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放送大学「教育心理学概論」三宅なほみ先生 亡くなる [ニュース・教育]

うちはテレビを置いていない。そういうわけで、もっぱらラジオを聞いている。といっても、おもしろい番組があれば、聞くが、なければ聞かない。あたりまえのハナシである。

最近は、おもしろい番組がないときには、放送大学を聞くことにしている。特に決まった講座を聞こうなどというのではなく、数学であろうと語学であろうとオカマイなしに聞くのだが、そうすると、高齢で入れ歯がうまく合ってないのでは・・と思われる老先生が、在りし日の林家彦六師匠のように揺れる声で講義していたりして、そっちの方がおもしろかったりする。

昨日夜、放送大学にチューニングしたら「大学の窓」で、講座の紹介をしていた。2014年開設講座「教育心理学概論」の案内で、ミヤケという先生が紹介された。男女の先生が紹介されて二人ともミヤケである。どうも夫婦らしいのであるが、夫婦としては紹介されていなかった。

女・ミヤケ先生の声がはつらつと若く印象的で、年齢はいくつくらいだろう?40代?などと思っていたのである。そうしたら、15分ほどの番組の終わりに、そのミヤケナオミ先生が亡くなられたという追悼メッセージが発せられた。

入れ歯の合わない老教授であれば、声も揺れてるしなあ・・と、それはそれで納得するのであろうけど、女・ミヤケのハツラツをずっと聞いていたので、なにか水を浴びせられたような思いがした。

それで、調べていたら・・女ミヤケ先生は60代半ばで、癌で亡くなられたことを知った。当方は、どこまでいっても他人なので、(聖書によれば、祖先をさかのぼると、みなアダムに繋がり、結果「人類は兄弟」ということになるが・・)愕然の度合いはソレナリだが、親しく知るゆえに、当方などはるかにしのぐ仕方で、なほみ先生の死に愕然とされている方も知ることになった。

学者先生どうしが、どのように研究をし、知識の交換をしているのかを垣間見たようで、興味深く思った。

なほみさん、ごめんなさい
(大津研blog)
http://oyukio.blogspot.jp/2015/05/blog-post_31.html


三宅なほみ(ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%AE%85%E3%81%AA%E3%81%BB%E3%81%BF

東京大学 大学院教育研究科 三宅なほみ研究室のページ
http://coref.u-tokyo.ac.jp/nmiyake/profile/

youtube
三宅なほみ先生対談「協調学習:高校の授業をインタラクティブに!」
https://www.youtube.com/watch?v=vjMsFsJ0gAU


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つづく


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「未来のグローバル人材」(亀山郁夫名古屋外大学長記す) [ニュース・教育]

「日経新聞(4・13・p16)」に、

亀山郁夫名古屋外大学長が、「未来のグローバル人材」と題して寄稿している。

記事リード部には、「グローバル化の進展で英語が事実上の世界共通語化している中で、名古屋外国語大学の亀山郁夫学長は、英語に加えて、もう一つの外国語習得が必要だと指摘する」とあり・・、

見出しには〈「英語+1」外国語習得を〉〈問われる意思疎通力〉〈複眼思考養う〉と、ある。


記事そのものは、亀山学長が、この4月の入学式にあたり、変遷する世界を予測しつつ学生ら語った式辞についてふれながら、名古屋外大の取り組みについて記すもの。

昨日更新した雑誌「ふらんす」発行の意味ともクロスしてくる部分を以下に引用してみる。

創刊90年、語学雑誌として最も古い
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2015-04-21

***********

英語以外の外国語を学ぶ意味については、もう一つ、別の視点からの考察も必要だ。すでに成熟国の段階に入った日本の将来にとって、イノベーティブ人材の育成とは別に、新たなグローバル人材モデルの構築が不可欠である。目ざすべきは、世界の企業人からレスペクトされる成熟した企業人だ。そしてその根幹に据えられるべき理念とは、多文化共生の理想である。まさに他者を受け入れる寛容さを育てなくてはならない。


外国語を学ぶことは、異なる他者との不断の対話を意味する。外国語を通して、言語や文化的背景を異にする人々の思考様式を学び、彼らのアイデンティティーを受け入れ、同化しようと心がける。まさしくその努力のなかに、大学教育が本来培うべき批判的思考と他者への共感力の源が潜んでいる。未来のビジネスは、そうした健全な精神の持ち主同士のフェアプレー精神で戦われるべきであろう。

こうした状況をにらみながら、私学がなしうる「外国学」を模索した結果、名古屋外大は「世界教養」(ワールドリベラルアーツ)の理念にたどりついた。私なりに考える「21世紀型外国学」のモデルである。

英語という絶対的なファクターを基盤に置きつつ、世界の多文化性、多言語性に立脚した教養とでも呼べばよい。

(以下省略)

