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「危険な国」になった米国 (英『フィナンシャル・タイムズ』から) [政治・雑感なぞ]

言うまでもなく、誰もが感じていることだろうが、当該ブログ・タイトルに示した内容の記事が『日経新聞 8・17・p6』に出ている。出典は『フィナンシャル・タイムズ』で、記者はギデオン・ラックマン(チーフ・フォーリン・アフェアーズ・コメンテーター)。

記事を読みつつ、その置かれている国内政治の状況を思うに、トランプの名前を、某国の首相の名で置き換えてもいいように思った。

似た者同士のふたりである。これから、二人揃ってめでたく、同盟を強化していくに違いない。

冷静で、論理的な頭脳の持ち主である個人、大人である西側周辺諸国にとっては、たいへん危ういコンビにちがいない。


トランプと、似た者どうしの、安倍首相、カンセイの法則で、どこへ行く
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2017-04-09

トランプの、シリアをめぐる、トマホーク、これでいよいよ、複雑混迷 
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2017-04-07

***以下は、記事の抜粋(強調表示は環虚洞による)***

米国は「世界平和に対する脅威だ」という主張は、ロシアやイランが長年広めてきたプロパガンダ(宣伝工作)の核心だった。西側同盟諸国にとってはつらいことだが、今やこの主張がある程度の真実を含んでいると認めざるを得ない。トランプ大統領の米国は危険な国になったように見える。

トランプ氏はこの1週間、北朝鮮との間で威嚇と挑発の応酬をし、強権化が進むベネズエラには軍事介入の可能性を示唆し、国内では白人至上主義者たちの“ご機嫌取り”をした。同盟諸国は、米国に予測可能で冷静かつ安定したリーダーシップを求めているが、まさにそれとは正反対の行為だ。

とりわけ、トランプ氏の無責任さを露呈したのが「(弾丸の)装填が完了した」米国によって、北朝鮮は「炎と怒り」に直面するという脅しだ。

中略

トランプ氏があおっている国際危機は、政権を悩ます国内問題とますます不可分になっている。

中略

危惧されるのは、このようないくつもの危機が融合することで、追い詰められた大統領が窮地から脱するため、国際紛争を利用しようと考えることだ。

中略

戦争への恐怖から国民が大統領の下に結集するかもしれないというゴルカ氏の発想に、歴史を少しでも知る人なら危機感を覚えるはずだ。

国内問題に直面した政府は、しばしば海外に活路を見いだそうとしがちだ。例えば、欧州を第一次世界大戦に引きずり込んだドイツ政府は、国内で野党の激しい攻撃にさらされていた。開戦当日、皇帝は勝ち誇ったように群集にこう呼びかけた。「もはや政党も党派も関係ない。今日、我々はみなドイツ人の兄弟となったのだ」

あるいは、ゴルカ氏の先週の言葉を借りれば「こういう時こそ、我々は国家として一つにまとまらなければならない」ということになる。

一国の指導者も国内で厳しい政治圧力にさらされれば、非論理的な行動に走る可能性が高い。

中略

部外者としては、政権内の分別を持った“大人”の側近らが大統領を手なずけてくれるのを期待するしかない。だが少なくとも公の場では、武力行使をほのめかすトランプ氏をいさめる動きは、議会でも政権内部でもこれまでのところ、驚くほど弱い。

中略

米国内で“自浄作用”が働いてトランプ氏にブレーキがかかるか、もしくは同氏が辞任に追い込まれるのではないかというのは、恐らく希望的観測にすぎない。大統領に退任を強いるのは非常に困難で、米国の国内政治も外交活動もさらに過激になる恐れがある。

憂慮すべき点として最後にもう一つ指摘したいのは、トランプ氏の登場で、米社会が抱えるより大きな危機が一段と顕在化したように見えることだ。たとえ同氏が辞任しても、それは消えない。多くの普通の米国人は生活水準の低下に見舞われ、人口動態の変化により、白人はやがて多数派の地位を失うとみられている。これが無数の恐れる有権者を生み出し、トランプ氏の当選をもたらした。

先行きに希望が持てない社会や経済、国際的な影響力が低下する懸念、そして銃や軍隊を尊ぶ政治風土。これらを組み合わせれば、国際危機に「装填は完了した」という言葉で応じるような国が出来上がることになる。 (英『フィナンシャル・タイムズ』15日付)


フィナンシャル・タイムズの実力

フィナンシャル・タイムズの実力





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「国家の破綻が近い」福田元首相が安倍政権を痛烈批判 [政治・雑感なぞ]

「国家の破綻が近い」福田元首相が安倍政権を痛烈批判
日刊ゲンダイ・デジタル 2017年8月3日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210731


「国家の破綻が近い」という言葉は、大げさに聞こえもするが、決して大げさではないと思う。森友・加計学園モンダイの根っこにあるのは、国家運営の基礎となるプロセス作成の問題。

いわば日本という国は、国家というカタチを成しているものの、暗闇を好み、蟻道を伸ばして木という木を食い荒らすシロアリ被害にあって来た。土台と柱は食い荒らされ、スカスカになっている。立っているかに見えはするが、何かあれば即刻ぶっ倒れるシロモノになっている。

格差社会と「生存権」問われる憲法25条ーその2-
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2006-05-03-1

床下の土台や柱の中で暗躍するシロアリ被害を予期し、その動きによくよく注意していたなら、駆除対策もできたのだろうが、そもそもシロアリを飼いならして、その養分を自分たちに回そうとしてきた魂胆が、森友・加計学園モンダイで明らかになった。「獅子心中の虫」、現政権は日本という国家に巣食うシロアリ軍団みたいなものと指弾されてもいた仕方ない。「一点のクモリもない」解明がなされない以上、そのように糾弾されても文句は言えないだろう。

シロアリの恐怖 ※ この距離でこんなにいます!!
https://www.youtube.com/watch?v=Ne8Bv5bwmjE


みずからの非を自認して、辞任・辞職するなら大したものだが、内閣を改造し「人心一新」したという。見せかけである。むかしのお城でもあるなら、天守閣を作り変えたというところだろう。しかし、いくら見栄えのするテッペンを立派に見せかけようと、その下部構造がこれまでのままなら、いずれ倒壊する。

