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アソウのナチス発言が非難されるのは健全か? [政治・雑感なぞ]

ここのところ、以前収録したVHSビデオを引っ張り出してきては見ている。

本日、その中の一つを見ていて漠然と感じたまでにすぎないのだが・・・

麻生ナチス発言が今、世間にさらされ、批判・非難を受けているが、それは、今日的常識を基準とした(国家によるのではない)一種の言論統制のひとつと言えるのではあるまいかと感じた。そして、麻生非難は健全であるように思われてもいるわけであるが、果して、本当に健全であるのだろうかと思ったりした。(このように記すと、誤解を招きそうな感じもするのであるが)ただ単に「ナチス」という言葉に過敏に反応しているだけではないのかと思いもするのである。


そのビデオとは、NHK・ETV特集で放映された「禁じられた小説 七千枚の原稿が語る言論統制」という番組である。

これから戦争に向かっていく時代背景の中で、国家による言論統制が始まり、国の施策・方針と合わない出版物は発禁処分とされる。発禁とならないまでも、出版物中のふさわしくない文章を削除するように仕向けられる。

そのような言論統制下で、出版社、編集者たちは、自主的に、フサワシクナイと思える文章を削除して発禁処分を免れようとする。言葉を換えるなら、国家に迎合して自己規制・自己保身を図るようになる。

つまるところ何が理由でそうしたかと言うと、発禁になれば出版事業が立ち行かなくなり、「食えなくなる」からだ。


番組紹介のサイトには、

大正8年(1919年)に創刊された“改造”は、急進的な社会批評と人気作家の登用で売り上げを伸ばし、日本を代表する総合雑誌となる。しかし、出版法などによる明治以来の検閲制度の下、さまざまな形の言論統制を受けた。小説も例外ではなかった。
「当局の忌諱」に触れた原稿は掲載中止が命ぜられる。編集者は雑誌自体の発売禁止を避けるため、文章の一部を×印や空欄で置き換えた「伏せ字」を施した。それでも発売後にページごとの削除を命じられる「切り取り処分」を受けることもあった。昭和19年には改造社自体が自主廃業に追い込まれる。

と説明がなされている。
http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2008/0127.html


麻生大臣は、資産億単位の人であるから、政治家失職しても「食えなくなる」ことはないだろうが、それでも、世間から排除されることは免れたいようである。特定の団体に迎合し、特定団体向けのウケの良い仕方で発言をしたのだと当方は思うが、それを「撤回」したことは、いわば、世間(的常識)に対する、一種の自己規制を図ったと言えるように思う。

記者会見で、メモを見ながら「撤回」の会見をしたように報道されているが、「撤回」も結局のところは、特定の団体から世間向けに態度を変えたということだけに過ぎないのではないだろうか。

本当は、「撤回」の自主会見などではなく、現政権にあって副総理に任命されている者として、どういう意図またどういう根拠での発言であるかを、その発言の仕方よりも、発言の中身について、麻生大臣が、自分の言葉で、きっちり話すのを、聞きたいものである。そのような時に、話される本音を、過敏に反応せず、しっかり聞くことのできる度量が国民の側にも必要なのであるように思う。


イギリスではハンドウェーヴィングや誇張は論者として失格であると聞く。しかし、そういう論者もいるということは認めざるをえない。

http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2012-03-02
チャーチルの国イギリスは「リアリズム」の国

麻生大臣もイギリスに行くなら即失格の論者となるかもしれない。それでも、日本はイギリスではない。アソウは、そういう論者なのであると思って聞くしかない。

しかし、実際のところどうなのだろうと思う。自分の発言にキッチリした論拠をもって話しているかどうか疑問に思われる。中身があるかどうかも疑わしく思われもする。せいぜい「漫画 世界の歴史 ドイツ編」を読んだ程度なのではあるまいかと思ってしまう。あるいは、「その時 歴史は動いた ナチス台頭」を見た程度なのではないかと・・・
(ちなみに、ソノヨウナ 本 番組はアリマセン)

http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2012-03-07
イギリス人の歴史意識:茂木健一郎x林望先生対談から 

ソノヨウニ考えると、(前提が誤っていれば、結論もマチガイであることを期待しつつ記すのだが)
つまるところ、日本の大臣とはなんとウスッペライ存在なのかと頭を抱えざるをえない。


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