*************

名古屋外国語大学 公式ホームページ
http://www.nufs.ac.jp/

世界教養学科とは
http://www.nagoyagaidai.com/gakubu/sflanguages/index_07.html


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〈「肥った豚よりも痩せたソクラテスになれ」にまつわるウソ〉から出たマコト(東大卒業式の式辞から) [ニュース・教育]

東大教養学部の卒業式に臨んでの石井洋二郎学部長の式辞が話題を呼んでいるという。

東大卒業式の式辞が深いと話題に「善意のコピペや無自覚なリツイートは......」(全文)
The Huffington Post | 執筆者: HuffPost Newsroom
投稿日: 2015年04月08日 13時57分 JST 更新: 2015年04月08日 15時18分 JST
http://www.huffingtonpost.jp/2015/04/08/tokyo-university-speech_n_7022498.html
(「つづく」部分に全文引用)

石井先生は、人口に膾炙する言葉「肥った豚よりも痩せたソクラテスになれ」にまつわるウソをしめし、社会に巣立つ学生らに、自分のあたまで考え、責任をもって発言する「タフでグローバルなソクラテス」になるよう勧めている。内容には、「深い」だけでなく、ジ~ンとくるものがある。

はなしのシメに、石井さんは、ニーチェの「炎と灰」にまつわる言葉を引用している。(ちなみに、本当にニーチェかどうかはまだ確認していないのだが・・・)


アーサー・ウィリアム・ワードの言葉にしたがうなら、「心に火を付ける」話ではなかったかと思う。

*************

「凡庸な教師はただしゃべる。少しましな教師は理解させようとする。優れた教師は自らやって見せる。最高の教師は子どもたちの心に火を付ける」

(“The mediocre teacher tells.The good teacher explains.The superior teacher demonstrates.The great teacher inspires.”)

吉田松陰の学習を奨励:山口県教委
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2009-04-09

*************


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つづく


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50代男性中学講師、フェイスブックに生徒の正座画像投稿 [ニュース・教育]

ニュース見出しに「50代男性中学講師、フェイスブックに生徒の正座画像投稿」とあるので、どんな写真かな?と記事を見たが、アタリマエの話で、さすがに、掲載されていない。

いわゆる「体罰」として、生徒を「正座」させ、その画像をフェイスブックに投稿し、それが騒ぎになったようだ。


中学時代、日本陸連の理事に名を連ねるエライ先生に、クラス全員、正座させられ、オマケに1時限を費やしてお説教をこんこんと聞かされた世代(50代)としては、エライ時代になったと思う。

自分たちのさらに前の世代ならば、先生に叱られたなどと家に帰って言おうものなら、オマエが悪いからだろうと、叱られた理由など関係なしに、親からまた叱られたと聞いている。そうした先輩方からしたら、「日本は、もはや日本ではナイ」などと仰有るかもしれない。

それでも、コノ先生は、「ロビーにあった幼児コーナーで30分遊ばせ」たともあるので、たぶん騒いだ生徒を「おまえたち、そんな子どもみたいなことをしているなら・・・」と、遊びを強制し、ロビーで、いわばサラシモノにしたということなのだろう。「解散時に親の前で泣かせた」ともあるので、そうとう自分のした「指導」に自信をお持ちだったようでもある。

正座は、させたとしても、ソレを公表してサラシモノにすることは、自分たちの頃はなかったように思う。ソレは、その場のこととして、新たに出直しをはかる機会としてケジメをつけ、その後は、先生も生徒も晴れ晴れと学校生活をおくっていったように思う。その点、コノ先生、すこし度を過ごしたかなと思う。

学校側は、「今後、処分を検討する」ということだが、「行き過ぎた。申し訳ない」と、先生は反省を口にし、「厳しい指導」を受けた生徒も、自分たちの非を認め、しかも、先生の身にふりかかるであろう処分を案じているほどでもあるので、もはや「処分」の必要はナイようにも思う。

学校サイドにとって一番のモンダイは、コトが公になってしまった以上、ソレに対して何らかの対応をする必要があるということだろう。世間に知られた以上、世間の思惑を忖度しつつ、“適正な処分”をしなければならない。そのことが、今、試されているということだろう。そうするにあたって、学校の体面を保つと同時に、処分する側である自分たちの保身も同時にはからなければならない。

「先生、フェイスブックなんかにのせて、面倒くさいことをしてくれたなあ・・」というのが本音だろう。

どんな「処分」となるものやら・・・


体罰の社会史 新装版

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************

50代男性中学講師、フェイスブックに生徒の正座画像投稿

2014年11月11日6時0分 スポーツ報知

神戸龍谷中(神戸市中央区)の1年生のクラス担任で生活指導を担当する50代の男性講師が、生徒を正座させている画像を自分のフェイスブックに投稿していたことが10日、分かった。学校は講師を10日付で自宅待機とし、今後処分を検討する。