非を認め、反省していないのだから、これまでのままである。福田元首相の指摘は、大げさではない。

人災からの「復興」・・意識が変わらないと・・
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2015-03-11


しかし、

当方に、言わせれば、すでに破綻している。

本当の問題は、沈み行く日本丸からどこへ脱出するか、である。

NHK・ETV特集
『暗黒のかなたの光明ー文明学者梅棹忠雄がみた未来』から
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2011-06-17



梅棹忠夫の「人類の未来」  暗黒のかなたの光明

梅棹忠夫の「人類の未来」 暗黒のかなたの光明



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田原総一郎氏が、安倍首相に提案した「政治生命をかけた冒険」の中身 [政治・雑感なぞ]

ジャーナリストの田原総一郎氏(83)が、安倍首相に提案した「政治生命をかけた冒険」の中身について、いろいろ憶測がなされている。

田原総一朗氏が提案か 安倍首相「9月電撃訪朝」の現実味
日刊ゲンダイDIGITAL 2017年8月2日 09時26分 (2017年8月3日 06時00分 更新
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20170802/Gendai_406442.html

「政治生命をかけた冒険」安倍総理が消費税減税を決断するこれだけの理由=近藤駿介
 MONEY VOICE 2017年8月3日
http://www.mag2.com/p/money/274442

***以下、近藤駿介記事からの抜粋***

安倍総理との会談後に記者団からの質問を受けた田原氏は、具体的な中身には言及しなかったが、「政治生命をかけた冒険をしないか」と提言したことを明らかにするとともに、幾つかのヒントを残していった。

「解散のような細かな問題ではない」
「連立のような話ではない」
「民進党、共産党、小沢さんも反対ではない」
「自民党内には反対する人がいる」
「今やるべきこと」
「安倍総理しかできない」
「言ったらぶち壊れてしまう」
「総理の進退ではない」
「(首相は)やるつもりじゃないか」

こうした田原氏の発言を手掛かりに、多くのコメンテーターが、急落した内閣支持率をV字回復させるために提案された「政治生命をかけた冒険」の内容がどのようなものなのか、様々な見解を披露している。

***引用、ここまで***


皆さんは、いかが思われるだろうか?

提案の中身とは何か?


まさか、提案されたのは・・・

先の時と同じように・・・

「腹痛を理由に倒れなさい」

ではないだろうなあ・・・




気味のワルイ本:「約束の日 安倍晋三試論」
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2014-11-30

解散、安倍「狂言」説から「戦後レジーム」の実体について 
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2014-11-14

安倍・ブッシュはペテンダック
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2007-09-13

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ドラマ「加計学園」いよいよ佳境に [政治・雑感なぞ]

バカなタイトルをつけた。

政治の世界を取り扱ったミステリー・ドラマでもあるなら、面白がってもいられようが、現実の出来事で、今、われわれの住む国に生じている問題である。

「加計学園」誘致のために、今治市の議員たちに一人あたり1000万円が配られていたという。

その点、田中龍作が7月28に自分のサイトで「誘致に反対しないようにと市議会議員13人に1人当たり1,000万円」と、報じていたが、本日「日刊ゲンダイ・デジタル」にも出てきた。

【今治発】市民「加計学園からカネをもらっていない議員は立って下さい」2017年7月28日 23:30
http://tanakaryusaku.jp/2017/07/00016388

加計問題で市議会への「買収疑惑」浮上…議員1人1000万円
2017年8月1日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210535/1
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210535/2
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210535/3

もはや、加計孝太郎氏の証人喚問は、是非なく必要なことであるにちがいない。


雲隠れをきめこんでいる加計孝太郎氏を証人喚問せずして、加計学園認可のプロセスに「一点のクモリもない」と公言する安倍首相のオツム(脳みそ)には驚かざるをえない。

また、その首相が、内閣改造で「人心一新」できると思っていることにも驚きを禁じ得ない 。

オドロキ、モモノキ、サンショノキ というやつである。


もっとも、そのように、首相が信じたい気持ちはわからないでもない。加計氏を証人喚問して、すべてがツマビラカニなるなら、首相自身、オトモダチたち、自民党政権、政権に依存してきたモロモロが吹っ飛ぶ事態に発展する。

それを防ぐには、ウソをつき、誤魔化しつづけるしかない。


加計学園に関する閉会中審査、漫才よりもオモシロイ・・・
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2017-07-28-1

嘘の心理学 (クロスロード・パーソナリティ・シリーズ)

嘘の心理学 (クロスロード・パーソナリティ・シリーズ)




文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)

文庫 平気でうそをつく人たち 虚偽と邪悪の心理学 (草思社文庫)

  • 作者: M・スコット・ペック
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2011/08/05
  • メディア: 文庫



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安倍首相の父親:晋太郎氏への評価(佐高信著『”同い年”ものがたり』から) [政治・雑感なぞ]


“同い年

“同い年"ものがたり




上の書籍には、各界88人の人物が取り上げられている。各人、見開き2ページほどで評されている。

「戦後を創った第一世代」として「大正13年(1924)生まれ」の同い年の人々15人のなかに、安倍首相の父親:晋太郎氏が取り上げられている。息子との違いも分かってオモシロイ。

以下、抜粋してみる。

***********

俗に言えば、福田派はタカ派であり、田中派はハト派だったが、安倍はけっして、息子の晋三のような狭量なタカではなかった。

安倍の追想集で、その頭文字をとって「安竹宮」とライバル視された宮澤喜一がこう書いている。

「安倍さんは将に将たる人柄でした。他人をだますなどということは一切しない人でした。この人こそ日本の総理大臣になられる人だという国民的期待がありました。 / 戦後の歴史を見まして、総理大臣をさせたかった人、たとえば緒方竹虎さんなどは、実に大将らしい風格の人でしたが、安倍さんもそういう方でありました。 / 夢はかないませんでしたが、かえって安倍さんはわれわれの記憶に、昭和、平成の歴史に長く残っていかれると思います。」

