

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本聖書協会
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 単行本



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2:フラワーパークに行ってきた [自然に親しむ]

フラワーパークに再度出かけた。

ほんの数日のちがいでバラ園がたいへん魅力的になっていた。

自然を相手にするということはそういうことなのだろう。花が咲くその時に行き合わせなければ、花は見られない。これは、紅葉も同じだし、新緑も同じことだ。


プリンセスミチコ」という美智子皇后の名を冠したバラも咲いていた。

(話がわき道にそれるが、ダ・ヴィンチ展の「ほつれ髪の女」をパッと見た印象は美智子皇后だ。これは、当方だけがそう感じることだろうか・・・)


日本の絶滅の危機にある植物の展示もされていた。

パンフレットによると・・・

地球上には24万種の植物が、日本にはそのうちの約7千種が存在するが、ここ数10年で、20種が絶滅し、5種が野生絶滅した。今日、24% 1665種が絶滅の危機にある、のだという。

以下の植物も絶滅危惧種である。

(当方の知る名だけメモしたのだが・・たいへん身近な名前もある。)

エビネ
オキナグサ
オミナエシ
カキツバタ
カッコソウ
キキョウ
クマガイソウ
コウホネ
サクラソウ
シュンラン
シラネアオイ
タコノキ
ノウルシ
ノカンゾウ
フクジュソウ
フジバカマ
ミヤマオダマキ


フラワーパークに出向かなければ、知りえなかった情報だ。

こうして、足を向けることで、植物に暗い自分も、すこしは明るくなっていくことだろう。しかし、植物に明るくなるにしたがい、植物の将来を思って、暗くなるのはこまったことだが・・・


年間パスポートを入手したので、ちょくちょく出かけることになる。

また、ご報告したい。


日本の絶滅危惧植物図譜

日本の絶滅危惧植物図譜




はじめてのバラづくり12ヶ月

はじめてのバラづくり12ヶ月

  • 作者: 後藤 みどり
  • 出版社/メーカー: 家の光協会
  • 発売日: 2011/03/26
  • メディア: 単行本



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フラワーパークに行ってきた [自然に親しむ]

「バラ祭り」ということで、出かけてきたのだが、かんじんのバラがたいしたことない。

無料で入れる県のバラ園の方が、植え付けてある面積も多く、種類も多いので、なにかはぐらかされた感じであった。

特別展示として、絶滅危惧種の植物の展示(実物・鉢植え)があった。

そのなかに、キキョウがあり、フジバカマがあり・・・、それらが絶滅の危機にさらされているとは信じられない思いがした。それらは、非常に身近な名前だからだ。

それにしても、さまざまな種類の植物が植え付けられている。自分の無知を思い知らされた感じである。

ほんとうに植物のことを何も知らないし、興味もいまひとつなのだろう。どんどん足が先に進んでしまう。ほんとうに好きな方は、ひとつの品種のまえで幾時間も立ち尽くすほどに楽しむことができるのであろうに・・





日本の絶滅危惧植物図譜

日本の絶滅危惧植物図譜

  • 作者: 日本植物画倶楽部
  • 出版社/メーカー: アボック社
  • 発売日: 2004/05/31
  • メディア: 大型本



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金環を見そびれた。 [自然に親しむ]

仕事中、空を見上げ、日食の様子を見ようとしたが、ダメ。欠け具合などまったくわからない。少し空が暗くなっているので、食が進んでいるのだろうと思える程度。

あらためて、お日様の偉大さを感じた。日の出の様子を見ることはできても、高く上がってしまってからは、眼をそむけるしかない。

帰宅して、日食グラスで見ると、あとヒトカジリで終わってしまう程度のちいさな陰となっていた。

平安時代以来だと言うから、たしかに記念すべきことではある。「あの時見た」と言えることは、話のタネになるだろう。

明日は、東京スカイツリー開業という記念すべき日だが、開業前のツリーの展望台から、日食を見た人もいるだろう。その人は、一生自慢できるにちがいない。








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明日は日食 [自然に親しむ]