学校によると、講師は今年7月17~19日に兵庫県豊岡市で実施した1年生の臨海学校で、部屋で暴れていた男子生徒2人を指導として正座させた画像を投稿。ほかに「ロビーにあった幼児コーナーで30分遊ばせる」「解散時に親の前で泣かせた」などの記載もあった。

講師は「指導として厳しくやったつもりだったが行き過ぎた。申し訳ない」と話しているというが、正座した生徒から学校に抗議はなく「自分たちが悪いのに、先生に迷惑をかけてしまった」と、講師のことを心配しているという。

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骨のある、いや節のある教育委員会 [ニュース・教育]

本日日経新聞を見ていたら、「竹富町に是正要求へ」という記事が出ていた。

竹富町とは、沖縄の西の端の八重山諸島の小さな町である。そんな小さな町でも、「日本である」とチャンと日本国は、認知しているようである。

さすが、干渉するところは、チャンと干渉し、孤島だろうが、環礁の島々であろうが、口を出すようである。

竹富町教育委員会に「是正を要求」したのは、文科省であるらしい。

竹富町教育委員会が、「育鵬社」の公民教科書を拒否したのが、どうもオモシロクナイらしい。

その教科書では、「沖縄の米軍基地負担にあまり触れていないなど」の理由があるようである。

文科省は、国全体に不利となり、一地方にとって益となる情報は、あまり触れられたくないらしい。

それで、本来無償である、教科書を、国は負担しなかったそうである。それで、しようがないので、町で負担してきたらしいのだが、それだけではどうもスマナイことになるらしい・・・。

国というヤツは、どうしてもオンナジ行動を、国民に、取らせたいようで、オンナジ行動を取らない「国民」は、要するに「国民ではない」扱いになるらしい。

「非国民」扱いを公然とするほどにはいたらないとしても、なんらかの懲罰処置が必要と考えるらしい。

そうして、「是正」に応じるなら、不問にしましょうということであるらしい。今、テンカウントでもしているのだろうか・・・。10,9,8・・・

ちなみに、「育鵬社」をウィキペディアで調べたら、元をただせば、フジサンケイグループの子会社のようである。(扶桑社の100%出資子会社で、扶桑社の教科書出版部門が独立したもの:ウィキペディア)

産経新聞の系列である。それで、なっとくした。

産経は、右傾ということになっている。
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2013-01-20


それにしても、さすが、台風のメッカにある竹富。

疾風勁草。風が右から吹こうが、左から吹こうが、しっかり立って倒れない。

さすがに竹は、節がありますからなあ。

**********

(以下、オマケ)

毎日新聞(9月20日)投書欄に、無職 西川さん 75 (四條畷市)が書いていた。

大阪府教委が、府立高校での入学式・卒業式で教職員が君が代を起立斉唱しているかどうか、管理職が口元を目視で確認し、その結果を報告するよう求める通知を出したと報道された。「その状況」を想像して、空恐ろしい気がした。(以下、省略)」

投稿の題は、《君が代斉唱「確認通知」あぜん》 と、あった。

当方は、そのニュースを直接確認していない。だから、孫引きである。

しかし、ちょっと黙視できない投稿である。

イヤアナ空気が動き出しているように思えるので・・・


「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

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博士論文をネット公開:国立国会図書館 [ニュース・教育]

国立国会図書館は15日から、デジタル化した博士論文のインターネット公開を開始した。

同館では1923年9月以降に送付された国内大学院の博士論文約50万点を所蔵。このうち91~2000年度の論文約14万点をデジタル化し、館内で閲覧できるようにした。さらに執筆者から許諾を得た約1万5000点が、今回の公開の対象になった。

一方、同館は1968年までに受け入れた図書や古典籍などのデジタル化に2000年から着手。デジタル化資料は計約200万点に上り、著作権の切れたものや著作権者の許諾が得られたものを順次ネットで公開している。今月28日には約5万3000点が追加され、全体では約40万点が手軽に閲覧できるようになる。

閲覧には、登録など事前の手続きは不要。資料は同館の〈近代デジタルライブラリー〉のサイトから探すことができる。

http://kindai.ndl.go.jp/

(以上、5・20付け「毎日新聞」書評欄のニュースから)


国立国会図書館入門 (三一新書)

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国立国会図書館のしごと

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  • 発売日: 1997
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



稀本あれこれ―国立国会図書館の蔵書から

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  • 作者: 国立国会図書館
  • 出版社/メーカー: 出版ニュース社
  • 発売日: 1994/06
  • メディア: 単行本



文化資産としてのウェブ情報―ウェブ・アーカイビングに関する国際シンポジウム記録集

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  • 作者: 国立国会図書館
  • 出版社/メーカー: 出版ニュース社
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本