リクルート疑惑では、安竹宮すべてが汚染されたが、竹下ではなく、先に安倍が総理になっていたら、歴史はまた違っていただろう。

「プリンス・メロン」などと綽名された安倍について、『毎日新聞』の政治記者の後輩である岸井成格が、私との対談『保守の知恵』(毎日新聞社)で、こんな秘話を明かしている。かつて、『毎日新聞』に「若き日の私」という連載があり、岸井が安倍晋太郎の代筆をした。その時のことを岸井はこう語る。

「晋太郎は苦労している人なんだ。幼い頃に両親が離婚したり、母親の顔も覚えていない。若い頃は母親を探して歩いた。本人はいやだと言っていたけど、俺は『母を尋ねて三千里』の話を書いたんだ。それを読んで土井たか子が感激したとわざわざ言ってきたらしい。」

晋太郎の母親は離婚して安倍家を出され、その後、再婚した。そこで生まれたのが、のちの日本興行銀行頭取・西村正雄で、父親の違うこの兄弟は共に成人してから涙の対面をすることになる。 / 晋太郎はこんな寂しさを抱えていたわけだが、晋太郎と土井は、外務委員会で論戦した。 / 岸井によれば、土井の質問に対して、晋太郎は懇切丁寧に調べて答えていたという。 / その晋太郎の死後、甥の晋三を父親代わりに叱咤していたのが西村だった。 / 総理の靖国神社参拝に堂々と反対していた西村が生きている間は、晋三は参拝を主張することができなかった。 / また、西村は私に、晋三の周囲に単細胞のタカ派しかいないことを嘆いていたが、晋三が総理になる前、西村が突然亡くなったのは、あるいは、西村にとって幸いだったかもしれない。

***引用、ここまで***

「10年早い」と叔父が危惧した安倍総理の未熟
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2007-08-22-2

晋三君への一言(成蹊高校の恩師、同級生から)首相、タジタジとなるか?
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2014-12-16-1


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小池晃 ‏(共産党) VS 安倍晋三総理(閉会中審査、参院) [政治・雑感なぞ]

加計学園に関する閉会中審査、ヘタな漫才よりもオモシロイ・・・

以下のユーチューブ動画、お忙しい方は、26分06秒以降を・・・

小池晃 ‏(共産党) VS 安倍晋三総理 ≪加計学園問題≫参議院 予算委員会閉会中審査 平成29年7月25日https://www.youtube.com/watch?v=dX6cRnQ5RX8

質疑最後の首相の答弁。そこで、加計学園新設認可プロセスの透明性を「一点のクモリもない」と表現し、その根拠として、「国家戦略特区諮問会議」「ワーキンググループ」を挙げている。個人名としては民間人の八田ワーキンググループ座長が権威として引き合いに出されている。

(41分33秒から、「一点のクモリもない」論議が出ている。首相の最後の拠り所は、「特区諮問会議」「ワーキンググループ」、そして、ワーキンググループ座長の八田達夫氏のようである)。

では、その諮問会議、ワーキンググループとはいかなるものか・・・

トランプのアタマよりもグチャグチャの「国家戦略特区の正体」http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2017-07-14<

疑惑は加計学園だけじゃない? デタラメすぎた「国家戦略特区」の“歪んだ行政”  https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170712-00087808-playboyz-pol

(以下『国家戦略特区の正体』の著者:立教大学教授の郭 洋春教授の言葉から)

去る6月19日、加計学園問題で揺れた通常国会の閉会を受けた記者会見で安倍首相は国家戦略特区についても言及し、次のように発言しています。

「国家戦略特区における獣医学部新設について行政が歪められたかどうかを巡り、大きな議論となりました。(中略) 国家戦略特区は、民間メンバーが入って諮問会議や専門家を交えたワーキンググループにおいて議論を交え、決定されていきます。議事はすべて公開しています。むしろ、そうした透明で公明・公正なプロセスこそが内向きの議論を排除し、既得権でがんじがらめになった岩盤規制を打ち破る、大きな力となる。これが国家戦略特区であります」

確かに、ここまで指摘してきた今治市の分科会、成田市の分科会などの「議事要旨」は首相官邸のホームページから閲覧することが可能です。その要旨だけを読んでも特に違和感はないかもしれない。しかし、その会議の出席者が事業提案を審査するワーキンググループの委員だと知ったら、どうでしょう。安倍首相は会見で「行政が歪められたかどうかを巡り、大きな議論となりました」などと呑気なことを言っていますが、“歪んだ行政”どころの話ではありません。むしろ、一部の事業者にとっては“思い通りの行政”が実現可能となる制度、それが国家戦略特区の実態だと言っていいでしょう。森友学園問題以降、「忖度(そんたく)」という言葉が流行語のようになっていますが、これは、もはや忖度で片づけられるレベルの問題ではありません。利益を求める事業者自身が、彼らの意思で思いのままに行政を動かしているのです。

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安倍ー籠池ーMOMOーホリエモンロケット(本日の『毎日』『日経』新聞紙面から) [政治・雑感なぞ]

安倍首相が、首相官邸で福島県いわき市長らと会い、いわき市名物の「ウニの貝焼き」を試食し、「ぷりぷりしていておいしい。元気もつきそう」と発言したという。(『毎日』p5)

写真付きの記事で、頬ばっている様子が出ている。けっこうですな、と思う。

p29では「籠池夫妻から聴取 逮捕も視野 補助金不正疑い」の見出し・記事がでている。首相自身はどれほど面識があったか知らないが、奥様が個人的に親しくメールのやりとりもして、森友学園設立にあたっては、その助力もしていたかの人物夫婦が、監獄の憂き目に会いそうな中で、よく平気でウニなど頬ばっていられるものだと思う。