天文事象には関心があって、いわゆる天文少年が今では天文中年になった。

もっともむかしほどではない。望遠鏡も持っていない。

ちょうど中学生の頃、高橋製作所製のセミアポクロマートの65㎜口径屈折赤道儀(望遠鏡)を手に入れた。たしか42000円と覚えている。アクロマート・コーティングがフツウの頃、それより一歩進んだセミアポ・コーティングを施したレンズを使い、三脚も頑丈この上なく、こんな望遠鏡を造っていて赤字にならないかね、破産しないかねなどと心配していたくらいだが、今でも、さらに会社は発展を遂げているようで結構な話である。

http://www.takahashijapan.com/corp.html

近所に、同じ中学で理科を教えることになった先生が越してきた。自分は新1年生、その先生も新任の1年生で、年も10歳ほどしか違わず、いい兄貴分ができた気分だった。先生は、天文好きで200㎜口径の反射望遠鏡も持っていた。そうしたこともあって、いつの間にか入り浸って、晩御飯も一緒に食べるようになり、独身・男先生のピーマンがまるごと入った「鍋ラーメン」にもだいぶ付きあわされた。楽しい思い出である。

「木星の研究」などをまとめ、発表して県から表彰されたこともある。もっとも、賞状をもらったのは自分だが、先生がもらったようなものである。先生から、言われるまま、まとめていったに過ぎない。木星の大赤斑の移動を150㎜の反射望遠鏡で追いかけ、時間の移り変わりとともに、移動する様子を記録していったのだが、「おい、ほんとに見えたのか?」「見えました。見えました・・」など、言いながら、模造紙を黒塗りしたなかに円を描いて木星表面の縞模様と大赤班の様子を記録した。


天文事象は、天気がすべてである。

当時の大きな出来事で覚えているのは、ジャコビニ流星群の出現。

流星が数えきれないほど見られると予想されていた。ところが、天文ガイドの特別号を買い、テントを張って、万全の態勢で待っていたが、天気が悪く、観測はまったくダメ。


ところで、あしたの天気はどうでしょう。一応、日食グラスは手に入れてはあるのですが・・





天文ガイド 2012年 06月号 [雑誌]

天文ガイド 2012年 06月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2012/05/02
  • メディア: 雑誌



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登ったら下りてこないと [自然に親しむ]

「2011年現在、日本人海外遠征隊での最大の犠牲者数」は、8人。

6人遭難死・・などとあったから、てっきりヒマラヤかどこかの未登峰に海外遠征しての話と思ったら、白馬だという。


いい年寄りが、むかし取った杵柄で、わいわい気軽にでかけたのであろう。

自然をバカにしてはいけない。想定外はいくらでも起こりうる。


山に登ったら下りてこないと。

ミニヤコンカの美しい白馬の背にダマサレ、頂上アタックに失敗し、友を失い、手足を失い、命からがら独り山から帰った人がいる。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%83%A4%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AB

以下は、その人(松田宏也)の著書の紹介。

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神よ、晴れてくれ! 

そんな願いもむなしく、山頂を目前に悲劇の幕は切って落とされた。

1982年5月、中国の高峰・ミニヤコンカ(7556m)登山中に悪天候に阻まれて遭難した筆者が、19日間におよぶ苦闘の末に奇跡の生還を果たすまでを描いた感動の手記。

極度の飢え、思うように動かなせない凍傷の手足、そして仲間の死……。

ズタズタに傷ついた肉体を引きずりながら孤独の下山を続け、絶望の峰から生きて帰った松田宏也の、究極のサバイバル・ドキュメント。


ミニヤコンカ奇跡の生還 (ヤマケイ文庫)

ミニヤコンカ奇跡の生還 (ヤマケイ文庫)