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ヘンジン・アインシュタインの遺稿サイト [ニュース・教育]

頭もしゃもしゃ茂木健一郎風天才おじさんアインシュタインは、洗濯石鹸と洗顔石鹸の区別もつかなくて奥様の世話をやかせていたと聞く。やはり、世事を離れての一事没頭、「わたしはダレ・ここはドコ」ということもあったろうと思う。そんな変人オジサンの遺稿がオープンされたという。

毎日ウィークりー(3・31)掲載の記事から、以下抜粋。

**********

Einstein's archived papers going on the web

JERUSALEM(AP)

Albert Einstein's complete archives --from personal correspondence with half a dosen lovers to notebooks scribbled with his groundbreaking scientific research--are going online for the first time.

The updated web portal was unveiled on March 19. Its URL is

http://www.alberteinstein.info/


アインシュタイン150の言葉

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アインシュタイン・ストーリー (ラダーシリーズ)

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  • 作者: ジェイク ロナルドソン
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脳が変わる生き方

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  • 作者: 茂木 健一郎
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変人 埴谷雄高の肖像 (文春文庫)

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  • 発売日: 2009/03/10
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3:「寄り道」のすすめ(灘高伝説の百歳教師橋本武) [ニュース・教育]

’12年前期、東大合格者数で、開成高校(193人)に次ぐ合格者数を誇る灘高(96人)。

その灘高で「伝説の授業」を展開した橋本武氏が、教え子を東大に送り出す秘訣を語っている。

ちなみに、現在の東大総長濱田純一氏も橋本氏の教え子のひとりである。

(以下は「サンデー毎日(3・25)」からの抜粋)

***********

1冊の文庫本「銀の匙」を3年かけて読み解く「スローリーディング」。スローと呼ばれる理由の一つは「寄り道」。物語世界をたどりつつ、本筋からそれて寄り道をし、芋づる式に知識を増やしていく。

《「寄り道」して=調べる力を付ける》

文化、風俗、言葉(干支、「不惑」など年齢の呼称、漢字表記etc)分からないことは逐一徹底的に調べさせる。

「好きなことならやりたくなる。勉強させるかどうかではなく、好きになるかどうか。好奇心が刺激されれば学ぶことは楽しくなる。押し付けで覚えたことは必要がなくなったらすぐに忘れます。そんな知識では社会に役に立たない」


《「寄り道」して=考える力を付ける》

*新聞連載だった「銀の匙」の各章に“自分なりの”タイトルを付けさせる。
(文学作品・教科書としてでなく、自分だけの物語として記憶されていく。)

*章ごとの要約させる。
(必ず200字。最後に句点をいれさせる)
(文章力と語彙力が見につく。正確に指定字数で収めようとすると言葉や文字に敏感にならざるをえない)


《「寄り道」して=追体験し、五感で学ばせる》

とかく座学では、視・聴覚だけに頼るようになるが、タコを作らせ飛ばす、駄菓子を買って食べるなどして、5感を働かせて学ぶようにさせる。


ソノヨウナ授業を展開した動機

自分が調べた結果を生徒に押し付けるのではなく、その過程を生徒に調べさせたらいいじゃないかと思った。遊びの感覚と同じ。人が遊んでいるのをみてもおもしろくない、自分で遊んだほうがおもしろい。「遊ぶ」と「学ぶ」を一緒にやらせればいいと思って。


「遊び」と「ゆとり教育」のちがい

本当のゆとりは、ただ遊ぶことではない。水準以上のことをした上で生まれる余裕のこと。古文であれば、中学2年生から草仮名と呼ばれる草書体の万葉仮名を読ませた。昔の人と同じものを読むことで、同時代の人たちへの共感や理解が生まれる。(学ぶべき時期を学年や年齢で切り分けず、必要なときに必要な課題を与えた。)卒業生が「灘の国語をやっていたら、東大の入試問題なんて簡単だ」と言っていた。自分の授業で入試問題を扱ったことはない。水準以上のことをしてきたことの証だと思う。


現・東大総長濱田純一氏が恩師:橋本氏に語ったこと

「先生の授業は、大学で原書を読み解く方法と同じだった・・」


伝説の灘校教師が教える 一生役立つ 学ぶ力

伝説の灘校教師が教える 一生役立つ 学ぶ力




灘中 奇跡の国語教室 - 橋本武の超スロー・リーディング (中公新書ラクレ)

灘中 奇跡の国語教室 - 橋本武の超スロー・リーディング (中公新書ラクレ)

  • 作者: 黒岩 祐治
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2011/08/10
  • メディア: 新書



東京大学 知の森が動く

東京大学 知の森が動く

  • 作者: 濱田 純一
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 2011/03/03
  • メディア: 単行本



銀の匙 (岩波文庫)