以上は、暴論にちかいと思う。承知の上である。新聞ならではの発想だと思ってほしい。30ページにわたる全紙面を見ていくと、思わぬツナガリを発見するわけである。我々庶民(と、当該ブログをご覧いただいている皆さんを、庶民で括ってしまったが)の口になかなか入らない「ウニの貝焼き」をタダで嬉しそうに頬ばる、そのほぼ同じときに、自分とツナガリのある人たちが苦難にある。その意識が、脳ミソのスミのスミのスミの方にでもアルのだろうか、この人物は・・と思う。

歴代総理大臣の中でも、長くその椅子にある首相である。思えば、ソノヨウニ軽い人物だからできる芸当なのではないかと思う。所ジョージが、コマーシャルで、「オレより軽いアルミグラ」と、軽量自転車の宣伝をしていたが、首相は、所以上、アルミグラ以上の軽さかもしれない。軽いから、長く走ることができるのであろう。

そうは言ってもタフである。総理の日々の日程など見ても、とてもとても(当方になど)出来そうにないスケジュールをこなしている。その忙しさに紛れているので、ある意味、深く考えることから、本当の反省や自責の念から、解放されているのかもしれない。「点で生きれば点で楽」なのに、ちがいない。

死んでいた安倍を生き返らせた「怪人物」の正体 
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2014-06-27

その日々は、お膳立てされた道筋をただ次から次へと進んでいるだけのように思える。ウニを食って、次に閉会中審査で質疑があれば、そこに出席して、用意された原稿を読む。そこに、「謙虚」とサインがあれば、少々神妙な顔をして、読み上げる。それから、沖縄に飛んで、大田元知事の追悼式に出席する。「基地問題の軽減」などと読み上げる。その実、普天間の規模を超える辺野古基地は、沖縄全体を戦場にする想定のもとで、計画が進められている。地元住民から罵倒されようがなんだろうが、そんなことは関係ナイ。新聞には、「基地軽減」と発言したこと、辺野古“移設”を基地周辺住民の“安全のため”に受け入れた大田氏を尊重していることが記される。罵倒は、書かれても小さく出るに過ぎない。用意された文書を読み上げて、あとは東京にトンボ返りすればいい。

(追記:「辺野古沖埋め立て承認」をしたのは、「大田元知事」ではなく、「仲井真弘多知事」。勉強不足です。申し訳ありません。)

「加計ありき」「辺野古ありき」で押し進める政府・・・(〈風かたか 「標的の島」撮影記〉を読んで)
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2017-07-20

その様子を想像すると、映画『モモ』で、モモの友人で乏しいギターの才能を持つ男ジジが、芸能界で引っ張りダコになる場面を思い出す。着せ替え人形のビビガールを人間にしたような秘書が二人ついて、次から次へと仕事に引き回す。どうして才能のナイ男が、芸能界で華々しい活躍ができるか。そこには、黒幕がいる。ジジは、男たちに脅されている。俺たちが手を引くなら、お前は元のうだつの上がらない男に逆戻りする・・・。

なまじっか思考力などあると、また思考力と用いると、自分を見つめることになり、それくらい怖ろしいことはナイにちがいない。

と、書いて、いまホリエモンの係わるロケットMOMOの記事を『毎日』に探したがない。堀江貴文創業のベンチャー企業「インターステラテクノロジズ」が開発したロケットが、29日・明日打ち上げ予定である。その解説記事が、『日経新聞(p31)』に出ている。全長9・9メートルのロケットを民間企業が打ち上げ、100キロメートルの高度を目指す。民間企業が、である。そのうち、MOMOに核弾頭をつけて、ホリエモンは世界制覇をねらうのだろうか。であれば、かつて糞尿ガスで発電していた北朝鮮といえども、国家ぐるみで頭を使えばICBMくらいできるだろうな、と思う。

(以下は、10年前の当該ブログ記事。「庶民の電気需要をまかなうために人糞等から出るガスを収集貯蔵して利用」する北朝鮮のことが示されている。それから、だいぶ“進歩”した結果がICBMということになるのだろう。であれば、そのことは日本政府がその“進歩”を平和のために利用するよう助けることのできなかったことを証明するものと言えるようにも思う。)

「北」核実験に思う
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2006-10-08


世界は、多様である。そして、同時進行する。自分の知らないところで、見えないところで、同時進行しているであろう出来事に敏感でありたい。


独裁者 床屋の演説(日本語)
Aya Mama
https://www.youtube.com/watch?v=biAAmqaMCvo


独裁者 コレクターズ・エディション [DVD]

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モモ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • メディア: DVD



モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))

  • 作者: ミヒャエル・エンデ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/06/16
  • メディア: 新書



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またまた更新できない「閉会中審査、ヘタな漫才よりもオモシロイ・・・」 [政治・雑感なぞ]

またまた、更新できない。

先の更新が、長文でありながら全文にわたりモンダイなく更新できたので、あらためて、参議院の閉会中審査における共産党の小池晃議員の質疑のもようをご紹介しようとしたが、最後の2行を除き、他のすべてがブログ・ページ上に現れない。

(その動画は、42分59秒あるが、その26分06秒以降がオモシロイ。)


ページ上に出てこないのは、紹介したいユーチューブの記事タイトルであり、そのURL以降である。これは、動画提供者である「日本の政治 CHANNEL」によって、何らかの規制が設けられているということだろうか。本来多くの視聴を得たい投稿者側からそのような規制が設けられるとは考えにくい。

それでは、まさかとは思うが、ソネットブログ側で、このタイトル、このURLに関する記事は更新できないように、規制を設けているのだろうか。それによって、記事が削除、抹消されたということであろうか。

これは、考えうる。アマゾンのカスタマーレビューもそれなりの規約がある。いわゆる公序良俗に反するものは、ダメである。

しかし、これまで、当該ブログで問題なく投稿できたものが、特定の記事だけ投稿できない状態になっている。これは、どういうことか。

当該記事の場合、国民一般にとっては「ヘタな漫才よりもオモシロイ」かもしれないが、安倍政権側にとっては、オモシロクないにちがいない。であるとすれば、先の更新で紹介した吉永みち子発言にある「14年の衆院選の前に、萩生田(光一 自民党筆頭副幹事長・当時)さんらがテレビ局に公平と公正を求めた文書を出」した時と同じように、プロバイダー各社に指示が出ているということだろうか。それとも、ソンタクによるものか。

何かは、不明だが・・・

残されるのは以下の2行だけである。



昨日の加計学園に関する閉会中審査、ヘタな漫才よりもオモシロイ・・・

以下のユーチューブ動画、お忙しい方は、26分06秒以降を・・・


言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家 (中公新書)

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  • 作者: 佐藤 卓己
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2004/08/01
  • メディア: 新書



安倍政治と言論統制 (テレビ現場からの告発!)