  • 作者: 松田宏也
  • 出版社/メーカー: 山と渓谷社
  • 発売日: 2010/11/01
  • メディア: 文庫



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白馬岳遭難、6人全員の死亡確認 爺ケ岳の女性も死亡

2012年5月5日12時58分 朝日新聞デジタル

長野県の北アルプス白馬(しろうま)岳(2932メートル)で起きた男性6人グループの遭難事故で、近くの小蓮華山の山頂付近で県警ヘリが6人を救出したが、県警大町署は5日、全員の死亡を確認した。また、同日朝、北アルプス爺ケ岳付近で、意識不明で発見された女性についても、死亡を確認したと発表した。

同署は、白馬岳の6人は北九州市の63~78歳のグループ、爺ケ岳は大阪住之江区の女性(62)と見て、身元の確認を急いでいる。

同署によると、同グループは3日から2泊3日の予定で、同県小谷村の栂池(つがいけ)高原から入山。4日に宿泊予定だった白馬岳近くの山小屋に到着しなかったため、山小屋が家族に連絡。家族が同署に捜索を依頼し、同署が5日早朝から捜索していた。

同署などによると4日午後の白馬岳付近は強い吹雪で、気温も零下になったという。6人が3日に宿泊した山小屋の関係者によると、グループは4日午前5時半に出発。天気が良く暖かかったので、6人は春山登山の服装で出発したという。



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2;HATABI:みどりの日 [自然に親しむ]

みどりの日。

毎日新聞の題字の背景はいつもはブルー。

だが、年に一度みどりの日だけグリーンになる。いつもグリーンになるといいと個人的には思うのだが、グリーンよりブルーの方が、インクの価格が安くあがるのかもしれない。

いつも題字の色の変更に関しては説明が加えられる。その説明にも、きのうのラジオ・ニュースでみどりの日のイワレを聞いても、大事なひとつのことが欠落している・・と感じた。

本来4月29日であるべきところを振り替え休日とし、「連休にして大いに遊ぼうではないか」という国民的意識・無意識が“みどり”の日を色あせさせてしまったにちがいない。

欠落している大事なこととは、みどりの日はもともと植物を愛したミカドのお生まれになった日であるといことだ。


昭和天皇は植物を愛された。ミカドの有名な言葉に、

「雑草という草はない。それぞれに名前がある」と、いうのがある。

なんでも・・、「ここから先は雑草です」という案内人の言葉にソノヨウニ答えたのだという。

案内人は(学者だか侍従だか知らないが)、聞き咎められたという感じがしたのではなかろうか。

天皇も、いつもなら「ああ、そう・・」と言って、すませてしまいそうなところである。ところが、聞き流せなかったのだろう。

それだけ、個々の草草に親しみを感じていたからにちがいない、と当方は思う。


国民のことを植物にたとえて「民草」という。民草が蔑称かどうか知らないが、天皇の言葉に照らしてみるなら、昭和天皇は個々の民草も、「雑草」とひとくくりにされたりしなかったのではないか、と、思う。

すくなくとも、ソノヨウナ意識はお持ちだったのではないかと思いたくなる。


今、福島原発事故で放射線が降り注いでいる。

特に、森が放射線の多くを吸収するようなハナシを聞いてもいる。

昭和天皇が生きてらしたら、どれほど悲しまれるであろうかと思う。


昭和天皇がどれほど国民の個々を知っていたかは知らない。

いくらご自分の臣民(わざと古い言い方をするが)とはいえ、神様ではないのだから、すべてを知るなど無理である。

しかし、当方の知るところ、少なくとも一人のジイサンには格別の敬愛の念をいだいていた。昭和天皇の和歌(御製)に、そのジイサンの姓名が詠み込まれている。

ジイサンとは、エコロジー的観点から、自然破壊に断固として立ち向かった南方熊楠である。

ふたり共に生きていたなら、無言のうちに進行する自然破壊にどれほど胸を痛めることであろうことかと思う。


あるいは、怒り心頭に達しておられることであろうと・・

http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2006-04-29-2

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YOUTUBE昭和天皇 自然のなかで

http://www.youtube.com/watch?v=MM0Wua66e74


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くまぐす外伝 (ちくま文庫)

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