銀の匙 (岩波文庫)

  • 作者: 中 勘助
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1999/05/17
  • メディア: 文庫



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2:「寄り道」のすすめ:TBSニュースキャスター杉尾秀哉 [ニュース・教育]

サンデー毎日(3・25)、「新入生へのメッセージ」として、

東大卒のTBSニュースキャスター杉尾秀哉さんが、

《学生は大きな志を持ち、留年してでも海外留学体験を!失敗してもやり直せばよい》

と、コメントしている。

氏は、東大時代、ハードなマスコミで働くにはとにかく体力をつけることが第一と、アメフト漬けの学生生活をおくり、4年時はキャプテンであったという。


TBSに入社して1年目は、先輩に叱られっぱなしでボロボロ。

そんなときものを言ったのが体力。辛い時も多かったが、20代で司法記者クラブのキャップになる。

「反省もある」という。

3年間のワシントン特派員時代は語学で苦労した。経済などの基礎的知識も新聞を読みもっと勉強しておけばよかったと思った。

就活に新聞購読は必須。

基礎的な教養を大切にするよう勧めている。

また、1年間留年してでも海外留学を経験したほうがよい。好奇心が旺盛な学生時代に日本を外から見て学ぶことが大切。失敗を恐れず、大きな志をもって学生時代を送って欲しい。

***********

そう望んで「失敗」するわけではなく、結果としてそうなるのだろうが、やはり失敗は失敗で、順当ではなく停滞するわけであるから、「失敗」も(留年と同様)「寄り道」の仲間と言えるだろう。




テレビ報道の正しい見方 (PHP新書)

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  • 作者: 草野 厚
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 新書



池上彰の新聞活用術

池上彰の新聞活用術

  • 作者: 池上彰
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2010/10/01
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池上彰の新聞勉強術 (文春文庫)

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  • 作者: 池上 彰
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2011/12/06
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1:「寄り道」のすすめ(現役東大生安川佳美) [ニュース・教育]

サンデー毎日(3・25)に、現役東大生で「東大医学部 医者はこうして作られる」の著者:安川佳美さんのインタビュー記事がでている。

そのなかで、東大生について「わたしも含め・・・」気づくことがある、という。

どんなことかというと?

************

勉強に猪突猛進してきたせいか、いろんなものを置き忘れてきたなぁ、と。後悔はしていないけれど、それを拾いに行かなきゃという気持ちになります。

(秋入学になった場合、半年間のギャップタームは「置き忘れ」を拾いに行くチャンスになるかもしれない)

高校時代、勉強のための教科書や参考書は読んできました。でも、自分のための読書はあまりしてこなかったかもしれません。主体的に本を読み、自分の内面を作り上げていく。そんな時間の使い方ができるといい。

************

別に、「寄り道をしなさい」と言われていないが、「置き忘れ」をしたように感じるのは「寄り道」をして「道草を食」えなかったことによるのかもしれない。


東大医学部 - 医者はこうして作られる

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東大脳の作り方 (平凡社新書)

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  • 作者: 安川 佳美
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2006/09/12
  • メディア: 新書



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秋山仁センセ、お久しぶりです [ニュース・教育]

新聞にキタナイおじさんが出ていると思ったら秋山仁センセだ。(失礼!)

当方、あだ名して「ロン毛のジン」(「赤毛のアン」をもじって)と呼んでいる。

だいぶお年をめして、白髪になられたご様子であるので、これからは、「ロン毛のオジン」と呼ぶことにしよう。

ところで、センセ、教育に相変わらず熱心である。談話を読んでいくと熱が伝わってくる。いつぞや、アコーディオンを得意気に演奏していらっしゃる様子を拝見したが、教育は、感動だ!と、持論を奏でているかに思える。

掲載紙は「日経」(3・13)。駿台予備校の宣伝だ。

そこで、アチラとこちらが比較されている。

「欧米の学生が大学で伸びる要因は、学ぶ楽しさを知っているか、論理的に考える習慣が身に付いているかどうかが大きいと思います。諸外国の大学生は大学に大きな目的を持って入学し、そのために4年間ほぼ勉強に専念します。学ぶべき対象と自分の好奇心が合致し、主体的に学ぶ姿勢ができているのです。」

これは当方最近経験したことだが、某国立大学に聴講する機会があって、現役の大学生を見る機会があった。率直な、感想、受けた印象。残念なことだが、「これが大学生!」というものであった。50オヤジ(当方のことです)が自分の同年齢当時を思い出しても、「おさないな!」という印象であった。せいぜい、高校生程度にしか見えないのである。きっとそれ相応の勉強はして難関をかいくぐり、試練の期間を経て大学に入ってきたのだろうが、そのような苦労の陰のようなものも感じられない。キャッキャしていて、学生らしくないのである。