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  • 作者: 『週刊金曜日』編
  • 出版社/メーカー: 金曜日
  • 発売日: 2016/03/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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池上彰、吉永みち子、荻上チキ、鈴木秀美ら「開かれた新聞委員会」談話(『毎日新聞』7・27紙面から) [政治・雑感なぞ]

『毎日新聞』には、「開かれた新聞委員会」というものがある。紙面を検証して批判する第三者を用意しておき、自己反省の機会としているのだろう。その談話を、定期的に紙面に載せる。

メンバーは、荻上チキ(評論家)、鈴木秀美(慶大教授)、吉永みち子(作家)、池上彰(ジャーナリスト)の4人の委員から成る。

本日のテーマは〈「安倍1強」に陰り 言論の役割再確認〉となっている。紙面2ページを用いたものだが、そこから目に留まったものだけ抜粋してみる。私事だが、以前、某著名先生の講演に参加し、質問したことがある。前置きをおいたけっこう長い質問だったのだが、翌日新聞に掲載された質問は、たった1文になっていたので驚いたことがある。委員会談話も、同様の処置がなされていることだと思う。そのようにしてマトメられたものを、さらに切り離して「抜粋」するものなので、そのようなものだと思ってご覧いただきたい。


#秋の臨時国会で自民改憲案提出(政権のメディア選択検証を)

池上:安倍首相の頭には「憲法を変えたい」ということしかないようで、日本をどうしようということが見えてこない。自民党の中の議論とどう整合性がとれるのか、改めて検証しなければならない。

荻上:安倍政権のメディア選択が進んでいる。メディア選択について他国の例や、その国のトップの対応と比較しながら、政権のメディア利用を検証することも必要かと思う。

鈴木:首相が国民に本当に丁寧に説明する気持ちがあるなら、読売新聞の単独インタビューはないはず。メディア選択は丁寧な説明とは矛盾している。

池上:スケジュールや期日が出て来たときに、国民投票法はこのままでいいのかと問題提起するのでは遅い。折に触れて議論が必要だ。

吉永:新しい憲法の持つ意味を、私たちが判断できるようなかたちで提示していただきたい。改憲という安倍首相の悲願がかなった場合に何が変わるのか、重要なことが決まってからでは遅いのだから。

#森友・加計学園問題と情報公開(「知る権利」を生かし切れぬ運用)

鈴木:大学に勤めてきた経験から言えば、加計学園の定数はあまりにも多い。新設が適正か論じてほしい。法科大学院が一時期は70校もできたが、店じまいする大学が増えている。それは今回と似たような話に思える。

池上:東京新聞社会部記者のことが話題になり、官房長官会見に出られるのは政治部記者だけではないとわかった。いろいろな立場の記者が会見で質問する必要性を実感した。

荻上:政権とメディアとの距離感は重要な論点だ。(略)メディアの政権との距離のとり方によって問うべき内容まで変わることが証明された。各新聞がどんな質問をしたのか、どういった意図でメディアが報じたのかをまとめる必要がある。

吉永:新聞はなぜもっと早くから安倍1強の体質を激しく追及しなかったのか。言うべき時に言うべき抗議をしてこなかったのではないかという気もしている。徐々にメディアも自主規制しそんたくした。14年の衆院選の前に、萩生田(光一 自民党筆頭副幹事長・当時)さんらがテレビ局に公平と公正を求めた文書を出した時、テレビ局側からすぐに抗議の声があがらなかった。やるべき時にやらないことが後々きいてくる。

#都議選後、内閣支持率急落(記者会見、もっと追及して)

吉永:(都議選直後の「毎日新聞」の首相単独インタビューに関して)支持回復に利用される恐れもある。でも、政治部長の論文や3面クローズアップの記事があったから良かった。ただ、「具体的に何を反省し改めるのかには言及しなかった」とか「述べるにとどめた」という表現は気になった。新聞にはこうした表現が結構出てくるが、言及させてよ、とどめさせないでよ、なぜとどめちゃうの?という素朴な疑問が残ることはある。官房長官会見で食い下がる記者に共感したのは、それまでモヤモヤしていたからでもある。

荻上:官房長官会見はましだ。それより首相会見はひどい。予定調和のやりとりで首相がアドリブで答える場面が見当たらない。フリーの記者は参加しているが、指されない。

池上:憲法に基づき野党が臨時国会の召集を要求している。自民党が12年に発表した憲法草案では20日以内の召集を義務づけているがやろうとしない。あらためて報じてもいい。8月初めの内閣改造後の記者会見も厳しく追及してほしい。また、役人の記録は公文書だと思っていたが、それを私的メモにするという抜け道があったことには驚いた。運用でいくらでも抜け道がある。それをふさぐことも記者の仕事として重要だ。

#天皇退位特例法成立(上皇や元号の論点幅広く)
省略

紙面には「総括」として、松木健編集編成局長、小松浩主筆のコメントがでている。見出しとしては〈「国民の側」意識して報道〉とある。


「毎日」の3世紀―新聞が見つめた激流130年

「毎日」の3世紀―新聞が見つめた激流130年

  • 作者: 毎日新聞社
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2002/02
  • メディア: 単行本



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また、更新に失敗 [政治・雑感なぞ]

先の先の更新がうまくいったので、気をよくして、紹介したいユーチューブのタイトルとURL、さらには、国家戦略特区に関する、「国家戦略特区の正体」の著者のことばを記入して、再び更新したが、先の更新部分だけを残して、他の部分は消えてしまう。

なにかの陰謀が働いているのだろうかと思うほどだ。

トランプのアタマよりもグチャグチャの「国家戦略特区の正体」
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2017-07-14

今度はどうだろう?





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閉会中審査、ヘタな漫才よりもオモシロイ・・・ [政治・雑感なぞ]

昨日の加計学園に関する閉会中審査、ヘタな漫才よりもオモシロイ・・・

以下のユーチューブ動画、お忙しい方は、26分06秒以降を・・・


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ヘタな漫才よりオモシロイ(小池晃 ‏(共産党) VS 安倍晋三総理 ) [政治・雑感なぞ]

ユーチューブに投稿されている「日本の政治 CHANNEL」による昨日の閉会中審査のもようを、漫才よりもオモシロイので、リンクを張ってブログ更新しようとするが、うまくいかない。何回も失敗している。

まさか、妨害行為がなされているのではあるまいかと思うほどだ。

仕方ないので、タイトルだけ、紹介する。


しかし、また失敗した。

タイトルも表示されない。

以前記した「国家戦略特区の正体」の著者の言葉の引用部分も消えてしまう。

小池晃氏の昨日の閉会中審査の42分59秒ある中の26分06秒以降がオモシロイ。


国家戦略特区の正体  外資に売られる日本 (集英社新書)

国家戦略特区の正体 外資に売られる日本 (集英社新書)

  • 作者: 郭 洋春
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/02/17
  • メディア: 新書



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国家的「加計学園」疑獄事件は、このまま収束するか [政治・雑感なぞ]

安倍首相の態度が変わった。「印象操作」を連呼したりヤジを飛ばしたりはしない。しかし、答弁の中身はいっしょだ。昨日、本日の「閉会中審査」全体を見たわけではないが、気付いた点をいくつか示してみたい。

昨日、大串博志vs安倍首相のヤリトリを見た。安倍首相は本日になって、「加計学園」による獣医学部新設計画を「決定当日に知った」という答弁を翻したようだが、昨日の大串議員の質問に対する首相の答えは、「そんなバカな・・」と思えるものだった。繰り返し質され、繰り返し同じく答えたのである。それを本日になって翻し、変更したのは、話のツジツマが合わない、整合性に欠けると思ったのであろう。ウソをカンペキにするためには、ウソをつき続けなけらばならないわけである。実際のところ決定前夜ともいえる日々、安倍首相は、加計孝太郎氏と繰り返し飲食しゴルフに興じているのである。

その際、大串議員は、公務員の職務規定について述べていた。民間業者との飲食、ゴルフを禁じているというのは当方初めて知ったが、考えれば(考えなくとも)道理にかなっている。要するに、「李下に冠を正さず」である。当然である。であれば、行政府の長である首相が、しかも、国家戦略特区のトップである人物が、飲食、ゴルフをしていたのは、そこでカネを払ったのが誰かにかかわらず、由々しい問題である。実際のところ、繰り返し、疑惑を招く行為を行い「李下に冠を正」シタのである。(以下のサイト「公務員との付き合い方~注意すべきは贈収賄だけではない」に、「利害関係があるときに禁止される行為」として、ゴルフ、一緒に旅行など挙げられている)。
https://www.asami-keiei.jp/2015/10/19/mhlw/

その大串議員が本日の『毎日新聞』のオピニオン欄、論点『国家戦略特区』に登場して意見を述べている。簡単にまとめるとそこには「誰が首相になっても不透明な手続きが行われないような仕組みを構築すべきだ」とある。記事見出しは「透明性確保する仕組みに」となっている。そのような指摘のなされざるを得ない透明性が確保デキナイ仕組みの元で、総理大臣がからんだ国家的「加計学園」疑獄事件が起きたということなのだろう。安倍首相の大叔父佐藤栄作は(自由党幹事長のとき)、「造船疑獄事件」で逮捕状が出されたものの、指揮権発動で逮捕を免れたが、国家戦略特区「加計学園」疑獄は、疑惑のトップが首相である。

首相は、行政府の長として、一見透明性を確保したかに見えるカタチの中で、オトモダチに便宜を図った。それはめぐりめぐって自分や自党に恩恵をもたらすものとなるのだろう。自民党支部が政治的に中立でなければならない加計学園のグループの中に置かれていたことも本日指摘されていた。

その一見透明性を確保したかに見えるカタチが、本日も首相の口から語(騙)られた。「民間議員の入った諮問会議、専門家を交えたワーキンググループで議論して適切に判断されている。」というものだ。

この諮問会議とワーキンググループは、いわば国民の大多数を惑わす魔法の言葉である。小渕優子議員、枡添元都知事の保身に用いられた「第三者委員会」と同様の言葉だ。その実態を知らない人にとっては、たしかに「透明性を確保している」かに見えるだろう。だが、実際は異なる。

「茶番」、小渕氏の関与否定を追認(第三者委員は、まるで「飼い犬」)http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2015-10-20

本日の『毎日新聞』のオピニオン欄、論点『国家戦略特区』には、過日当該ブログにその言葉を引用させてもらった郭 洋春立教大教授が登場している。消極的意見の側としてである。その反対に、積極的意見の持ち主としては八田達夫国家戦略特区ワーキンググループ座長が意見を述べている。

トランプのアタマよりもグチャグチャの「国家戦略特区の正体」
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2017-07-14

郭教授と八田座長の、加計学園獣医学部新設を意義アルものとするために必要なことを論じている部分、その意見の共通する部分をそれぞれ引用してみる。

郭教授:獣医学部新設に関しては、世界最先端の獣医学教育に取り組む海外の大学を誘致し、世界レベルの研究者を招くのであれば特区にする意義はある。

八田座長:ペットの獣医師は足りているかもしれないが、低成長の続く日本経済を活性化させるには、こうした有望分野で世界的に勝負できる研究者を育成することが欠かせないはずだ。