ついでに言えば、(社会学のお偉い先生を他大学から招いての一般参加の講演会であったが)、地元大学の先生方のお偉い先生に対する接し方やお偉い先生のウケを狙った俗っぽい話にも嫌な感じがした。

最近、『教養脳を磨く』で、茂木・林両センセが、イギリスの日本人サークルのツマラナサについて語っているのを読んだが、その印象とダブるものだった。

話がだいぶ逸れてしまったが、センセ(もちろん秋山センセ)の談話のなかで、大学生らしからぬ日本の大学生に大学生らしくなるための秘訣のようなモノが示されていた。アチラの高校生の話である。この高校の過程が日本の大学生に欠けているように思う。それで、大学生が高校生のようなのではないのかと読んで思った次第。以下に引用する。

「米国のエリートが多く通っている寄宿制の高校では、まず、公正であることが徹底され、他人のいじめなどの不正行為を見て見ぬふりをしただけで即退学になる。人を陥れたり、悪口なども当然ご法度。そして、ボランティアが盛んに推奨され、社会をじかに見ることで、法律、政治、サイエンスなど、自分がもっと勉強して人の役に立つ人間にならなくてはという意識を育てる。こうして、まず一人の人間としての在り方を問うた上で、研究者、作家、様々なプロを招いての講演や書物などを通じて知的好奇心を大いに喚起し、学ぶ意欲をかき立てているそうです」

(最後の「そうです」が伝聞のカタチで、情報の信ぴょう性がちと気になるが、センセが言うからにはソウなのであろう。)

さらにセンセは続ける。「ところが日本の若者たちは本を読まない。読書だけでなく、映画館や劇場に足を運び、コンサートや展覧会、講演会に行くことも少ない。」

そうだろな、と思う。読書をはじめとした、圧倒されるような経験に乏しく、過保護にされ、成績さえ良ければチヤホヤされ、社会のモラルから多少逸脱しても大目に見られ、受験対策テクニック主導による知識集めに専念してきただけでは、社会人として幼さが残るのはどうしても仕方のないことのようにも思う。


センセは最後に、「何かをやってみようという気持ちは、すべて感動から始まるのです。若い人にはドンドン自分が面白いと思うもの、大切だと思えるものを貪欲に探し求めてほしい。」

自分のホントにやりたいことを見出し、その社会的な価値をわきまえて、将来、社会を担うべく真剣に学問に取り組む学生は、おのずと大人の雰囲気を醸し出していくにちがいない。




秋山仁の落ちこぼれは天才だ (講談社文庫)

秋山仁の落ちこぼれは天才だ (講談社文庫)

  • 作者: 吉永 良正
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/02/13
  • メディア: 文庫



教養脳を磨く!

教養脳を磨く!

  • 作者: 茂木 健一郎
  • 出版社/メーカー: エヌティティ出版
  • 発売日: 2009/03/23
  • メディア: 単行本



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4:言論思想統制に抗う教師たち [ニュース・教育]

以下は、当該ブログに以前(2006-09-22 )掲載した《国旗掲揚・国歌斉唱に関して》という記事。

「ところで、オマエはその点、どう考えているの?」と尋ねられそうなので、その答えとして再び掲載してみる。 

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東京地裁で、東京都教委が行なった国旗・国歌の"強要"ならびに、指示に服さない職員の"処罰"を非とする判決が出た。

その件で、実際に戦争に赴かれた方(86歳)の感想を伺ってみた。

ソノヨウな方ほど、軍国主義時代の悲惨さを味わっているので「軍国主義思想の精神的支柱」であったとされる日の丸、君が代に反感をもっているのではないかと思ったのであるが、開口一番・・・

〈「日の丸」はもともと船の船籍を証明する印であったものを国旗にしたものだろ。国旗は国旗だよ。「オイラたちは日本だよ」というシルシだろ。否定してしまって、使用しないなんて言ったら、オリンピックの時どうするんだい?どこの国の人間かわかんなくなるよ。シルシとしては必要なものだよね。国歌だって、大リーグの試合でもゲーム前に音楽を流して選手たちが胸に手をあててるよ・・・〉と言って、

そのアトにズバリ、〈日教組の連中は左翼思想にやられてるから・・・〉という感想を聞かせてくださった。

(実際、左翼思想にヤラレテイルのかどうか当方にはよくわからないのだが・・・ )



最近、「ロマ」と呼ばれる人々の経験談を読んだ。「ロマってナンダイ?」という方にわかりやすく言うと「流浪の民」と評される「ジプシー」のことだ。

その一つの言葉が印象的であった。

「ロマは、自分たちの世話をしてくれる政府をもったことがない」という言葉だ。

我々は日本国(政府)の恩恵に浴している。文句をつけたくなるような改善を必要とする制度は多々あるものの、不完全ではあっても制度としては機能しているしソノ恩恵に預かっている。年金や保険などその好例である。郵政事業や警察もそうだろう。