お二人とも、世界的に勝負できる、世界最先端の獣医学教育に取り組む研究者を招くと同時に育成することが「国家戦略特区」として選定するだけの意義を備えたモノとなることを示している。

ところが、加計学園の実際については、どうかというと、新設を認定してもらうために、必要な頭数の教授陣を揃えるために奔走していたと聞く。そうして集めたのが、退職する教授や大学院を出る予定の人達だと聞く。言葉はワルイが、そんなロートル教授や大学ポンと出の青二才准教授らで、世界最先端の教育を実施できるわけがないのではないだろうか。


国家的「加計学園」疑獄事件は、終止符を打ったのだろうか。「民間議員の入った諮問会議、専門家を交えたワーキンググループで議論して適切に判断されている」との説明に、ラジオ、テレビ、インターネットで視聴した方々は納得できただろうか。野党側は加計孝太郎氏らの証人喚問を求めている。

本日の『毎日新聞』社説には「官邸側は、前川氏や一連の文書を残した文科省が「勝手な思い込みをしている」と言いたいようだが、前川証言を覆す記録文書などは出せないままだ / 閉会集審査はきょう参院予算委員会でも行われる。解明に進展がなければ、虚偽の証言が罰せられる証人喚問を検討しなくてはならない。 / 首相はこの日、「計画を白紙にすることは考えていない」とも名言した。そうであるなら、より納得のいく説明が必要となる。」と記している。


国家戦略特区の正体  外資に売られる日本 (集英社新書)

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「加計ありき」「辺野古ありき」で押し進める政府・・・(〈風かたか 「標的の島」撮影記〉を読んで) [政治・雑感なぞ]

沖縄のことは少しは理解しているつもりでいた。普天間・辺野古の米軍基地問題についてだ。

ところが、今、下記書籍〈風かたか 「標的の島」撮影記〉を読んで、ハンマーで頭を殴られた気分でいる。


風かたか 「標的の島」撮影記

風かたか 「標的の島」撮影記




これまで当該ブログで「辺野古移設」と記してきた。大手メディアもそう表現してきたと思う。もっぱら、当方のモンダイ意識は、普天間基地の移設先となる辺野古の海を破壊するべきではないという環境への思いであった。ジュゴンの海をどうするのよという思いであった。

ところが、現実はそんな甘っちょろいものではないことが分かった。

政府が「辺野古移設」の理由にあげる「基地近隣住民の安全のため」は、口実に過ぎず、普天間の基地機能を辺野古に「移設」するとは、実質的により大規模な軍事基地を新たに造成することだ。(「2015年9月16日 沖縄と本土メディアの隔たり」 p54)には次のようにある。

〈政府はあくまで「普天間飛行場をどこかに移すだけの話だ」と国民全体を騙しつづけたいのだろうが、毎回書いているように辺野古の基地計画は「代わりの施設」という範疇にない。「普天間基地の危険をなんとかしようと思っただけなのに・・・」とうそぶいても、もう誰も騙されない。この軍港機能つきの複合軍事基地計画は日本の運命をも変えるのだ。沖縄だけでなく、どこに造っても、集団的自衛権の名のもとに日米の軍隊が使う出撃基地になってしまう。だから全国民が反対すべきだと私は思っている。だが、その恐ろしさを知る沖縄だけに、「お前のところに置く以外にない」と政府は迫る。〉 

しかも、そこにあるのは、沖縄住民への配慮ではなく、もっぱらオトモダチであるアメリカへの配慮である。日米軍事同盟をまっとうするために、誰かしら犠牲にならねばならない。仮想敵である国々(中国等)から日本本土そしてアメリカを守るには、沖縄の島々(その住民)がまず犠牲となる必要がある・・・。

それは、太平洋戦争で唯一地上戦の舞台となって多くの犠牲者を出した沖縄の人々にとって、今度は中国相手に日本本土を守る防波堤になれというに等しい。

〈日本列島と南西諸島を防波堤として中国を軍事的に封じ込めるアメリカの戦略「エアシーバトル構想」〉についてご存知だろうか? 当方は、本書ではじめて知った。そのことを、政府は、国民にきちんと知らせてきたのだろうか。知らせようとしてきたのだろうか。それによって、事実上、最終的に守られるのは、日本国民ではなく、オトモダチであるアメリカである。そして、最初に、敵の標的にされ戦場となるのは、まず基地のある沖縄であり日本本土である。

今、防衛省の日報隠蔽が騒がれているが、隠蔽以前の問題である。知らされるべきことすら、知らされずにいる現状を何と評したらいいのだろう。ウソに、知らせるべきことを知らせないことも含まれるなら、立派に国民を欺いてきたと言えよう。

佐藤優の最も尊敬する外交官・吉野文六が「沖縄密約」を認めた、その理由 http://bookend.blog.so-net.ne.jp/archive/c2305197846-1


新たな獣医学部新設の認可が不公正な仕方で行われ、当初から決まっていたことを評して〈加計学園ありき〉と言われるが、辺野古も同様である。オトモダチのために、最初から辺野古は身売りされることに決まっていた。〈辺野古ありき〉であった。そのことが、つぎのように記される。

〈しかし、まもなく撤去可能なフロート、型施設をどこに置くのかという話が始まり、沖合い埋め立て案に変わり、北部のどこにするのかという予定地探しの報道に移行する。これさえ本当に一から探していなかったことは、あとからわかる。 / 浮かんでは消える候補地はあった。しかし、いま考えれば全部ダミーにすぎなかった。96年末の日米合意の直後、米軍の幹部が「1966年に辺野古に計画されたプランが有効だ」とメールでやりとりしていたこともスクープしたことがあるが、実際に辺野古以外の場所が真剣に検討された痕跡はない。〉(「20年間、果たせない約束」p159,160)


この本は、強烈である。沖縄の現場に居合わせることのなかった人に現場を、時を共にすることのなかった人に歴史的経緯を、基地問題を一地方の問題ではなく、自分の問題であることをしっかり教えてくれる。

そして、政府の国民への向かい方も分かる。


映画『標的の島 風(かじ)かたか』公式サイト
http://hyotekinoshima.com/introduction/

この砦が、最後の希望──なぜ私たちは闘うのか?
『標的の島 風(かじ)かたか』三上知恵監督インタビュー
http://rooftop.cc/interview/170227154049.php

『標的の島 風かたか』三上智恵監督インタビュー(前編) 宮古島、石垣島が米中戦争の捨て石にされる!『標的の島 風かたか』監督が語る南西諸島自衛隊配備の本質
http://lite-ra.com/2017/03/post-3020.html
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保坂正康の安倍晋三評(『昭和維新史との対話』から) [政治・雑感なぞ]

先に「本物のテロリスト」について引用したが・・・

本物の右翼・テロリストとは・・(現代書館『昭和維新史との対話』保坂正康氏と鈴木邦男氏対談から)
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2017-07-13

その本のなかで、安倍晋三首相のことが語られている。母方の祖父ではなく、父方の祖父について取り上げたうえで、孫のことが評されている。





***以下、引用(強調表示は、環虚洞による)***

議会の抵抗

鈴木(邦男):戦前の議会でも頑張っていた議員はいましたよね。例えば斎藤隆夫は有名ですけど、それに続いて昭和12年の“腹切り問答”の浜田国松もいます。それに安倍晋三の父方の祖父、安倍寛もいました。彼らは軍部に対しても、国会議員として言うべきことを、はっきり言っていましたよね。ちょっと余談ですが、こんなに立派な人がいたのに、なぜ安倍首相は母方の祖父の岸信介のことばかり言うんでしょうか?

保坂(正康):安倍寛は、安倍晋太郎の父親ですね。安倍晋太郎自身はどちらかというと、安倍晋三とはちょっと違う考え方の保守だったと思います。安倍晋三の言う「保守」の意味するものが僕にはよく分からないのは、彼の言葉には思想の裏打ちをまったく感じないからです。思想があればいいというものじゃないけど、公的な仕事をする人なら「この人はこういった枠でものを考えているんだな」と、大筋では伝わってくるものがありますよね。だけど、その枠が分からないと、一体、何を求めているんだろう? ということになる。その不安を、僕は安倍晋三に感じるんです。・・略・・

(「第1章 国家改造運動の群像」p33,34

**引用ここまで**

この本を読んでいくと、パッションのみで動いたかに見える昭和初頭のテロに係わる人々が実は「思想」の持ち主たちであったことが示されている。

その一人、農本主義の橘孝三郎について語られている部分を引用してみる。

***引用、ここから***

保坂:(・・略・・ )橘(孝三郎)さんは恐らく「君の政治思想の捉え方は、戦後の通俗的な発想を踏襲しているだけだ」ということを指摘してくれたんだと思います。そんなやりとりをしていく中からそれまで総花的で整理されていなかった僕の知識が、橘さんとの対話を通じて整理されてきたんです。それで「先生の言うことがだんだん分かってきました」と言ったら、「そうだろ、一口に“右翼”と言ってもぜんぶ違うんだ。それはもはや一括りに“右翼”と言っていいのかさえも疑問なくらいなんだ」と言って、自分と北一輝がどう違うのか、大川周明とは考え方に違いはあるけれど、お互いに尊敬しているような感じだと言っていました。井上日召和尚とはこんなところが違う、彼はこう考えるが、わしはこう考えるなど、詳細かつ具体的に思想を全部整理して解説してくれるんです。そういった分析を活かし彼は『天皇論』というとても厚い本を書いているんです。

鈴木:ええ、彼の『天皇論』は、僕も読みました。分量もすごいですが、内容がすごく濃密ですよね。とてもすべて理解できませんが、付け焼き刃や借り物の知識なんかではとうてい書けない本で、圧倒されます。

(ここまでは 「第2章 五・一五事件と農本主義」 p45、46から)

保坂:そう。橘さんにインタビューを申し込んで、それならまずベルグソンを読んでこいと言われたときには、僕はベルグソンなんかバカにしていて全然読んでいなかったから、それから急いで一所懸命読んで大変でした。

鈴木:当時の国家改造運動をする人たちは、インテリですよね。橘さんも英語で天皇論を書いていたんじゃないですか。

保坂:ええ、英文もできたし、さらにラテン語も読めると言っていました。相当なインテリなんですよね。僕が昭和40年代の終わり頃に彼のもとに通っていたときに、「君は何をやって飯を食っているんだ?」と聞かれたので、フリーの物書きで、なんとかやれそうですと言ったら、「そうか、君みたいのがうちの親戚にもいるんだよ」と言うんです。

鈴木:立花隆さんのことですか?

保坂:そうそう。橘孝三郎さんは立花さんの大叔父に当たるんですね。僕はそのとき、まだ立花さんのことを知らなかったから、そうですかと言っただけだったんですが、ずっと後になって知り合いになったんですね。それで実はあるとき立花さんから電話があって、橘孝三郎が獄中にいるときに密かに手記を書いていたと言うんです。近衛文麿等とかに届ける上申書だったんです。それを小菅の刑務所の医者に託したけど、結局その医者が誰にも渡さなかったらしいんですね。自分の持ち物としてずっと持っていた。その医者が死んだときに、息子さんから連絡があったようです。その獄中手記で橘さんは、自分が五・一五事件のときに訴えたことが国策として活かされなければいけない、と記しています。そして事件に関した自分の行動について自省の気持ちはまったくない、ということが書いてありました。橘さんは、五・一五事件で逮捕され獄中にいたときに反省していないとはっきり表明していたんですね。逆に、自分の行動を政策に活かしてほしいと訴えていたんですね。

(ここまでは 「第2章 五・一五事件と農本主義」 p69、70から)

戦前、経済偏重に警鐘 農本主義が放つ現代性(「追加金融緩和」とカラメテ)
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2014-11-01



五・一五事件―橘孝三郎と愛郷塾の軌跡 (中公文庫)

五・一五事件―橘孝三郎と愛郷塾の軌跡 (中公文庫)

  • 作者: 保阪 正康
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2009/07
  • メディア: 文庫



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