その点やはり感謝すべきであろうと思う。その象徴となる国旗・国歌にふさわしい敬意を示すべきであろうと思う。



ただ、どうもシックリこないのである。



日本を他の国から分けるシルシとしての国旗や国歌の存在の意味を認めることはできるし、それにしかるべき敬意を抱くべきこともワカルのであるが、国旗・国家に過敏になる人たちにとっては、国旗・国歌が単なるシルシではなくソレ以上のものであるから大騒ぎするのであろう。



今回、都教委を訴えた方たちは教職員である。

戦前戦後を通して教職にあった方たちの経験を聞くと、教え子に軍国思想を吹き込んで戦地に送り出し、送り出した教え子たちの戦死の報に接し、教え子を死地に送り出した自分自身は戦後コロッと立場を変えて民主主義を唱導するようになったことに苦しんだ・・・と語る方がいる。

自分が送り出した多くの教え子たちが実際に死んでいったのだ。ソレは辛いにちがいない。戦地に直接赴いた方たちよりある意味で、戦後は重かったかもしれない。

そのような方たちにとって、戦争中、学校という集団の場で繰り広げられた国旗・国歌をもちいた(戦意を高揚させる)愛国的な儀式やそれに対する宗教的な感情は忌避したいという気持ちが戦後ことのほか強くなったのかもしれない。

今回の訴訟も、ソノヨウな経験を引き継ぐ《教職》という立場にある方々ならではの特別な反応なのではあるまいかと思いもする。もう二度と先輩たちのように教え子を戦地に送るまいという願いがあるようにも思う。



国旗を破り棄てたり、国歌の斉唱を大声を上げて邪魔したりするのではなく、自分の思想信条に従って整然とその場に留まり敬意をもって式典を見守る態度をとるのであれば、それは許してしかるべきことのように思う。

この点で、他民族国家、宗教が複数ある国、いろいろな思想信条あるにもかかわらず平和に過ごしている国家のマイノリティーにたいする扱いかたを参考にできるのではないかと思う。

聖書に出てくる「バビロン捕囚」からユダヤ人を解放したペルシャの王キロス(2世)は、被征服民族に対して寛大な統治を行い。それゆえに「古代帝王の鏡」とされたと聞いている。(小学館:ニッポニカ)

アメリカは、徴兵すらソレナリの事情があれば拒否できたと聞いている。



思想信条良心が関係することがらを、上から一方的に押し付け、有無を言わせないで従わせよう、従わなければ処罰しようという都教委のソノ在り方自体がナニカ軍国主義時代の日本という国家を彷彿とさせることのように思われるのだが・・・

マイノリティーの思想信条良心を尊重できてこそ円熟した組織社会であるといえるようにも思うのだが・・・

こんなことで、ガタガタ騒いでいるところをみるとマダマダなのかなと思いもする。

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3:言論思想統制に抗う教師たち(サンデー毎日記事から) [ニュース・教育]

2010年9月4日付け「毎日新聞」の『学校と私』欄に、評論家・作家の吉武輝子さんが「批判なきまじめさは悪をなす」という記事を書いている。

先に記したふたつの記事とも関係深いものなので、以下に全文引用してみる。

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今でも印象に残っている学校の先生の言葉があります。それは「批判なきまじめさは悪をなす」ということです。

敗戦直後の1945年、東京にある現在の東洋英和女学院で、旧制女学校2年生だったころ。私は戦争をあおる教科書の記述に墨を塗りながら授業を受けていました。特に墨塗りが多かった修身と歴史は、岡本先生という50歳前後の女性の方が担当していました。

ある日の授業で、岡本先生が急に黙りこくり、そしてぽろぽろと泣き出したのです。「皆さん、批判なきまじめさは悪をなすことを忘れないでください。私はどれだけ、生きたいと思う若い人を殺すことに手を貸したかわかりません」

きっと先生は、軍国主義を疑うことなく行動したことで戦争に加担してしまった、と悔んだのでしょう。私も言われるままに兵隊さんに旗を振る軍国少女でしたから、とても感動しました。

しばらくたって、先生は「人を教える資格がない」と言って、教員をやめて岐阜の実家に戻る決心をしました。同じ年の冬。先生を見送りに友人たちと東京駅に行くと、先生は列車の中で「批判なきまじめさは悪をなす。忘れないでね」と何度も繰り返しました。

思えばこのころ、学校は先生と生徒が目線を平らにして向き合うことができる場所でした。これこそ本当の戦後民主主義教育です。でも残念なことに、それはやがて子どもへの管理を強め、個性や批判精神の発揮を良しとしない教育へと変ぼうしてしまいました。

96~01年、中央大で女性学の講師をしていて感じたのは、今の若者は寄る辺なき孤独感で覆われているということ。原因が教育にあることは言うまでもないでしょう。

でも、ちまたで言われるように「若者は無気力、無関心で自分の意見がない」とは思いません。私が戦後、米軍による集団性暴力の被害にあった経験など、教科書に載っていないことを話せば身を乗り出して聞いていたし、多くのリポートは、熱のこもった感想や意見でいっぱいでした。

戦中・戦後を知る一人として、私ができることはまだあるように思います。

(聞き手・遠藤拓)

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2:言論思想統制に抗う教師たち(サンデー毎日記事から) [ニュース・教育]

サンデー毎日(2・12号)掲載

〈『良心に従う』ことの重い意味 言論思想統制に抗う教師たち〉

以下その全文引用。

筆者は(木下昌明)氏

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教育現場で「君が代」に起立しなかった教師(約170人)を巡る最高裁判決があった。教師にとって卒業式は“試練”なのか。卒業シーズンを控え、土井敏邦監督のドキュメンタリー「“私”を生きる」が上映されている。

最近パレスチナ問題を撮りつづけた土井には「沈黙を破る」の傑作がある。その彼が、石原都政下の教育現場での言論・思想統制の厳しさに、右傾化する社会の兆しを見てとって作ったのがこの映画だ。

ここでは強権的な都教委に抗う3人の教師に焦点をあてている。一人は家庭科の根津公子。彼女は不起立などで受けた11回もの処分に「消えてしまいたい」と思いつつもじっと耐え、校門に立ち続けて異を唱えている。二人目はキリスト者としての信仰から「君が代」の伴奏を拒否した音楽専科の佐藤美和子。佐藤はストレス性胃潰瘍で倒れ、自殺寸前まで追い詰められる。最後は、「教員の挙手・採決の禁止」の都教委通達を批判した高校校長土居信雄。彼は言論の自由がなくなれば戦争が起こる」と訴える。

映画は3人の苦しい内面にまで迫っている。3人の抗う姿勢の原点の話が興味深い。例えば教会で育った佐藤には、戦争中に「天皇かキリストか」で牧師が拷問され、獄死した歴史への思いがある。

映画を見ていて、筆者は本誌1月22日号の、作家保坂正康と対談する同志社総長の大谷實の発言を想起した。大谷はこう述べている。

「私は法学者として、個人主義は今の日本社会の価値の根源、憲法の原点でもあると考えているのですが、最近は利己主義に通じるとして批判的に見られがちです。しかし、やはり、一人一人が強く生きるという意味で、流行(はやり)の“絆”や社会の連帯、共生も大切ですが、その前に『良心に従って生きる自治、自立の人間』を目指すことが大切だと言いたいですね」

これは“私”を貫くためにたたかう映画の3人にもそのままあてはまる。




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1:言論思想統制に抗う教師たち(サンデー毎日記事から) [ニュース・教育]

サンデー毎日(2.12号)には、中曽根康弘元首相と石原慎太郎とのビッグ対談が出ている。

その対談記事のテーマは「東の石原、西の橋下で共謀せよ」というものだ。

記事によると、中曽根元首相は、今後の国政において、石原都知事に期待するところ大であるらしい。

内容は、お互いに褒め合うケッコウなものであるのだが、その内容はさておき、当方が、気になるところは、「教育改革」についてである。

石原は(以下敬称略)、中曽根に次のように言う。「中曽根さんにアドバイスしていただいたことは大方やりましたが、一つだけ残ったことがあります」と言い、その「一つ」とは「教育改革」である、と言う。

中曽根は、「(自分にとって「難しい課題」だったが、「破壊的教育改革」は)あなたでなければできませんよ」と発破をかけている。

その中曽根の発破に答え、石原は橋下に言及し、「橋下君は私よりもラディカル(過激)にやろうとしています。彼の『教育基本条例案』では、教職員の人事評価で5%の人に最低レベルのD評価をつけ、Dが2年連続の教員はクビにすると言ってます。誰がどういう基準で採点するかなかなか難しい。・・・」と、言って、橋下『教育基本条例案』に、戸惑いを感じているようでもあるが、記事によると、「必要なら、橋下君のまねをする」覚悟でもいるらしい。

これまで、東京都教育委員会は、国旗掲揚、国家斉唱に参加しなかった教職員に対してキビシイ取り扱いをしてきたが、橋下はその点で、さらにラディカルであることを示してきた。これから、さらに、その線で物事が進められていくのだろうか?「国政レベル」で、そのようになっていくのだろうか?

同じく『サンデー毎日』紙上に、〈『良心に従う』ことの重い意味 言論思想統制に抗う教師たち〉という記事が出ている。

「“私”を生きる」というドキュメンタリー映画に関する報告であるが、次回その全文を引用する。



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